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おじさん広島一人旅(1日目)

7日の水曜日の東京は、台風14号の影響が残っていて全般的に速い流れの雲が多くて、時々雨が降ったりした。フィリピンの東方海上では数日前に発生していた熱帯低気圧が台風15号に昇格し、今のところ台湾方面へ進路を向けているようだ。

1日経った8日の今日は朝から抜けるような青空だ。8月中旬に来る台風と違って、同じ台風一過の青空でも暑さはかなりマイルドなもので、秋も遠くないことを感じさせる青空だ。真っ青で雲一つない青空にシドニーを思い出してしまう。東京ではこうした抜けるような青空をこの季節に見ることは稀であり、台風の直後くらいしかない。

9月3日(土)~11日(日)の一週間は筆者のちょっと遅めの夏休みである。今年は子供が高校三年生とあって夏休みといえどもスケジュールには長い隙間がなく、恒例の家族旅行も不可能であり、さらに当初8月上旬に予定していた筆者の夏休みも仕事が忙しくてずらさざるを得なくて、結果的にこの週に休みをとることにした。

こういう半端な時期、世間様では夏休みも大方終わっているような時期に、自分だけ休みをとると、「おじさん海外一人旅」の虫が騒ぎだす。だが、この5月にブリスベンへ9日間の一人旅に行ったこともあって、さすがに1年に二度仕事でもないのに家族をおいて一人旅はまずいし、何より先立つものが無い。そうはいっても、ぼーっと家にいるのもなんとなく納得できない。

最近、外国人とのお付き合いが増えて気づいたことは、自分が結構日本のことを知らないということ。生まれ育った都市やその近郊、そして今住んでいる東京都区内とその近郊以外では遊びに行ったところなんて限られている。北から行くと、北海道(小樽・札幌・函館)、東北(蔵王・追良瀬・十和田(これらは高校時代の修学旅行の話だ))、福島(白河/
二本松)、伊豆箱根(こちらは近いこともあって結構行っている)、山口(萩・秋芳台・秋芳洞)&広島(これらはなんと中学の修学旅行だ)、徳島(友人の結婚式だ)、高知(小学生のころ従妹が住んでいた)、沖縄といったところ。そのうち大半はまだ成人前の話で、家族をもってから行ったのは、北海道、福島、伊豆箱根、徳島、沖縄くらいではないかしら。

さらに、よく考えてみると海外一人旅はマウイ(2)、カナダ(1)、ニュージーランド(2)、オーストラリア(2)と何度か行っているが、国内のほうは仕事での出張と帰省以外では一人旅をしたことがないことに気づいた。

実は、この春に広島県呉市に大和ミュージアムなるものがオープンしたのを、以前テレビで見てぜひいって見たいと思っていたので、これは良いチャンスであると、この休みを利用して二泊ほど「おじさん広島一人旅」をすることにした。

最初は9/4~6に行く予定だったが、台風14号の様子を見て延期することとして、急遽ホテルの予約を変更(一旦キャンセルして再度予約)、エアーも予約変更した。この期間、実は風邪気味で喉がいたかったので、延期したのは一石二鳥ともいえる。

さて、自宅近くの地下鉄駅から電車に乗ったのが朝9時。フライトは羽田空港11時20分出発のJAL1607便広島空港行きだ。自宅から羽田までは地下鉄&京急を使って1時間半はかからないが近くは無い。この日は京急の羽田空港改札を出たのは10時20分とフライトの丁度1時間前だった。広島到着予定は12時40分だから、所要時間は1時間20分ということになるが、実際に飛んでいる時間はおそらく1時間ほど。

成田から外国に向けて出発するときのようなわくわく感、緊張感は無いのがちょっと残念だが、一方で安心感もあるのも事実。何かあってもここは日本で自分は日本国籍を持った日本人であり、日本語が通じる社会であり、何より生まれ育った国だという安心感は強い。他国に住んだ経験はないが、やはり生まれ育った国という安心感を持てるというのは、日本はすばらしい国だと思うわけだ。

JAL1607便は定刻を少々遅れて出発した。クラスJは取れなかったので席は予約時の24K。これは自分で選んだ席だが、めずらしく右側にした。海外旅行ではほぼ例外なくA側のシートなのだが、今回はぎりぎりで予約変更したこともあって、A側のいいところが空いていなかったのである。

フライト時間が短いので機内誌を読んだり、飲物(紅茶を頼んだ)を飲んだりしているうちに、機体が降下を初めてまもなく着陸である。ニュージーランドの11時間半とはえらい違いである(って比べるなよ、おい)。

空から見る日本列島は美しい。ニュージーランドは日本と気候が似た国であるが、空からみた風景はかなり異なる。ニュージーランドも山は多いが、日本の山のように緑に覆われた山は少なくて、ごつごつした茶色っぽい山が多いから上空からの風景は意外に綺麗ではない。一方日本の山々は緑が多く大変美しい。そんなことを考えながら緑の山々を上空からみていると、いきなり14時方向に滑走路が見えてきた。なんというか、山の中を切り開いて平らなまな板を置いた感じである。こりゃまた、どえらい山の中に空港を作ったもんだなぁ、と関心。実は、広島へ空から訪れるのはこれが初めてであり、この比較的新しい空港も初めての経験である。これで近くに大きな湖でもあればちょっとニュージーランドのクィーンズタウン空港の雰囲気である。

今回は二泊の一人旅で荷物も少ないため全部機内持込にしたので、荷物が出てくるのを待たずにロビーに出られる。まずは市内へのリムジンバスの往復チケットを買わないといけない。案内にしたがって左手に行くと自動販売機があった。片道だと1,300円だが、往復だと2,360円と微妙にお得。ここから市内のバスセンターまで12時55分発のバスで約1時間のドライブだ。羽田も遠いけれど、ここも遠いわ…かなり。広島バスセンターについたのは13時46分だった。

さて、宿はといえば、リーガロイヤルホテル広島である。インターネットの特別レートで食事無しの連泊プランで一泊8,500円。バスセンターのすぐ隣にあり、広島市内ではおそらくもっとも高い建造物の一つであろう。聞くところでは市内では最高級のホテルらしい。フロントへ向かうと、ベルボーイがすかさず近寄ってきて、宿泊かどうかを尋ねて案内してくれる。フロントはちょっと混んでいたが、まもなく案内されてレジストレーションをする。予約時の条件では16Fまでの部屋だったが、可能な範囲で高層階、禁煙ルームをリクエストしておいたら、22Fの部屋に案内された。海に面した側で遠くに瀬戸内海が見える。

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それにしても腹減った。時計を見るとすでに14時をちょっと過ぎている。荷物は部屋において、昼食に出かける。心当たりは無いがとりあえず腹減った。相生通りを超えて本通りのアーケードに入る。東京的な基準では閑散としているが、実際には東京とか大阪、名古屋以外はこんなもんである。というか、海外の都市をみてもこの程度が普通なのであり、東京の混雑が異常なのであることを改めて感じる。やはりある程度人口密度が低いほうが、人間は心理的に安心感を覚えるのである。

本通りのアーケードをあちらこちら眺めながら、東のパルコのほうへ歩いて行き、パルコの南へ回ってさらに東へ行くと新天地のほうになり、「お好み村」の看板を見つけたので、一も二も無く入る。2~4階があるが、まったくわからないので2階の適当な店へ。

入ったのは桃太郎というお店。時間が半端なのでどの店もすいている。頼んだのは桃太郎スペシャルのそば(うどんというのもある)。広島のお好み焼きは生地はほとんどクレープといっても良いくらい。それにたっぷりのもやしや野菜類、豚肉、ゆでた中華麺、卵。ボリュームたっぷりで、あつあつのものをいただく。うむ、ソースがかなり塩辛いというか味が濃いがうまいですな。好みとしてはもう少し薄味のソースでもいいかと。どちらかといえば、やはり大阪のモダン焼きのほうが好みかしらん。いや、別にけなしているのではなく、素直な感想。実際問題、広島で本場のお好み焼きを食べるのは実は生まれて初めてなのさ。正直な感想は一もに二も無く『旨い!!!!』、広島のお好み焼き大好き!!

さて、腹が膨れたので平和記念公園のほうへ徒歩で向かう。ここは昔々中学生時代に修学旅行できたことがある。アーチ型の記念碑の前でしばし黙祷。そしてしばらく見ていると、意外に外国人観光客が多いことに気づいた。白人のおじさんが近寄ってくると、普通に英語で話し掛けてきた。この記念碑を背景に写真をとってくれということだ。修学旅行か遠足の子供たちが空いてからということでしばらく待って二枚ほどとってあげる。撮ったあと、どこから来たのかと聞くと、イギリスからだという。まあ、遠くから広島までご苦労様。ちゃんとした英語をしゃべれるんだねとお誉めに預かる。悪い気はしないけれど、まあ、こちらも昔と違ってネイティブと仕事で通訳無しでミーティングや電話をするくらいにはどうにかなってきたので、あたりまえといえばあたりまえとも言える。

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この平和記念公園のアーチ型記念碑は正面に立つと、アーチの内側に原爆ドームが綺麗に入って見えるようになっている。気づく人がどれくらいいるか知らないけれど…。このあたりは観光客が多いが、なかでも外国人客が多いのは意外。平和記念資料館に50円を支払ってはいると、ここでも少なからぬ外国人がいる。この手の資料館は世界広しといえども、世界中に広島と長崎にしかない。筆者は中学のときのおぼろげな記憶しかないが、その後改装・拡張されたのだろうか、かなり広くて綺麗になっている。

広島に投下された原爆は50kg搭載していた核物質のうち反応したのは5kgだけだったという。たった10%が反応しただけでこの悲劇なのだから、今の核兵器が実際に使われたら…そう思うと、いや正直なところ想像がつかないのであるが、やはり悪魔の兵器である。

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平和記念資料館で広島市中心部の模型があったが、そこで気づいたのは広島市中心部というのは意外に川の多い街ということ。高い建物が少ないから街を歩いていても周囲の山々を見ることができる。緑が多く川も多く自然豊かな街なのだなぁ、とあたりまえかもしれないことを実感。

歩き疲れたので、17時20分ごろ広島パルコの前のスターバックスでアイスラテを頼んで休憩。HIROSHIMA文字入りのタンブラーを探したが売っていなかった。歩き回ったので喉が乾いた。

さて、晩ご版はどうするか。ディナーというのは国内外を問わず一人旅の悩みの種である。宿(リーガロイヤル)の近くのショッピングセンターのなかに回転寿司があって、一瞬心ひかれたが、入っている客が少ないし思ったほどお得価格ではないので回転寿司はやめて、となりのラーメン屋へ。名前は「しなとら」という名前で、頼んだのはしょうゆ味の「しなとらラーメン」と餃子。あっさりした中華そば風であるが、特別うまいわけでもなく、特別まずいというわけでもないありふれた味。餃子のほうははっきり言ってうまくない。昼を食べてからさほど時間も経っていないから余計にそう感じるのかもしれない。

とにかく腹は膨れたので、ホテル隣のそごう地下で飲物など(ペットボトルの緑茶、カゴメの「野菜1日これ1本」の200mlパック、ちょっと腹減り時のために小魚&ナッツミックス)を買ってホテルへ引き上げる。ああ、歩きつかれたなぁ。

部屋に戻って、バスに温めの湯を張りゆったりとねそべる。バストイレ一体型だがバスタブは広くて貝的。いやぁ、気持ちがいいわ、足と体の疲れが湯に解けだしてゆく感じ。いいねぇ。

さて、明日は朝のうちに出て大和ミュージアムへ行き、それから宮島に回ってみるとしよう。

(写真はすべてRICOH Caplio GX + ワイコン(DW-4))

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