FC2ブログ

おじさん倉敷・尾道一人旅(1)

国内一人旅といえば、昨年夏に広島へ行っている。瀬戸内は結構好きな場所なので、今年の国内一人旅は岡山県倉敷市・広島県尾道市に行ってみることにした。

私は大林宣彦監督の尾道を舞台にした作品のいくつかが大好きであり、一度その舞台となった地を訪れて見たかったのである。「転校生」、「ふたり」、「さびしんぼう」、「時をかける少女」などは幾度も見ているので、いくつかの場面は頭に焼き付いているくらいだ。

■旅の手配■

東京から岡山というと普通は新幹線のほうを使うほうが手軽であるが、今回はJALのマイレージバンク(JMB)会員用のツアーを使うことにした。新幹線利用のツアーというのはあまり多くないしあっても宿の選択肢が非常に限られている。

今回は往復のフライト(往路は機材にクラスJがないので普通席、復路はクラスJ利用)と、ホテル日航倉敷という各部屋40平米以上で大理石張りのシャワーブース付きバスルームといった倉敷でもトップクラスの高級ホテルに朝食つきで二泊して五万円をちょっと出るくらいだ。

■羽田出発■

前日の夜にインターネットでWebチェックインをして座席を前方左側にしておいた。利用したのは羽田空港午前9時5分出発のJL1683便である。自宅を出たのは6時半ごろで羽田の出発フロアに着いたのは8時丁度ぐらい。自動チェックイン機でチェックインしてボーディングパスを受け取る。特にすることもないので、セキュリティチェックを抜けて待合のほうへ行き、フードコートでカプチーノを飲む。

8時50分搭乗開始。定刻にボーディングブリッジから離れるが、誘導路の途中で停止。なんでも前の飛行機が滑走路上で鳥にぶつかったとかで、滑走路上のゴミ(鳥の残骸?)の点検をしているそうでその間プチ滑走路閉鎖。結局10分ほどとまって離陸。

いつも思うのであるが、国内線の一時間とか二時間のフライトで飲み物の機内サービスとか必要だろうか。海外を見ると、三時間とかのフライトでもパック入りジュースを無条件に配り歩くだけのところだって結構多いわけで、新幹線では有料サービスであることを考えたら必ずしもこうした乗客サービスは必要ではないと思う。

途中左手で富士山をかなり間近で見ることができた。新幹線や空路で遠くから見たことは幾度もあるけれど、富士山観光フライト(そういうものがあるのか?)さながらに近くで見ることができた。

338_1.jpg


■岡山空港到着■

岡山に着いたのは10時35分。岡山空港は初めてであるが典型的な地方空港。成田や羽田を見慣れた目には新鮮だったりするが、バス停へのアクセスが非常に短くてかえって便利でよろしい。ここからフライトに連絡している空港バスに乗って倉敷駅北口へ向かう。フライトにあわせているのでバスが出たのは定刻遅れの10時48分で料金は1,000円の所要時間は約35分と広島の半分ほど。

■倉敷到着■

途中山陽自動車道を通り倉敷駅北口についたのが11時25分ほど。降りると目の前にチボリ公園が見える。駅の自由通路を抜けて中央通りを倉敷美観地区方面に南へ歩いてホテル日航倉敷へと向かう。

ホテル日航倉敷は倉敷駅から歩いて8~10分程度という近くもなし、遠くもなしという距離であるが、何より美観地区入口まですぐというのが大きなメリットである。建物は小ぶりなものでありロビーも大半がエレベータシャフトに占拠されていて狭いが内装は豪華になっている。

フロントで名前を告げると、係員がいきなり詫びを入れてくる。JMBのツアーなので予約がはいっていないはずはないと思っていると、何でも食中毒が出たそうで22~26日まですべてのレストランと宴会場が営業停止なのだそうで、近くの倉敷国際観光ホテル(ここも美観地区に非常に近いナイスなホテルだ)の朝食にタクシーのピストン輸送で案内するという。

チェックインは14時半からということなので(このあたり日本のホテルは融通がきかないところが多く海外だと部屋が空いていれば朝でも入れてくれるところが多い)、荷物を預けて食事をかねて外へ出る。

■美観地区■

ホテルを出て美観地区入口まで徒歩2~3分。天気は雨は降りそうも無いが雲が一面を覆っていて写真を撮るにはあまり好ましくない天気。まずは定番の美観地区の倉敷側沿いを歩く。

入ると右手に土産物屋が立ち並ぶがそれらの建物もなまこ壁の雰囲気を壊さない同様の作りになっていて、全体で風情をかもし出している。左手のほうにはここだけ紅葉がすでに真っ赤に色づいていて大変美しい。

少し行くと右手に有名な大原美術館が見えてくる。この建物も大変美しい。ちなみに、ここの敷地は大変広くて、建物内の展示は有料だが敷地内を歩いたり美しい庭園を見たりするのは無料なので、美術に興味がなくても行く価値は十二分にある。

途中で倉敷川沿いを離れて路地に入り倉敷アイビースクェアのほうに向かう。ここは倉敷紡績(クラボウ)発祥の地だそうで、レンガ造りに一面に絡まった蔦が大変良い雰囲気となっている。現在はオルゴールや紡績の博物館があったり、ホテルがあったりするのだが、この中も歩いてみるだけでも結構楽しめるところ。

■昼食■

さすがにお腹がすいたので、アイビースクェアを出て右に折れて進む。途中に「かな泉」というこれまた旧家風の手打ちうどんのお店があったので、こちらへ入る。店頭のメニューサンプルを見ると、一般にはこういうところはかなり高い観光地料金のはずなのだが、ここは東京観光基準ではかなりリーズナブル。

ままかり定食という、暖かいうどん、ままかり寿司(三個)、フルーツポンチがついて税込み787円と下手な東京のうどん単品より安い。うどんの腰は手打ちとしてはやや寝かせが少なくて腰が弱めだが、汁はさすがにうどんの地に近いこともあって旨い。関東ではこの汁は味わえないのである。

さて、食事を済ませてかな泉を出たのが12時50分ごろ。そのまま本町どおりを進んでえびすどおり商店街のアーケードへ。

■えびす通り■

駅近くまでアーケードが続くので雨の日に駅から美観地区まで行くにはこのえびす通りのアーケードを通るとよろしい。アーケードというと結構人でにぎわっている感じがあるが、ここは実に閑散としている。これで商売大丈夫ですか?というくらいに閑散としている。

こちらが東京や近郊の人の多さに慣れすぎているとはいえ、それにしても人が少ない。昼間だから少ないのか平日だから少ないのか…。実はこの日を含め三日間昼間、夕方、夜となんどかここを通ったがいつ通っても閑散としていた。まあ、こういうものなのでしょうか。

駅のほうに戻ってきて駅ビルを見てみようと思ったが、東ビルのほうは閉鎖されている。とりこわしといわけではなく単にテナントが無くなって閉鎖されているだけ。天満屋の出店を希望しているらしいが…。西ビルのほうも店は特になく上にホテルがあるだけ。駅ビルそものものが、近辺では一番大きなショッピングビルなのだが、駅ビルというわりには土産物屋がほとんど無い。

■ホテルチェックイン■

時計を見ると15時半に近かったので宿へ戻って部屋に入ることにした。驚いたのはフロントへ向かおうとすると係員がすでに顔と名前を覚えていて、部屋のキーを取ってきてくれた。七階の端の部屋へ案内される。この部屋は配置の関係で隣に客室がなくさらに角部屋であり、いってみればコーナーデラックス(笑)。

いや、結構豪華な部屋です。ホテル日航倉敷のホームページの客室案内のところにあるダブルルームの写真そのもので、あの写真は決して誇張ではないことが判明。

バスルームは床と壁が大理石張りで洗面台はとても大きい。バスタブにはシャワーカーテンがなく隣り合ったシャワーブースで体を洗うことになるが、シャワーブースは上方と側面からのマッサージシャワー付き。アメニティはダブルルームなので2セットあり、シャンプー、コンディショナー、石鹸はサルバトーレ・フェラガモのもの!これは使った分以外は素直に頂いて帰りましょう(笑)。

338_2.jpg

美観地区入口の交差点でホテル方向へ入る道のところにファミリーマートがあるので、途中でお茶とおやつをかってきたので、まずは一休み。

■夕暮れの美観地区■

時計は17時前で、ぼちぼち暮始めるころだ。暮かかってほんのり暗くなってきた美観地区は実に風情がある。昼間大勢歩いていた観光客も少なくなって、両側のお店のほんのりとしたあかりがまるで江戸時代にタイムスリップしたような錯覚を覚える。どうせ倉敷に行くなら最低でも一泊して昼と夕と夜の美観地区を味わうべきだと感じた。

338_3.jpg

■チボリ公園■

幸いにも雨は降らないようなので、これからチボリ公園へ向かうことにした。ガイドブックによればイブニングチケット(入場券)は半額の1,000円なのである。一人なので特にアトラクションに乗る予定もないし、夜のイルミネーションが綺麗らしいのでそれを楽しもうというわけだ。

17時半頃、駅の自由通路を抜けて北口にゆきチボリ公園へ。すでにゲートもイルミネーションで綺麗に光っていてちょっと楽しみ。イブニングチケット1,000円を買って中へ入る。見ると当然のことながら、若いカップルがほとんどなのであるが、中には男性や女性の一人客もいたり、子連れも居たりして微妙に安心。

中のイルミネーションは予想どおり綺麗である。三脚をもってくるんだったとプチ後悔。まわりにはデジカメ持参者が少なからず居るが、皆さん既定の設定のままでフラッシュを光らせてうまく写らずにがっかりしている様子。そうなんだよね、人間の眼と脳は非常に高度な情報処理を施しているので、暗い中での背景のイルミネーションと人の顔を同時に瞬時にクリアに見ることができるが、カメラはそうじゃないのである。

さて、三脚の無いときにどうするか。今回の旅行では28-200mm相当ズームのRICOH Capio R3と28mm短焦点で高性能レンズのRICOH GR DIGITALを持参しているが、ほとんどGR DIGITALばかりを使っている。

このチボリ公園のイルミネーションを撮るにはどうするか。まず手だけの保持では駄目なので、照明のポールや木やベンチを探してそれらにカメラを押し付けててぶれを防ぐ。また、手ぶれとなる原因の一つがシャッターを押すときの指の動きにあるので、2秒のセルフタイマーを使って、数秒間息を止める。すなわち、カメラを木やポールに押し付けて両手で固定し、2秒のセルフタイマーを使ってシャッターを押した後は息を止めてカメラを固定する。これで1/2秒くらいまではかなり耐えられる画が取れる。ピクセル等倍まで拡大するとアラが見えてくるが、縮小のWeb画像とか賀状プリント素材程度であれば十二分な品質で取れるのでお試しあれ。

338_4.jpg

写真をとりながら、夕食目当ての園内の「ウォーターミル」へ。ここでガイドブックにあったスマイルオムレツとセットで200円のホットティーをたのむ。なんせ、さすがに寒くなってきたので暖かい飲み物が欲しくなった。

オムレツは頼んですぐに出てくるが、これが事前調理がかなりしてあるだろうわりには、かなりとろとろで良い感じで出てくる。ケチャップでスマイルの画と文字が書かれていて楽しい。だが、しかし、量が少ない、量が!これはあとでうどんでも食べないと朝までもたないと確信。味のほうですが結構良かったです、はい。

チボリ公園の中で土産物など見てみるがたいしたものはなくて、結局出口付近の店でデンマークの衛兵のストラップとフリッジマグを買い、19時15分、チボリ公園を後にして駅のえびす通りアーケード入口にある「ぶっかけ亭本舗ふるいち」の仲店に入り、ぶっかけうどん410円を注文。ぶっかけうどんというのは、暖かいうどんにちょっと濃い目の汁をかけたもので、讃岐うどんでは有名な食べ方のようであります。ここのぶっかけは、標準ではトッピングに青ねぎ、しょうが、天かす、うずら卵(生)が乗っていて、これらをぐちゃぐちゃと混ぜてから頂くのである。食べてみると、麺はもう少し腰が欲しいがそれでも結構うまい。これが410円ならばかなり安い。東京は池袋西武のかるかやとならんでオススメ(笑)の店であります。

本日二度目のうどん、二度目の夕食(笑)を食してさすがにおなかが一杯になってホテルへ向かう。

■ホテルへ■

ホテルの部屋に戻ったのは20時前。今日の写真をCreative Vision:M 60GBとポータブルHDDの二箇所にコピーをとり、明日のためにバッテリーの充電やメモリのイニシャライズをして、豪華なお風呂でちょっとセレブな気分になってキングサイズベッドでおやすみなさい。

(続く)

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

aichanworld

Author:aichanworld

リンク
カテゴリ
月別アーカイブ
最新記事
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR