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あいちゃんの日記帳 2004年02月分

あいちゃんの日記帳

2004年02月の日記


[雑記] 今年の一人旅は…
早いもので、正月だぁと思ったらもう節分!ということは、日系航空会社では、ぼちぼち2004年度上期正規割引運賃(Zone PEX)が発表されるころだ。今日現在、ANAはすでに発表されているようだが、筆者がマイレージに参加しているJALは、一部の路線だけが発表されている。

良き家族の理解を得て、1999年から趣味で「おじさん海外一人旅」を始めて、これまで毎年一回、計五回の一人旅をしている。このサイトのトップページ(旅路の部屋)を見ていただくとわかるが、最初の年が合衆国ハワイ州はマウイ島、次が同じくマウイ島とオアフ島、そして初めてのニュージーランド、次にケアンズ、昨年が二度目のニュージーランドだ。

家族で行くのと、一人で行くのでは行動パターンがかなり違う。一人で行くときは必ず滞在した都市で博物館を訪れる。ある程度の規模の都市であれば大抵は博物館というものがあり、そのほとんどは公的なもので入場料も格安、あるいは、無料だったりするし、その土地や国の歴史・自然を知るにはもってこいであるからだ。また、一人の時は大変に沢山歩く。とにかく歩くことが多い。多いときには軽く十キロ以上、おそらく十数キロ以上は歩いていること間違いない。沢山歩いて、沢山食べて、よく眠ることができる。その上、空気は東京より美味しいから、一年間の垢を一気に流しているようで実に心地よい。

それはともかくとして、今年はどうするか。行きたいところは沢山ある。イギリス、カナダ、オーストラリア(シドニー、ブリスベン、ケアンズ、メルボルン、アデレード、パース、タスマニア)、ニュージーランド、西海岸。例えばこんなところが思いつくわけだ。もちろん大好きなマウイへも行きたい。だが、資金と休暇には限りがあるから、毎年一回だけであり、その中で優先順位をつけねばならない。

今年は、友人のカナダ人が住んでいるトロントへぜひ行ってみたいと思っている。イギリスも行った事がないから行きたいわけだが、それ以上にオーストラリア各都市は非常に魅力的だ。ニュージーランドは特典航空券で来年行くことに決めているからいいとしても、大好きなマウイ、大好きなラハイナの町を見るのは最速でも再来年ということになり、これはちょっぴりさみしい。

こんな風に、どこへ行こうか…と、普段の仕事の忙しさをちょっと忘れて旅の楽しみに心を寄せるのは楽しいものだ。それもかなわぬ夢ではなくて、現実に可能な範囲なので、言い換えればすでに「どこへ行こうか…」と思った瞬間から旅は始まっているのである。
Date: 2004年02月01日(日)


[雑記] 買い時
ある期間で商品の世代交代があるものについては、買い時というのは実に難しい。家電製品やパソコン、デジカメなどはその典型であろう。例えば、筆者は仕事と趣味の両方でパソコンが欠かせない。デスクトップパソコンのほうは、いわゆる自作機なのでどうにもでなるのだが、ノートパソコンのほうは典型的に買い時というのがある。いや、正確にはかつては買い時が存在した、というべきだろう。

昔は次の機種がでる直前あたりから販売店も在庫処分のために大幅値下げをしたりして、わざわざそれを狙って買い控えをする人も少なからず居た。だが、敵、いや、メーカーもさるもので、生産調整がうまくなってきて、最近では型落ちになるまえに生産終了してしまい、次の機種デビューまでに若干の時間が空くようになった。だから、販売店の店頭価格も在庫処分で値下げになる前に在庫がなくなってしまう。そうなると、昔あった買い時ってのがなくなるわけで、安く買う選択肢がかなり狭まってしまう。もちろん、現金取引の怪しげな店に行けば別だが…。

デジカメも近頃は似たような傾向だ。ノートパソコンは機種ごとにオプションが違うことが多くて筆者などは散々泣かされてきたわけだが、デジカメだって事情は同じだ。さらに性質の悪いことにデジカメには外部記憶メディアというのが必要で、コンパクトフラッシュ、スマートメディア、SDカード、メモリースティック、miniSDカード、xDピクチャーカードなどなど。筆者はメディア抜き差しが多いデジカメは、丈夫なコンパクトフラッシュに限ると思っている。

いつまで前時代的なメディアにこだわるのかといわれそうだが、旅先などでメディアを差し替えることが少なくないし、ときに不注意にせよハードな扱いを受けてしまうことがある。たとえば、うっかり踏んでしまうなんてのも、小さいメディアであればあるほど可能性が高い。そういうときに、金属製のシェルに挟まれたコンパクトフラッシュは丈夫で、ホテル室内でスリッパで踏んづけた程度ではびくともしない。一方、経験的にもっとも脆弱なのはスマートメディアだった。これは電子部品を扱いなれている筆者が最新の注意をもってしても突如何枚か読み書き不能になってしまったことが何度かあった。SDカードはPalm m515や、デジタルビデオカメラのスチル用メディア、携帯電話のメディアとして使っているが、こちらはほとんど差し替えなどないので問題はない。やはり抜き差しが激しいのはデジカメである。だから、ある程度の大きさが許されるデジタル一眼やそれに近い高級デジカメで、チンケなカードを使っているものは少ない。

いくら小型が良いとはいえカメラとしては適度な重さと大きさが必要であるというのが筆者の持論であるが、それに反して小型化されてゆくデジカメには、もはやコンパクトフラッシュは大きすぎるようで、筆者愛用のIXY DIGITAL 200aも現在販売されているIXY DIGITAL 400がおそらく最後のコンパクトフラッシュ採用IXY DIGITALになるだろう。そうなると、大変お気に入りのカメラの後継機がなくなることになりとても辛いことになる。いずれはやってくることだが、できれば先延ばしにしたいのだが…。
Date: 2004年02月02日(月)


[雑記] 外人は電車で居眠りしないか?
外国人は電車の中では居眠りしない!なんて話を昔聞いた事があった。真偽のほどは定かではないけれど、東京を走る電車に関する限り、筆者は居眠りする外国人ってのにはお目にかかった。海外では治安の問題から電車の中で眠るのは自殺行為だとかいうのがその理由らしい。

近年治安が非常に悪くなっている東京とはいえ、大抵の海外の街より治安がマシといえる。相対的には良いということになる。深夜の電車の中でねむりこけるのは確かに危ない。殺される可能性は極めて低そうだが、荷物や金目のものを盗まれる可能性は非常に高い。だが、昼間となると、滅多なことがないのもこれまた確かであり、なんだかんだ言っても平和なのである。

それはともかく、先日電車の中で完璧に眠っている男性を見かけた。見かけたというか席が空いていたので座って隣をみたら、熟睡している外国人の若い男性だったというわけだ。さすがに涎をたらしていないけれど、暖かな日差しの降り注ぐ空いた車内は春そのもので、眠くならないのは人間にあらずといっても過言ではないくらいだ(笑)。

彼が母国に戻ったときにも、同じように居眠りするとは考えにくいが、とりあえず相対的には平和な日本を満喫してくれたまえという感じか…。
Date: 2004年02月03日(火)


[雑記] 節分
「節分」=「豆まき」というのは世間では常識の一つらしいが、筆者の幼いころの記憶には「節分に豆まきをした」という記憶が全くない。これは、筆者の脳みそが崩壊しつつあり古い記憶がどんどん失われているからなのか、本当にそんなことはしたことが無かったのか定かではないが、希望的観測としては後者である。

豆まきがいつ始まったかというのは研究者に任せるとして、豆には邪気を追い払う霊力があり、豆をまくことで邪気を追い払い福を呼び込もうということらしい。邪気を追い払う霊力があるから「鬼は外」といって豆をまくのはわかるけれど、同じ理屈でゆくと、豆には福を呼び込む霊力もないといけないことになるが、そういう話があるのかどうかは知らない。

節分にまく豆というのは、大豆しかない!と思っていたのだが、北海道や東北では大豆ではなく、殻付き落花生をまくところもあるのだそうだ。嘘か本当かしらないが、雪の上に落ちた豆でも、殻付き落花生なら中の豆は濡れたり湿ったりすることを気にせずに食べられるからだという。地面にまくのはいいとしても、鬼役の人に投げつけるような場合だと、大豆程度ならまだしも、殻付き落花生が当たると少々痛いのではないだろうか、というのは余計な心配か。

食べ物は粗末にするな、食べ物を投げつけるなんて論外だ!と厳しく育った身にとっては、いくら行事であるとはいえ、大豆を投げるというのはどうしても受け入れにくい。世界には一握りの大豆があれば命をつなぐことができる人だって大勢いるわけなのだ。そういうことを考えると簡単に豆まきなんてできはしない。豆をまいたつもりになって、その豆を買ったつもりでその代金相当額を寄付したほうがよほどいいのではないかしらん。
Date: 2004年02月04日(水)


[デジカメ] さよなら IXY DIGITAL 400
筆者が現在愛用しているのは、CANON IXY DIGITAL 200aという200万画素のものである。CANONはどうも薄く作るのは苦手らしいが、カメラに関する限りホールド性の良さを確保するためには、ある程度の重さと大きさが必要なのは間違いない。小さすぎたり軽すぎたりするのは、通常はどうしても手ぶれの原因になりがちだ。

ちょっと前にも書いたけれど、抜き差しが激しいデジカメ用メディアとして一番信頼しているのは、その頑丈さゆえのコンパクトフラッシュである。一番信頼が置けないのがスマートメディアやそれに類する極薄メディアだ。誰がなんと言おうと、スマートメディアはその薄さ故に物理的に弱い。抜き差しというのもいくら気をつけてみてもやはり妙な力がかかるケースはあって、空メディアならともかく、海外旅行のかけがえのない写真をメディアのお粗末さゆえにふいにすることなんぞいくら趣味だとはいえ許されないのである。

だが、時の流れはメディアを小さいほうへ向かわせているのは否めず、最近のコンパクト系デジカメは大嫌いなメモリスティック採用のソニーと、スマートメディアの後継らしきxDピクチャーカードを採用してる富士写真フィルムとオリンパスを除けば、圧倒的にSDメモリカードだ。

愛用のIXY DIGITAL 200aの流れを汲む(オプションなどが共有できる)おそらく最後のデジカメはIXY DIGITAL 400で、今月にはいりどの店舗でも1万円ほど下がった。メーカーではすでに生産終了し、まもなく次期種発表というところらしいが、IXY DIGITALシリーズの安心感と無難さゆえに、下がったとたんにどの店も在庫切れ。入荷する見込みも立たない。どうやら、「さようなら IXY DIGITAL 400」というところか。

IXY DIGITAL 200aあるいは400は丈夫でデザインも好きなのだが、欠点もある。それは動作ののろさである。まずパワースイッチが誤動作を防ぐために1秒以上押さないとONしない。それからレンズの鏡筒がせり出して撮影可能になるまでに2秒ほどかかるから、都合撮影可能になるまで3秒かかる。さらに、AFについては極端に遅いわけではないが、今の平均から言うと結構遅い。下手するとレリーズ半押しで合焦するまでに2~3秒以上迷うこともあるから、電源を入れてから撮るまでに数秒もかかることなる。実際、これでシャッターチャンスを逃したことも多い。

そんなことを考えながら、量販店のデジカメ売り場で現物情報収集をしていてちょっと目に付いた機種があった。

その話は明日…。
Date: 2004年02月05日(木)


[デジカメ] KONIKA MINOLTA DiMAGE G400 は良い!
昨日の続き。店頭でちょっと気になる存在として見つけたのが、新生コニカミノルタになって初めてのコンパクトデジカメであるDiMAGE G400だ。これは、元ミノルタ系の製品というより、元コニカ系Digital Revio後継色が強く、あわせて元ミノルタのDiMAGE Fシリーズの後継でもあるってところのようだ。コニカミノルタによれば、今後はDiMAGE A1のようなAシリーズ、DiMAGE Z1に見られるZシリーズ、DiMAGE XtのようなXシリーズ、そしてこのGシリーズになってゆくそうだ。

コニカ色が強いと書いたが、強いというよりコニカミノルタがコニカ時代から販売していたRevioシリーズの4Mピクセル機のKD-410Zの後継機であるのはSDメモリカードとメモリスティックのデュアルスロットであるのでも明らかだ。勝手なものでコニカ時代のRevioには見向きもしなかったが、ボディにMINOLTAロゴが入ったとたんに興味がわいたのである。

さて、このDiMAGE G400だが、量販店の店頭価格は最近値下がりして1万円安くなったIXY DIGITAL 400と同じの四万円を切る値段で20%のポイント付き、無店舗の通販だと三万円前後だ。ただ、例えばビックカメラだとDiMAGE G400の付加ポイントは前者が20%なのに対し、もはや安価で入手がほぼ不可能なIXY DIGITAL 400は15%となっているようだ。

重さはIXY DIGITAL 400より40gほど軽く、一回り小さいが、見た目はそれ以上にコンパクトに見えるというか、IXY DIGITAL 400の色のほうが濃く重みがある色なのでそちらのほうがサイズ差以上に大きく見えてしまう。

実機を操作してみて驚いたのはその速さでる。メーカーの公表値によれば起動時間が0.7秒、測定時間が0.2秒らしいので、IXY DIGITAL 400と比べると実際に起動を始めた瞬間から撮影までの時間は数分の一ほどになる。パワーオンの状態だともう少し差は縮まるとはいえ、その差は歴然たるものがある。AFもIXY DIGITAL 400のワンテンポ遅れてさらに若干迷いが入ったり、迷った挙句合わなかったりすることが結構あるのに比べると、ほどほどの光量があれば小気味良く決まる。この機敏な動作は驚異的でもあり、それだけで存在価値があるともいえる。

問題はDiMAGE G400のメディアだ。こいつは珍しいことにSDメモリカードとメモリスティックの両刀使いになっている。個人的にはそんなことするくらいなら、CFにしてくれよ!と思うわけだが時代の流れには逆らえない。上級機である程度の大きさが許されるもの以外では、今後コンパクトデジカメにコンパクトフラッシュが採用される可能性はきわめて小さい。IXY DIGITAL 400にしても、後継機はおそらくIXY DIGITAL 30の後継的なものになるに違いない。あの路線は知名度の広さと手堅さで継続されるであろうし、そうすべきだ。

なんだかんだいっても、狂信的ともいえるソニーファン(かつて筆者もそうであった)を背景に独自の世界を築くことで悦にいっているソニーを除けば、デジカメにおいて世の流れはSDメモリカードである。携帯機器では何故か一部携帯電話にはminiSDメモリカードなんてわけわからんものが登場しているが、メモリカードを採用している多くの携帯電話はSDメモリカードなんで、実際 "mini" である必要性は無くて、あれはあのまま消えてしまうであろう。カメラ的にはオリンパスは悪くないが、メディア的に最悪なのがxDピクチャカード。東芝がスマートメディアを放り出したときに、今までそれにしがみついてた富士写真フィルムとオリンパスはよりどころを失った。東芝に習って速攻でSDメモリカード陣に移行すればよかったのに、プライドの問題なのかタイミングを失したのかxDピクチャカードという事実上両社だけの規格を作ってしまい、完全に世界から孤立してしまった。同じ孤立するのでも、ソニーのようにエレクトロニクスの分野で世界的な威力があればともかく、それは両社には期待できない。まあ、この両社が何気にxDピクチャカード以外の機種を出して行き、いつのまにかSDメモリカードになってしまっていた、となるのは時間の問題(=富士写真フィルムのデジカメシェアがぐーんと落ちたとき!)のような気がするが…。いつ、プライドを捨てるかだけの問題であろう。

そういう意味では、SDメモリカードが使えるなら百歩譲って良しとするか…ってのはあるが、問題が一つある。それは店頭デモ機をみるとレンズバリヤーを閉じたときに、そのスライド跡がついてしまうことだ。新品にはそんな跡はないが、レンズバリアの構造上の問題であろう、どうしてもボディ側に幅数ミリの跡が二本ほどついてしまう。これを防ぐには、携帯電話用の液晶保護シートでも貼り付ければよいのかもしれないが、ちょっと無様であるのは否めない。このあたりもう少し工夫が欲しいが、実用上・性能上は何ら問題は無い。

筆者は、銀塩時代はオリンパスファンだったのだが、デジカメになってメディアの問題からオリンパスを離れてしまい、コンパクトデジカメではサンヨーやキヤノンに甘んじていたが、一眼デジカメの愛用機はDiMAGE 7であり、ミノルタも好きなメーカーの一つではある。そういう意味ではDiMAGE G400も甚だ興味深い機種で、大いに食指が動く。
Date: 2004年02月06日(金)


[デジカメ] PENTAX Optio S4
結局、コンパクトデジカメでコンパクトフラッシュ採用機にこだわるのはあきらめた。手持ちのメディアは一眼のDiMAGE 7で使ってあげるとしよう。このDiMAGE 7も、最近のニッケル水素電池の進歩で、三洋の2100mAHとか2300mAHとか言った高容量かつ改善された端子素材使用の電池の登場で、DiMAGE 7購入時ほど電池の問題は無くなったので、活用シーンも増えるだろう。

ということは、もっとも有望なメディアはここ2~3年程度は間違いなくSDメモリカードかマルチメディアカードであり、これらが使える機種を選ぶのがしばし無難であることは明白だ。間違ってもxDピクチャカードを使ったものは、買うべきじゃあないってのが筆者の意見だ。ま、個人的に独断と偏見にとんだものであるので、ご容赦を。ともあれ、あきらめてSDメモリカード対応機ということで考えると、昨日話題にしたDiMAGE G400を始めとして選択肢がとたんに広がる。なんともいい気分(爆笑)である。

今日は、某大手量販店に別の家電製品を買いに行ったついでにデジカメ売り場を覗いた。最近は、パソコンとブロードバンドの普及が追い風となって、デジカメ人気が高いようで、旅行先で観光客のカメラを見ると、半数くらいあるいはそれ以上がデジカメのような気がする。それも若い人だけではなくて、中高年の方のデジカメ利用者も目に付くようになってきた。そういう状況を反映して週末のデジカメ売り場は大変ににぎわっていた。

「今人気のデジカメ」(というよりはホンネは「当店が売りたいデジカメ」じゃないのか?)コーナーなるものを見てみると、DiMAGE G400にならんでOptio S4が展示されていた。このOptio S4はなんと100gを切る重量で、愛機IXY DIGITAL 200aの半分ほどしかないのは驚異だ。

電源スイッチを押してから撮影完了するまでの時間は明らかにDiMAGE G400のほうが早い。しかし、タイムラグは仕様上はDiMAGE G400よりもOptio S4のほうが小さく、パワーオン後の処理速度は体感でも早い。

DiMAGE G400は、フォーカスゾーンが中央に固定されており、IXY DIGITAL 200aやDiMAGE G400のようにある範囲でフォーカスゾーンが決まっていて、その範囲内でフォーカスがあったエリアに何らかの表示がでる方式ではない。これは、これで昔ながらのコンパクト銀塩カメラのようで悪くは無いが、今となってはやや違和感があるのも事実。操作上どうしても気になったのは、十字のカーソルキーとSETボタンがえらく離れていて結構操作しにくい。一方、Optio S4は、十字キーの真ん中を押すとSETになるが、その小ささゆえこの十字キーも小さくて操作にやや難があり、またはみ出た指が液晶パネルの縁を押してしまい、そのときだけ押された縁に近い液晶に模様が薄くでたりして、どちらもどちらだ(苦笑)。

何より驚くのはOptio S4の小ささである。鏡筒は普通に考えたのではとてもこの薄さには収まらないから、前任機のOptio Sから採用されたのが、一部のレンズを横にずらせて収納するという荒業だ。これはよほどメカの精度と耐久性に自身がないとできないことで、使っているうちに段々光軸がずれてくるなんてことになりかねない。だから、最初にこれを知ったときには、「そこまでやるか!」ということだ。ミノルタのようにプリズムを使うメーカーもあれば、レンズ群の一部を脇にずらせるところもあって、日本の技術者の底力というか魂というか根性を感じる。

結局のところ、DiMAGE G400Optio S4に絞り込んだ。画質はほど普通にあれば良い。腐っても400万画素だから(笑)まあ、メーカーやWebの評価記事を見る限り別に問題は無い。あえていうなら、DiMAGE G400は大人しい画作りで、Optio S4は彩度の強い派手な画作りではあり特に赤かかなり強いから、設定で彩度を落としたほうが綺麗に出るかもしれない。

店頭で触ればさわるほど、Optio S4の小ささとAFの小気味よさとシャッタータイムラグの小ささはかなり心を引かれる。ただ、小ささゆえのひ弱さのようなものもあって、特にOptio S4は底にバッテリーとSDメモリカードの収容部があり、その蓋が底についているのだが、これにはロックが無いから、何かにひっかかると開いてしまう。本体と蓋は柔らかな樹脂でつながっているので、ちゃちなプラスチックヒンジよりは柔軟性があると判断できる。判断できるが、やっぱり不安は否めない。ただ世間の掲示板をみても、皆さん筆者同様に不安を訴えるが、実際にこれが壊れたりトラブルの元になったという話はきかない。万一蓋があいても、バッテリーはロックされているから勝手に飛び出ることはないし、SDメモリカードは一旦押し込まないと出てこないので事実上心配は無い。デジカメの電池蓋のところって、どれもこれもチャチである。ボディはアルミやステンレスでもここはチャチなプラスチックにちょっと間違えれば壊れそうなヒンジがついてたりして、ナマジ安心感がありそうだと帰って危ないかもしれない。その点Optio S4は、最初から不安を呼ぶつくりになっていて丁寧に扱うから大丈夫なのかもしれない(苦笑)。

というわけで、Optio S4を買ってしまったのだった。

実機の感想はまた明日。
Date: 2004年02月07日(土)


[デジカメ] PENTAX Optio S4 ~スライディング・レンズ・システム~
PENTAX Optio S4はとにかく小さい。どうやったら3倍ズームでここまで小さくできるのか!その大きな鍵は同社のスライディング・レンズ・システムにある。この話については、下記リンクの "ITmeda ニュース" に記載されているので、ぜひお読みいただきたい。

カタログを見ると、これは複雑なシステムだろう、ってな感じを受けるのだが、下記の記事を読むと意外にもシンプルなことがわかる。結果的にレンズ群の一部が斜めにスライドしてレンズが縦方向に並んで収納されるわけだが、実際に稼動部を伴って動く中間のレンズ群は上下に動いているだけのようだ。この上下の動きと鏡筒の拡縮による前後の動きが同時に起こることで、結果的にレンズは斜め上方に動いて退避する感じになる。こうやって書くと実に単純だが、そこにはおよそ30件の特許が絡んでいるという。

DiMAGE Xシリーズのプリズムといい、Optio S/S4のスライディング・レンズ。システムといい、いやはやどちらも技術者魂を生き生きと感じさせるものがあって、分野は違うが同じ技術者としては嬉しくなってしまうわけだ。そういう意味では、平々凡々なコンパクトデジカメとは違う味、もっているだけで嬉しくなってしまうようなデジカメかもしれない。

話は違うが、海外ではIXY DIGITAL 400の後継となるIXY DIGITAL 430, IXY DIGITAL 500が発表されているようだ。500は文字通り500万画素だ。スペック的にはIXY DIGITAL 430はIXY DIGITAL 400とは大差ないようで、動画が320×240ピクセルから640×480ピクセルのVGAになったこと。バッテリーはIXY DIGITAL 200aや400と同じタイプのNB-1LHのようだし、メディアはコンパクトフラッシュということで、今後のIXY DIGITALのハイエンドシリーズも大丈夫のようだ。スペック的なことしかわからないけれど、動画のサイズが大きくなっていることから、画像処理が高速化しているように想像できるし、そうなると現在とろいといえるパフォーマンスが少し改善されるかもしれないが、AFがどれくらい改善されているかは興味があるところだ。

閑話休題。Optio S4の小ささを実現したスライディング・レンズ・システムだが、前述で紹介した記事を読んで、自分のOptio S4を見て、思わず関心してしまうことしきりだ。撮らなくても十分楽しめるコンパクトデジカメなんてそうそうあるものでもない(笑)。

[参考リンク]
PENTAX
http://www.pentax.co.jp/japan/

PENTAX Optio S4
http://www.digital.pentax.co.jp/ja/compact/optio-s4/

MYCOM PCWEB
ペンタックス、小型軽量400万画素CCD/3倍ズームデジカメ「オプティオ S4」
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/09/25/08.html

ITmedia PCUPdate
400万画素CCD搭載の超薄型軽量3倍ズーム機――ペンタックス Optio S4
http://www.itmedia.co.jp/products/0311/04/rj01_optios4.html

ITmedia ニュース
"スライディングレンズシステム"の生い立ち――「オプティオS」開発秘話
http://www.itmedia.co.jp/news/0304/29/nj00_optios_iv.html

価格.com 
PENTAX オプティオS4
http://kakaku.com/prdsearch/detail.asp?PrdKey=00502110416
Date: 2004年02月08日(日)


[デジカメ] PENTAX Optio S4 ~電池蓋~
PENTAX Optio S4あるいは前任機のOptio Sを手にとって、いじくってみて驚くのはその小ささ・軽さであるが、同時にその電池蓋には驚かされた人は多かったのではなかろうか。

筆者の場合、どうやって蓋を開けるのかわからず、IXY DIGITAL 200aと同じように横にスライドして開けるのかと思ったりしたが、ぴくとも動かない。仕方なく説明書を読むと(って、最初から読め!って~の)なんと、普通にちょいと引っ張ればあっけなくポロリと外れる。まさに「あ、外れた (T_T) 」って感じだ。

外れるのはいいけれど、蝶番などで本体にとまっているのではなくシリコン樹脂のようなゴム状のもので本体とつながっているだけである。その様子が実にボロくみえる。これを見た瞬間、Optio S4を買ってしまったことをひどく後悔したのはまぎれもない事実で、おそらく同じ気持ちになったユーザーの方も多かろう。「ぐわー、なんてちゃちいデジカメを買ってしまったのだぁ!」ってことで。

ちなみにもう一つ後悔したように思えたのが、ISOの初期設定によることだ。IXY DIGITAL 200aは出荷時のISOは50に設定されているが、Optio S4はAUTO (ISO50~150で自動設定)なのだ。で、ためし撮りしたのが夜の室内だから、ExifデータをみるとISO100とか150になってしまっていて、画がやけに荒れているのである。いくら1/2.5inch液晶で400万画素で、1/1.8のIXY DIGITAL 400より小さいとはいえ、それはないだろう(涙)って感じだった。気を取り直してISOの設定に気づいて、ISO50に固定してみたら普通の画だったのだで一安心。考えてみればアホな話である。ただでさえ、1/2.5インチという小さなCCDで400万画素なんでちょっと暗くなるとノイズに弱くなるし画面が荒れるのは当然なのだ。そういう意味では400万画素の最低ラインは、IXY DIGITAL 400やその後継機のIXY DIGITAL 430の1/1.8であろう。まして500万画素で1/2.4とか1/2.5なんてのはかなり無茶であると筆者個人は断言するものだ。ま、昼間の晴天下のようなNDフィルタが必要なくらいの強い光の下でのみ使うならいいけれど(苦笑)。500万画素になったら、DiMAGE 7のように2/3inch CCDを使っているものとは、夜の室内のストロボでの人肌などはまるで違う。現在の技術ではコンパクトカメラの画素の限界は1/2.5とかのサイズのCCDを使う限りは400万画素、できれば300万画素だ。1/1.8を使うなら400万画素まで許せるって感じになるかなぁ。

さて、蓋の話に戻る。情報をいろいろ集めても、この蓋が壊れて取れたとかいう話は探し出せなかった。樹脂は蓋にネジで止まっているのだが、そのネジ穴にクラックが入ったというのはOptio S関係の掲示板で見かけただけだ。この蓋を外してもいきなりバッテリーやSDメモリカードが飛び出すわけではなく、バッテリーはちゃんとロックされているし、SDメモリカードだって滑り出るわけはなく一旦押し込まないと取り出せない。

以前、というか、今ももっているのが、SANYO DSC-SX150だが、このバッテリー蓋がかなりチャチで、つめも有るか無いか程度なものなので、最初のニュージーランド旅行中にこの爪が壊れてしまい、輪ゴムを現地調達して止めてしのぐという情けない状態になった。それに比べれば、爪はしっかりしているし、爪を受ける側もスプリングがうまく利いていて硬からず柔らかすぎずで丁度よく止まっている。なにより蓋が勝手に開いてしまうと電池が飛び出すようなことが無いから安心である。

また、蝶番状の機構で本体に蓋が固定されている場合、長方形の蓋の短辺側に蝶番があると、てこの原理で蝶番部分に無理な力がどうしても加わりやすく、蝶番の軸をとめているプラスチックが折れたりするのは避けられないことがある。IXY DIGITAL 200aのバッテリー蓋はスライドさせて開くタイプなので、スライドが不十分だと折れてしまう可能性があり、いつも用心している。それに比べると、Optio S4の柔らかなゴムのような樹脂でつながっているのは、軽量化と壊れにくさの両方を確保した秀逸な方法だと言える。「柳に雪折れ無し」ということわざのとおりだ、とはまさにこのことである。一見チャチでこれを発見した時はひどく後悔したが、今はむしろ頼もしく思える。勝手なものである(笑)。もちろん、何せこの小ささ、軽さなので丁寧な扱いは欠かせないが、普通に丁寧に扱っていればそれで良さそうだ。

[参考リンク]
PENTAX
http://www.pentax.co.jp/japan/

PENTAX Optio S4
http://www.digital.pentax.co.jp/ja/compact/optio-s4/

MYCOM PCWEB
ペンタックス、小型軽量400万画素CCD/3倍ズームデジカメ「オプティオ S4」
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/09/25/08.html

ITmedia PCUPdate
400万画素CCD搭載の超薄型軽量3倍ズーム機――ペンタックス Optio S4
http://www.itmedia.co.jp/products/0311/04/rj01_optios4.html

ITmedia ニュース
"スライディングレンズシステム"の生い立ち――「オプティオS」開発秘話
http://www.itmedia.co.jp/news/0304/29/nj00_optios_iv.html

価格.com 
PENTAX オプティオS4
http://kakaku.com/prdsearch/detail.asp?PrdKey=00502110416
Date: 2004年02月09日(月)


[デジカメ] PENTAX Optio S4 ~ケースは?~


今度はカメラケースの話。愛機 CANON IXY DIGITAL 200a は、Lowpro Z5というものを使っていた。これはトップファスナータイプの縦型で、外側にファスナーの小物入れ部がついていて、予備バッテリーと予備コンパクトフラッシュが入って、ベルトループ付きなので大変に重宝していた。

最初は、IXY DIGITAL 400を狙っていたから、それもZ5でいいやとか思っていたのだが、それがDiMAGE G400になり、結果的にOptio S4になったものだから、ケースはZ5ではガバガバであることが判明し、色違いのZ5を買えばすむかなという野望は打ち砕かれた。

とりあえず本体を買うときに店員の言葉のままに(笑)純正ケースも買ったが、純正ケースほど使えないものはないというのはDiMAGE 7のときも同じであって、まさにそれしか入らないって感じ。Optio S4の純正ケースは見た目はちょっとお洒落だが、見掛け倒しとはこのためにあるかのような言葉だ。

素材は一見堅そうだが、なんせ本体ぴっちりに作られていて、液晶を保護するための堅い保護財も入っていないので、このままバッグに入れるのは裸よりましとはいえ、かなり怖い。満員電車の中では当たり所がわるいと液晶圧死間違いない。Optio S4の液晶はゲームボーイアドバンスのようにアクリル保護板がついていないのである。

池袋のビックカメラに出かけて、いろいろ迷ったあげく SOLIDEX の 「3-ウェイデジカメポーチ DB-08NB」(定価1,700円、実売980円)というものを買った。これはLowpro Z5を一回りスリムにしたような感じだが、Lowproほど保護剤はしっかりしていない。Optio S4の液晶君を保護するにはもう一工夫必要だ。

どういう工夫をしたかというと、ダンボールを内法サイズに合わせてコの字型に切り取り、電子機器を買うと包まれている白くて薄いクッション剤を巻きつけて貼り付け、ケースの中にセットした。これで液晶部の保護はバッチリである。さらに、ダンボールの厚みのおかげで、まだ結構厚み方向に大きくてケースの中で遊んでいたOptio S4がぴったり収まるようになったのは副次的効果だ。

ついでに、ストラップは付属のものはネックストラップで使い勝手が良くない(何に限らずどうして純正オプションというのはこうも使い勝手無視のものが多いのか!)ので、ヤクルトおばさんに頂いたヤクルトストラップを取り付けた(笑)のはご愛嬌。
Date: 2004年02月10日(火)


[デジカメ] PENTAX Optio S4 ~使い勝手の良さ~
Optio S4が我が家の住人になったのが土曜日だから今日で四日目である。まだ、いじくりまわしているだけであるが、いろいろな機能を知るにつれ、このカメラはとても使い勝手が良いことに気づいた。

例えば露光補正。これは結構良く使う機能であるが、IXY DIGITAL 200aの場合は、+/-ボタンを押してから十字キーの左右で補正量を調整する2アクションだが、Optio S4の既定の設定では撮影モードのときにいきなり十字キーの左右でOKである。こういうワンアクションで調整したいパラメーターというのは、使い方によって個人差が大きい訳で、人によっては画質(JPEGの圧縮率)だったり、画像サイズだったり様々な要望ある。嬉しいのは、何をこの左右キーのワンアクションでの調整に割り当てられるかが設定できるのだ。

具体的には、既定では露光補正になっているが、他に記録サイズ、画質、ホワイトバランス、AFエリア、測光方式、感度、クイックビュー、コントラスト、彩度、シャープネス、早送り動画のどれかを割り当てることができるのだ。

また、大抵のデジカメは電源を切るとリセットされてしまうパラメータと覚えているパラメータがあり、場合によっては電源を入れるたびにセットしないといけなかったりして、投げつけたくなることもあるわけだ。この点に関してもOptio S4は配慮がある。モードメモリというのがあって、ストロボ、ホワイトバランス、露光補正、デジタルズーム、測光方式、感度、フォーカス方式、ズーム位置、MF位置、DISPLAY(液晶表示)、ファイルNoと、これまた品揃えがあって、それぞれについて電源オフする直前の状態を記憶させておくか、あるいはリセットさせるかを設定できる。だから、自分の使い方やスタイルが見えてきたらそれにあわせてこれらを設定すれば良いのである。

これらだけでは不十分で、さらにいろいろなパラメータを自分なりの既定値として使いたいケースもでてくるわけで、そういうときのためにユーザモードというのがある。これは主要な17のパラメータを自分の既定値として設定して記憶できるモードだ。最初は使わないかもしれなが、使い慣れてくるときっとありがたい項目に違いない。前述のモードメモリとあわせて使い勝手を向上させる大きなファクターだ。

こうしたちょっとした工夫ではあるが、実際にユーザとしてどうあれば便利なのか、単に多機能を盛り込むだけではダメだ、使うのは人間なんだという意識がデザイナー(設計者)にあるに違いなくて、極小ボディに多機能を詰め込んだ高度な技術力の向こう側に人が見えるのである。技術力に甘んじることなく人の心を埋め込んだやさしいカメラといえる。技術に覚れて使い勝手の悪いものを創り出しているメーカーはぜひ見習って欲しい。

小さなボディではあるが、スイッチ類もしっかりしていてボタンがふらふらしているところがない。売り場で各社デジカメを触るとわかるが、このボタンがカクカク・ふらふらしていていかにも乗せているだけですぅ~なんて安っぽいものがあるが、Optio S4のはしっかりしている。ボディは小さいが、スイッチ類はうまくチューニングされていて、大きさといクリック感といい快適である。十字キーも大変に使いやすく、全体を押せばSETキーになるという操作は当たり前のものが当たり前にできている。このあたりはDiMAGE G400も見習って欲しいところで、G400のSETキーがかけ離れているというのは、店頭でしばらく触っていると非常なストレスになることがわかる。

手元のIXY DIGITAL 200aと比べても操作性の良さは圧倒的にOptio S4のほうが優秀であることは間違いなく、設定画面の見易さについては、DiMAGE G400はちょっとひどくてOptio S4の敵ではないって感じである。

[参考リンク]
PENTAX
http://www.pentax.co.jp/japan/

PENTAX Optio S4
http://www.digital.pentax.co.jp/ja/compact/optio-s4/

MYCOM PCWEB
ペンタックス、小型軽量400万画素CCD/3倍ズームデジカメ「オプティオ S4」
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/09/25/08.html

ITmedia PCUPdate
400万画素CCD搭載の超薄型軽量3倍ズーム機――ペンタックス Optio S4
http://www.itmedia.co.jp/products/0311/04/rj01_optios4.html

ITmedia ニュース
"スライディングレンズシステム"の生い立ち――「オプティオS」開発秘話
http://www.itmedia.co.jp/news/0304/29/nj00_optios_iv.html

価格.com 
PENTAX オプティオS4
http://kakaku.com/prdsearch/detail.asp?PrdKey=00502110416
Date: 2004年02月11日(水)


[デジカメ] PENTAX Optio S4 ~あえて欠点をあげれば~、ちょっとだけOptio S4iの話
世の中何事にも表と裏があるもので、長所があれば短所もあるのが当たり前である。完璧なものなどありえないのは当たり前。Optio S4も使い勝手の良さはかなりピカイチの部類に入ると思うが、短所がないわけじゃない。

この場合の短所というのは、筆者が使いこなしての短所ではなくて、これまで長年デジカメを使ってきた上での数日間いじった感じの短所と思われる部分であって、これがこの先ずっと短所なのかどうかは保証の限りではない。

まず、デザイン。表はレンズを中心に裏は十字キーを中心に同心円の細かな溝が切られている。これは滑り止めの効果が非常に大きいのは事実で、ボディの小ささ故のホールディングの悪さが出るところをカバーしている。滑らないように妙に指に力が入らなくて良いのだ。また、表面を微妙に削ることで軽量化に寄与するということもあろう。ここまでは長所であるが、一方細かな溝にゴミや手垢が入ってしまうことはその短所ともいえるし、傷がつきやすくなるのも短所だといえる。ゴミや手垢は柔らかなな歯ブラシで何も付けずに円周をなぞれば綺麗に掃除しよう。

デザインでもう一つ。あまり気づかないかも知れないが、レンズの周囲にPENTAXロゴがヨttも入っていることは気に入らない。いくら知名度が低いとはいえ、ここまでやらなくてもねぇ…。まあ、これはどうでも良い話かもしれない。

次に画質。これは欠点というわけではないし、自分で多機種実機を比べる術がないのだが、種々のサイトの撮影サンプル(オリジナルファイル)を多数比べると、画質という点ではやはりIXY DIGITAL 400がかなり優秀。続いてDiMAGE G400でそれからOptio S4だ。特に光量に敏感で、暗めのところや影ではややノイジーになるようで、またのっぺりした彩度の高い平面を綺麗に表現するのも苦手かもしれないとも思う。これは実際自分でちょっと撮影しても、暗いところや影が荒れ気味になるのは否めない。だからといって、画質が悪いということもなくて、コンパクトデジカメとしては普通の画質なわけだ。ただ、出荷時設定ではISOがAUTOになっているので、これは即効でISO50にしてモードメモリで感度にチェックを入れて、電源オフしてもISO設定を記憶しているようにしておくほうが良かろう。

そして電池蓋。電池とSDメモリカードの収納部が共通なだけに蓋の開け閉め頻度は高い。この部分は軽量化と丈夫さのバランスでゴム状の樹脂で本体と蓋をつなぐという荒業にでたのであろうし、「柳に雪折れ無し」の言葉どおり意外に丈夫なのだと思う。だが、しかし、である。だれがどう見ても「むちゃくちゃチャチで安っぽい」のは厳然たる事実であろう。100gをなんとしても切らなければならなかったので、あちらで0.5g、こちらで0.2g、そこで0.3gといった軽量化との戦いが続いて、どうにか100gをぎりぎり切ったということだろうから、この部分を軽量化してなおかつ壊れないようにするのは大変だったろう。100gの壁とのトレードオフの結果だと思う。これも誤解なきように言っておくが、安っぽく見えるだけであって、壊れやすいということではない。壊れやすさでは、かつて筆者が使っていたSANYO DSC-SX150の電池蓋のほうがはるかに簡単に壊れた。あちらは電池蓋が壊れると電池が固定できなくなり電源が入らないので始末の悪さは問題外で、一見まともに見えるつくりであったが、実際の蓋のロック機構は恐ろしくお粗末であり壊れても何の不思議も無いものだった。その点ではOptio S4は間違いなく安心して良い。

余談だがこの電池蓋のところは、PMA2004で発表されたOptio S4iではゴム式からちゃんとした蝶番式になっているようだ。Optio S4iは他にも液晶が1.8型と大きくなり、その分Optio S4で液晶下部にあったボタン三つが液晶の右側に追い出され、やや小さめだった十字ボタンが大きくなり液晶右側スペースの中央に、その十字ボタンの左上、左下、右下に再生、MODE、DISPLAYが配置され、ストラップ金具ももう少しマトモな感じに仕上がっていて、S4で酷評された部分(機能的には問題なくて主として高級感とか見てくれの問題)が改善された。だが、三脚穴はプラスチックのままのようだ。背面にあったスピーカーはレンズ側の側面に移動している。Optio S4iについては、
http://www.dpreview.com/news/0402/04020206pentaxoptios4i.asp
を参照されたい。これで、画像の派手さが落ち着いて、ノイジーなところが改良されればかなり「買い」のカメラではないだろうか。

それから、三脚穴。これも100gの壁との戦いの結果だが、プラスチックの穴である。付けはずしが多いこの部分は金属になっているものがほとんどだが、Optio S4はプラスチックである。それもどう見ても硬質のものには思えないプラスチックなのだが…。本体重量が100g未満という軽さゆえに、他の重量級カメラのように丈夫である必要も無くて、ネジも軽く動かない程度に止めればおそらくまったく問題は無いだろう…と思う。

続いてレリーズ。レリーズボタンそのものは大きくて有るべきところにあるので問題なしだ。ただ、隣に電源スイッチがあるので、最初のうちは撮るつもりが電源を切っちゃったなんて笑い話があるかもしれないが、これはまあ慣れの問題である。レリーズボタンで問題といえば問題なのは半押しの状態が微妙なこと。普通はレリーズボタンを軽く押せばAE/AFロック状態になり、そこからグイと押し込むことでシャッターが切れる。Optio S4の場合は、半押しの状態になるまでの押し込みが深いのである。従って油断すると半押しにするはずがそのまま撮ってしまったりすることもある。だが、これは裏返せばメリットもあって、半押し状態をマスターすれば、そこから撮影までの押し込みが少ないから人間的なタイムラグも小さくなるわけで、これはそれなりにメリットが大きい。あえて言えば半クラッチ状態がちょっと微妙でコツがいるバイクのようなものだ(昔々乗っていたYAMAHA RD50なんていう原チャリがそうだったのだ!)。

最後に、これは欠点ではないが、その小ささゆえにケースに苦労する(笑)。通常のデジカメケースなどはどれをとってもでかすぎる。ま、これは逆にケースを選ぶ楽しみが増えたということではあるが、液晶部分はIXY DIGITAL 200aと同じでアクリル保護板なんぞはついてないから、せめて傷と脂汚れを防ぐために保護フィルムは必要だろう。ちなみに筆者はArvelの1.5型を使っているが微妙に大きくて0.5mmほどカットしたので、大きさだけなら最初から0.5mmほど小さいサンワサプライのほうがいいかもしれないが、保護フィルムとしての性能は比べたわけではないのでわからない。

そんな風に筆者的にはディメリットもあるわけで、実のところこれらは知識としては事前に知っていた話でもある。そういう話を知っていても、下手な携帯電話より軽くて小さいこの400万画素デジカメは、店頭で手に撮った瞬間にレジへ突っ走るというか、店員を呼んで「これ下さい」「在庫ある?」とか聞いてしまう衝動にかられるものがあるから、一連の筆者の日記を読んで店頭で見てみようと思った方は覚悟が必要である。

常時携帯カメラとして秀逸だし、画質について高いものを求めるなら、コンパクトであればIXY DIGITAL 400 (今からだとIXY DIGITSAL 430かIXY DIGITAL 500かな?)などを併用すればノープロブレムだが、どうせならDiMAGE A1とか800万画素のDiMAGE A2とかを併用したほうがメリットは大きい。
Date: 2004年02月12日(木)


[デジカメ] PENTAX Optio S4 ~ボイスレコーダー~
Optio S4の機能で忘れちゃいけないのが「ボイスレコーダー」機能である。ボイスレコーダーというのは、記者とか物書きとか秘書で無い限り実のところあまり出番は無い。ボイスレコーダーのカタログを見ると、会議の録音に!なんて書かれているので、ついそれに惹かれて買った人もおおかろう。

だが、実際のところ、よほどのことが無い限り会議を録音して後から議事録を起こすなんて面倒で時間がかかって仕方ない。経験的には、その場にパソコンを持ち込んで、テキストエディタでメモをガンガンとってゆくのが一番簡単かつ高速かつ手間要らずである。

しかし、本格的な400万画素デジカメとボイスレコーダーが一緒になると話は別だろう。筆者も旅先でちょっと音声メモを取っておきたいと思ったことは何度もあるのだが、仮にボイスレコーダーを持っていたとしても、わざわざバッグから取り出すのは面倒だし、それとは別に写真も撮りたいからこれはますます面倒である。

そういう意味で、デジカメにボイスメモという組み合わせで、なおかつ携帯電話並みかそれ以下の重量・大きさならこれは活躍の舞台は大きいと思う。さらにボイスレコーダー機能を使うのに妙にややこしい手続きは不要だ。電源ボタンを長押しすれば自動的にボイスレコーダーモードで起動し、レリーズボタンで録音と停止だから話は簡単。その大きさ故外付けマイクなどはのぞむべくも無いが、自分で旅先でメモを取るには十分な音質だといえる。16MBでおよそ一時間なので256MBのSDメモリカードをフルに使えば十六時間(笑)である。メディア差し替え可能なのが市販のボイスレコーダーと比べてのアドバンテージだろう。

また、写真と関連付けてボイスメモを付けることができる。撮影直後に再生ボタンを押して直前の画像を再生してOK(十字キーの中央)を押せば30秒以内で録音できる。これ、筆者的には面白い用途がある。旅先や機内の食事を写真に撮ることは良くあるのだが、あとから見ると写真だけでは「これ、なんだっけ?」ってことも多い。そういうときに、食べながらあるいは食べた直後に写真を再生してメニューの補足説明などをちょっと音声で入れておくのである。従来はメモを取っていたのだが、メモよりはるかに簡単だといえる。食事に限らず、写真だけではなく音声か文字による情報があればなぁ、というときにコレダッって機能だ。ある意味では強力なビジネスツールにもなり得る。

静止画、音声付動画が撮れるなら、音声だけ録れたっていいじゃないか!そういう発想かどうか知らないが録音機能は最近の音声付動画が撮れるデジカメならできたっておかしくない機能だ。こういうところにも、盛り沢山の機能の向こうに設計者の人としての心が見えてくるのが嬉しい。
Date: 2004年02月13日(金)


[デジカメ] IXY DIGITAL 450, IXY DIGITAL 500
筆者がIXY DIGITAL 400の購入を狙っていたのはつい最近のことで、いくつかの理由から筆者がIXY DIGITAL 400を手にすることは無かった。

第一に、IXY DIGITAL 400を店頭で触るとIXY DIGITAL 200aと大差ない速度、率直に言えばやや鈍いともいえるその速度である。起動も十分遅ければシャットダウンも遅い、また、レリーズボタン半押しのときのフォーカスの反応も200aと大差ない。極端に遅いとはいえないが、今やこのあたりの高速化による快適な動きは当たり前になりつつあるので、余計に目立ってしまうのはちょっと悲しい。

二番目はもっと世俗的な理由で、製造終了で次機種の噂も出る中で中々価格が下がらない。下がらないうちに店頭から次々消えてゆくという、メーカーにとっては非常にありがたいことになっている。これはメーカーの在庫コントロールが成功したということかもしれないが、値下がり狙いのコンシューマーにとっては残念である。

三番目はさらに世俗的な理由で、筆者がポイントをある程度貯めていた店はすでにIXY DIGITAL 400の在庫がどの店にも完璧になくなり、一方でライバル店のほうは当時はまだ在庫豊富にあったのである。メディア購入予定であれば、ライバル店のほうで本体を買って、ポイントを貯めている店でメディアを買う手があるが、コンパクトフラッシュはすでに何枚か持っており通常の使用では十分だし、200aとバッテリーも共通であり200aですでに予備バッテリーも持っているので、極端な話本体だけあればよかったのである。五月におじさん海外一人旅を予定していることもあって出費は最小限に抑えたかったのだ。

だが、IXY DIGITALの一連のハイエンド路線ゆずりのコンパクトデジカメとしてはかなり綺麗な画はとても魅力である。昨今のコンパクトデジカメはCCDサイズが1/2.5インチ前後のものになり、それで400万画素や500万画素だからどうしても感度が落ちてしまい、ということはノイズが増えてしまうことになり、これが撮った写真の暗部などを見ればテキメンなのだ。これはOptio S4だってまったく同じである。G400のほうがマシではあるのだが…。

その点では、IXY DIGITAL 400の1/1.8CCDは好都合である。もちろん愛用のDiMAGE 7upgradeの2/3CCDに及ぶべくも無いが、それは価格からして三倍も違うのだから比較してはいけないというものだが、比較してしまうのが普通の消費者の心理でもある。

そんなこんなのところに、海外向けには米国名はPowerShot S410/S500で欧州向けがDIGITAL IXUS 430/500が発表されていて、昨日、IXY DIGITAL 450/500として発表された。発表された内容によると、スペック上はほとんど変化ない。動画サイズが320×240から640×480になったくらいのものだろう。気になるのはIXY DIGITAL 200aや400の今となっては動作の遅さである。これが改善されていれば非常にいいカメラになるのだが、どうもそれは期待できそうも無いのが残念だ。

Optio S4を持った身としては、何よりPoint and Shoot(いわゆるフルオートのカメラ)のコンパクトが二台あっても仕方ない。多機能・面白さ・常時携帯という点において、Optio S4はIXY DIGITAL 200a/400/450/500の敵ではない(と勝手に思う)。それよりは、コンパクトでマニュアルモード(フルマニュアル、絞り優先、シャッター速度優先)でフィルタなどの拡張性があるものがあったほうがはるかに良い。Optio S4の弱点はIXY DIGITALほどの画質の良さはないというところにある。もちろん画質が悪いというわけではないのでそのあたりは誤解なきように。ただ、Canonの400万画素コンパクトと比べると、やはり画像は弱点だといわざるを得ない。逆に言えば、Optio S4と400~500万画素のコンパクトの前述のような機能で画質が優れたものを同時に持っていればなかなか楽しそうだ。
Date: 2004年02月14日(土)


[デジカメ] KONICA MINOLTA DiMAGE G400の後継機は?
いつも不思議に思うのだが、デジタルカメラの場合、日本のメーカー各社は新機種を国内より先に海外(欧米)で発表して発売する。昨日紹介したPowerShot S410/S500 (DIGITALIXUS 430/500, 日本名はIXY DIGITAL 450/500)もそうだし、今日の話題であるKONIKA MINOLTA DiMAGE G500に至っては日本市場へは投入されてすらいない…と思ったのもつかの間で、実は日本のKONICA MINOLTAのサイトのRevio KD-510Zを見ると…なんじゃ、同じジャン(笑)。さよう、コニカ時代のRevio KD-510Zと同じって訳だ。ややこしい(笑)

これは商品名のとおり500万画素クラスのコンパクトデジカメで、KONIKA MINOLTAの米国サイトに情報が公開されている。公開されているといえば嘘ではないのだが、発表されたのは去年の8月なので知る人は知るわけで、実はその二ヵ月後にG400が米国で発表されているので、G400の後継機である訳がないのだ。

KONICA MINOLTA USA
http://www.minoltausa.com/
ここで左上の "FIND A MINOLTA PRODUCT"のプルダウンメニューから "Cameras - Digital" を選び、出てきた画面の "STEP3" のプルダウンメニューで "DiMAGE G500" を選べば良い。

それによれば、1/1.76インチCCDを使ったG400の先輩で、重量は200gを超えるからOptio S4の二台分で、IXY DIGITAL 400より一割近く重い。メモリカードは例によってSDメモリカードとメモリスティックのデュアルスロット対応であるが、起動時間はG400の0.7秒に比べると1.3秒と倍近く遅い。そういう意味ではもはや高速であるとはいえないものであり、G400の先輩であるのは明らかである。

まあ、DiMAGE G500というかKD-510Zはかくのごとく日本ではもはや店頭ではほとんど見かけない存在となっているし、大して面白いデジカメではなさそうで、それならばIXY DIGITAL 500のほうがずっと良いのは言うまでも無い。何より500万画素クラスになったらCCDは最低限1/1.8インチクラスが必要だと思うわけで、そうなるとOptio S4のサイズを維持するのはまず無理であろうし、従ってG400の本当の後継機が出ない限り筆者の独断的サイズ的に次点となっているIXY DIGITALのシリーズが繰り上げ当選するわけだ。だからといってオートマッチックのコンパクトが二台あっても致し方ないのも事実だ(笑)。

これからフルオートマチックのスーパーコンパクトを買う人なら、Optio S4かマイナーチェンジのOptio S4i(国内未発表)あるいは、IXY DIGITAL 450か500というのが手堅いところだろう。面白さと多機能とユニークさとコンパクトさを狙うならS4かS4i、画の綺麗さを狙うなら動作速度多少ゆったりめを承知でIXY DIGITAL 450か500というところか。

このIXY DIGITAL 450と500は、当然まだ店頭に出ていないから一般消費者としては実機を手に取ったことはない。だが、デザインはIXY DIGITAL 400譲りで、Webのいくつかの記事によれば画質も上々とのことだ。ただ、ここまで代わり映えがしないとなると、どうしてもこれは次機種への繋ぎであろうと思えるわけで、サイクルからいうと今年秋くらいには、IXY DIGITAL 500のニューモデルがより高速化&コンパクト化されて出てくるような気がしなくも無い。そいつの画の質が上々で、なおかつOptio S4と比べて遜色ない大きさ・重さ・速さであればこれはかなり画期的であるが、どうなることやら。
Date: 2004年02月15日(日)


[デジカメ] PowerShot A80はどうよ?
筆者の独断と偏見によれば、デジカメは三つのタイプがある。まずはフルオートのコンパクトでIXY DIGITALシリーズや、Optio S4のようなタイプ。それからこれらより一回り大きいけれど、露光はマニュアル・絞り優先・シャッター速度優先などに対応しフィルタ装着なども機種によっては可能になるハイエンドコンパクトというかこれから上はデジタル一眼レフでっせ、ってタイプ。そしてデジタル一眼レフである。

デジタル一眼レフは本物というか本格的なものは交換レンズを含めると一万円札が何十枚か飛んでゆくようなものなので、筆者には縁がない。最近は安価な機種が出てきてデジタル一眼レフも身近なものになったが、まだまだ高価でコンシューマーには無縁な領域だ。

フルオートのコンパクトは、筆者がずっと使ってきた領域で、筆者の場合は古くはOLYMPUS C-820Lなんてのから、RICOH DC-3Z、SANYO DSC-SX150、SANYO MZ-1、IXY DIGITAL 200a、そして現在のOptio S4という流れ。これは小さく軽くなるにつれて、旅行以外でも欠かせぬ存在になってきているものだ。実装優先度としては小型軽量薄型化が進み、一方で1/2.5インチという小さなCCDでやたら高画素化競争が進んでいるという危険な領域である。この領域で少しでも画質を求めるなら1/2,5インチより1/1.8インチという少しでも大きなCCDを使ったものにすべきで、1/2.5で400万画素とか500万画素とかになると、どうしてもCCDのダイナミックレンジが小さくなって白とびや黒つぶれを起こしやすくなり、感度も落ちるからノイジーになりがちで、大判プリントやレタッチには耐えにくい素材をつくり勝ちである。極端な例だが、1/2.5の430万画素より1/1.8の320万画素のほうが素材としては良い物を作れるケースのほうが多いと思う。

そしてハイエンドコンパクト。この領域は見た目にコンパクトカメラタイプのものと、一眼レフのようなスタイルをもった二路線があり、筆者はこの領域の後者のデジカメとして、唯一DiMAGE 7upgradeを使っているだけだ。DiMAGE 7やDiMAGE A1、最近発表されたPowerShot Pro1のような実売十万縁を超えるクラスは確かに本格的なデジタル一眼レフに比べれば相対的にはコンパクトであるが、荷物の多い海外旅行などでは正直なところ厳しい存在である。また、愛機DiMAGE 7upgradeはそのバッテリーまわりのシビアさは遠出するときはいくら替えのバッテリーをもっていても最大かつ強烈な欠点(欠陥といっても過言ではあるまい)である。簡単に取るにはフルオートの小型が一番だが、工夫の余地が残されるのはハイエンドコンパクトであるから、ここもそこそこ小型でいいものが欲しいものだ。

この領域になるとメディアはコンパクトフラッシュが増えるわけで、筆者の場合手持ちメディアからして一も二も無くコンパクトフラッシュが第一選択肢であり、申し訳ないがxDピクチャカードってのは論外中の論外の問題外、メモリスティック系も同じく問題外のコンチキチン。特にxDピクチャカードは今のところ最高でも512MBしかないし、その価格の高さはカメラ用メディアの中で天下一品で、下手すればコンパクトフラッシュの倍くらいする。いくら本体が安く替えてもそんなのすっ飛ぶくらい高い。512MBに至ってはカメラ量販店で3万円を超えるがほぼ同じ金額でコンパクトフラッシュなら1GBが買えるのだ、1GBだぜ! いくらカメラに良いものがあってもこれでは問題外である。

筆者はデジカメについては画的にはキヤノンが好きだ。そこでキヤノンの上記シリーズであるPowerShot関連の情報をWebで覗くと、目に付いたのがバリアングル液晶(デジタルビデオカメラの液晶モニタのように液晶部が稼動である)搭載のPowerShot A80だ。これはローアングルで撮るには非常に良い。特に草花撮影には大変ありがたい。DiMAGE 7upgradeは液晶は固定だがEVF(エレクトリック・ビューファインダー)は水平から垂直まで90度の間で自由に動くから、これには大変助かっている。

この機種、地味なこともあるし、Gシリーズのハイエンド性と、Sシリーズのスマートさの間にあってあまり人気がでないのか、日本ではあまりWeb記事などでもレビューは見かけない。だが、海外サイトには多数取り上げられており、レビューを見たければこれらの英語サイトを見れば良いのだ。

で、研究してみると…いいじゃん、これ(爆)。では、IXY DIGITAL 200a君と使っていないモバイル君には、PowerShot A80に化けてもらうとしますか(笑)
Date: 2004年02月16日(月)


[旅行] おじさんカナダ一人旅
筆者の友人の一人にカナダ人の男性(現トロント在住)が居る。彼とは、彼が在日時代からの知り合いで、元々は筆者の英語の先生であったが、個人的にも付き合いがあって、よく映画を一緒に見に行ったり、博物館に言ったりしていたし、彼は独身なので当方は家族連れで彼を誘ったりしたこともあった。

その彼がトロントへ戻ってかれこれ一年以上経つ。彼がトロントに戻ったら一度カナダはトロントに行こうと思っていたのだが、それが実現することになった。実現とはいっても、毎年恒例の「おじさんホニャラレ一人旅」であって、それが今年は「おじさんカナダ一人旅」なのである。

トロントへ行くには、Air Canadaの直行便が一本あって所要時間12時間半程度だ。だが、筆者の場合は、JALのマイレージの都合もあって、第一選択肢は我がJALである。また、昨今米国の入管やチェックが厳しいこともあって、何かと面倒なのでバンクーバ経由が必須である。さらにバンクーバーにも立ち寄りたいから、最後の帰国便搭乗地であるバンクーバーで少々滞在するのは、帰国便への乗り継ぎ便のディレイの心配(これは結構嫌なものだ)もしなくて良いのは一石二鳥だ。

そんなわけで、経路としてはJALで日本からバンクーバ経由、そこからエアーカナダでトロントへ入り、トロントで滞在の後、バンクーバへ移動してバンクーバでストップオーバー(滞在)して、日本へ戻るのである。トロントへ行くには直行便だと先に書いたとおり、12時間半で、夕方5時半前に出発してトロント着が現地時間夕方4時半である。しかるに、バンクーバー経由にすると、日本を夕方6時半頃でてバンクーバー着が現地のお昼11時頃。そこから2時間の乗り継ぎをとって(実際にはもっと短くてよいようだが、筆者は乗り継ぎ時間に余裕があるほうが好きである、まあ、安心料みたいなものだ)、トロントへ4時間半のフライトでトロント着が現地時間の夜8時半である。直行便と比べるとおよそ3時間の違い、乗り継ぎを考慮すると1時間のフライト時間の差がある。シカゴ経由だとトロント経由より早くて安いようだが、筆者は断じてアメリカ経由にしたくない。

筆者自身としても、同時テロ以来アメリカ領土には一度も足を踏み入れていないし、ハワイも含めて行こうと思わなくなってしまっているのに加え、件のカナディアンや他の在外の友人も口をそろえてカナダに行くのはアメリカ経由じゃないほうが良いという。カナディアン君はいつもは直行便かバンクーバ経由だが、一度仕方なくシカゴ経由で帰ったことがあった。彼はカナダ人でカナダのIDカードとカナダのパスポートをもっている白人だが、そのときはシカゴの入管でバリバリにしつこく質問されて、他の乗客たちも延々検査と質問の連続で、あやうく乗り継ぎ便を逃すところだったという。

その後日本に戻ってきて、彼いわく「君がトロントにくるときは、絶対にバンクーバ経由か直行便で来たまえ。シカゴ経由ならこないほうが良いぞ」という始末である。まあ、全部が全部そうだという保証もなければ、日本人だが日本人っぽくない顔(東南アジア系の顔だちか?)のい場合はどうなるのかしら、とか思うわけだし、あくまで全て伝聞ではあるがやっぱり嫌なものは嫌である。

そもそも、用もないのにアメリカに立ち寄る必要はさらさらないのは厳然たる事実であり、多少の費用と金額の違いならシカゴやニューヨーク、ワシントン経由などではなくて、素直にカナダの太平洋側の玄関であるバンクーバから入ることにして、先日予約して発券を済ませた。

さて、次はホテルだ。旅は始まる前のルート選びや宿選びからして楽しい!ちなみに、来年の「おじさんホニャラレ一人旅」は既に行き先が決まっていて、「おじさんニュージーランド一人旅PART3」である。これも楽しみだ……って鬼が笑うじゃん。
Date: 2004年02月17日(火)


[デジカメ] PowerShot A80
一昨日の予告どおり、IXY DIGITAL 200a君と今は使わなくなったモバイル君達にPowerShot A80に化けていただいた。PowerShot A80の詳細は本稿末尾のリンクを見ていただくとして、まだ少し触っただけであるが、とりあえず第一印象をば。

写真で見るとちょっとかさばりそうであるが、実際に手にとって見ると思ったほど大きくも無く、さりとて中途半端に小さくも無く、適度な重量と大きさでいい感じのホールド感がある。グリップの部分は電池(単三のアルカリもしくはニッケル水素を四本)ボックスになっているおかげで、丁度手にとるところに重心が寄る感じになるのかもしれない。電池を抜くとホールド感がまるで変わるけれど、電池を抜いた状態で普通は使わないから、これについてどうのこうのは無意味であろう。

このクラスになると、IXY DIGITALのクラスとオートマチックオンリーのカメラと違って、マニュアル露出やシャッター速度優先、絞り優先といった普通のカメラのテクニックが使えるようになって、いろいろ遊べるようになる。また、今まではPowerShot Gシリーズの特権であったバリアングル液晶が他のAシリーズには無いものだ。起動速度は今の高速起動ブームの中では相対的に遅いが、実際に苛立ちを感じるほどではない。オフの時の速度はIXY DIGITAL 200aよりは速く感じた。

バリアングル液晶は、ビデオカメラでおなじみだが、これになれると本体に平面的に張り付いた液晶がいかに使い手に無理を強いているか良く体感できる。とにかく楽チンなのである。また、自分撮りにもこれは非常に好都合で、Optio S4ほどの軽さはないけれど、バリアングル液晶の表示面をレンズ側に向けて、片手で自分を撮るにはこれは非常に良いといえる。

室内で同じようにフラッシュを焚いて人物を撮ると、PowerShot A80とOptio S4では、やはりCCDサイズの差は絶大なことがわかる。色的にはPowerShot A80のほうが肌色が鮮やかというか、やや嘘っぽい色になり、Optio S4のほうが筆者がちょっと試した範疇では自然な仕上がりだった。ただし、両方を比べるとPowerShot A80のほうが彩度が高いように感じられたので、一見するとPowerShot A80の色のほうが見栄えがするかもしれない。(どちらもISO50固定にした場合の話)

これからしばらくOptio S4とPowerShot A80を使うことになるので、そのうち両者の比較画像なども載せたいと思う。

ちなみに、PowerShot A80のケースだが、LowproのZ-10がぴったりだった。

[参考リンク]
キヤノン販売 PowerShot A80
http://www.canon-sales.co.jp/camera/powershot/a80/index.html

キヤノン BeBit PowerShot A80
http://www.canon.co.jp/Imaging/psa80/index-j.html

Steves Digicams - Canon PowerShot A80 - User Review (英文)
http://www.steves-digicams.com/2003_reviews/a80.html
Date: 2004年02月18日(水)


[デジカメ] PowerShot A80 二日目
昨日はPowerShot A80が届いて二日目の夜である。といっても、早朝に家を出て夜になって仕事から戻ってくるというごく普通のビジネスパーソンである筆者が、休みでもとらないかぎり平日ずっとカメラを触っていることなど有り得ない。

だから、正直なところまだ夜しかこの新顔を触っていないのである。それも昨夜は子供と妻の顔を近距離夜間室内撮影で、Optio S4と撮り比べしてみたくらいなのだ(苦笑)。Optio S4とPowerShot A80とはCCDのサイズも違うし、何よりコンセプトが全くことなるわけなので、決して競合機ではないし、むしろ二つを持っていてうまく棲み分けができるような、お互いに無いものを補い合えるような凹凸を持っているようなところがあると感じてる。

Optio S4の最大の特徴は本体のみだと100gを切り電池を入れても115g程度という類を見ない軽さと大きさ、そのわりに操作性が良いこと、写真に音声メモをアフレコできることや、ボイスレコーダー機能も持ち合わせていることから、綺麗な画を撮るカメラとしての位置付けに主眼があるのではなく、ツールとしての性格が強いと思う。いつも、ポケットに入れておいて、これだ!というときに、4Mピクセルの写真+音声でメモる、そんなときには、Optio S4を置いて他に存在しないのだ。

PowerShot A80はカタログやWebで見るとデザインから受ける印象はかなりごつそうだが、実際には非常に手ごろな大きさ・コンパクト性を持っている。まだ二晩しかたっていないのだが、筆者の手には昔から使った道具であるかのように実にしっくりと馴染むのには少々驚いた。操作性は小さいながらもOptio S4はうまくツボを押さえているが、PowerShot A80はかも無ければ不可も無くだ。

どちらもオートにして画を比べてみると、PowerShot A80は相対的にかなり派手目に見える。逆にいえば、Optio S4は地味な仕上がりに見えてしまうが、室内のストロボ撮影(オート)でどちらの肌色が自然かというと筆者はOptio S4だと感じた。PowerShot A80はお酒も飲んでいないのに、ほんのり赤みがかったというのに近い仕上がりになる(筆者の環境では…だ)。

また、PowerShot A80のほうが相対的にエッジが強調気味なので、一見するとPowerShot A80の画が鮮やかではっきりした画に見えて、店頭受けしそうな感じになっているから、相対的にはOptio S4は地味でコントラストが薄くてボケたような画に見えてしまうと感じる。しかし、良く見ると、むしろOptio S4のほうがおおむねエッジは自然で、色的にも室内ストロボ利用ではOptio S4のほうが肉眼に近いようだ。ただ、撮った画を店頭のPCで見比べると、一般受けするのは九分九厘PowerShot A80ではないだろうか。ちなみに、同じ画を同じ画質設定でとっても、ファイルサイズは随分違っていて、PowerShot A80のほうが圧縮率がかなり高いようだ(圧縮率が高いのはストレージ的には優しいが画質的には良いことではない)。

PowerShot A80はいくら思ったよりコンパクトだとはいえ、Lowpro Z-10にぴったり収まる大きさだから、常時身に付けるにはでかすぎる。その点において、Optio S4の存在価値がある。単に静止画や動画だけではなく、静止画+音声、ボイスレコーダーとしての機能とコンパクトさにおいては今のところ他を寄せ付けるものではないと、PowerShot A80を手にしてますますその思いを強くした。

とはいえ、まだ二日目。さしずめファーストインプレッションというところか。

[参考リンク]
キヤノン販売 PowerShot A80
http://www.canon-sales.co.jp/camera/powershot/a80/index.html

キヤノン BeBit PowerShot A80
http://www.canon.co.jp/Imaging/psa80/index-j.html

Steves Digicams - Canon PowerShot A80 - User Review (英文)
http://www.steves-digicams.com/2003_reviews/a80.html
Date: 2004年02月19日(木)


[デジカメ] 画素数など諸々の雑談
これまでの日記でお分かりのとおり、筆者の手持ちデジカメは、
- MINOLTA DiMAGE 7(upgrade) 2/3インチCCD 500万画素
- CANON PowerShot A80 1/1.8インチCCD 400万画素
- PENTAX Optio S4 1/2.5インチCCD 400万画素
である。

世の中相変わらず画素数はインフレ傾向にあり、最近のハイエンドデジカメはついに800万画素になってしまった。KONIKA MINOLTAのDiMAGE A2などは2/3インチCCDで800万画素だし、超コンパクトにおいてもSONY DSC-T1のように1/2.4インチで500万画素という始末だ。デジタルカメラの画の美しさの大きな要因にCCDの画素数があるのは間違いないが、これは多ければよいなんてはずがないのはいまさら言う間でもない。光学系と画像処理が大きな影響力を占めるわけだが、いかんせん、このあたりはカタログのスペックの数値にはなりにくい。一般消費者の常として、あるいは販売店の店頭戦略としてはどうしても画素数、大きさ、重さが筆頭になるであろう。

とはいえ、Lサイズプリントとかもう少し大きなサイズで焼きたいと思うシチュエーションがあるなら、200万画素では大抵の場合不足していて、最低300万画素クラス、できれば400万画素クラスなのだろうなぁとか思うわけである。だが、同じ400万画素でもCCDが小さいとそれだけ辛くなる。カメラにより個性はあるけれど、大抵の場合同じ400万画素なら1/2.5より1/1.8のほうが有利のは明らかだ。

個人的に、あくまで個人的にであるが現時点において筆者的にまるで信用ならぬのが、1/2.4とかの500万画素(例えばSONY DSC-T1)で、普通に信用ならないのが1/1.8の500万画素。独断と偏見では、今のところ1/1.8は400万画素が手ごろなのではないかと感じてる。そういう意味では、CANONはある程度明確な線引きをしているように思える。無理に小型化と高画素数化を両立させようとしないところが好ましいのだが、そういう意味ではS50は信用ならぬ(笑)し、1/2.5で400万画素のOptio S4だって同じく信用ならぬ(笑)。

同じ1/1.8の400万画素では、PowerShot G3とA80がある。両者、どうも同じCCDをつんでいるらしいし、どちらもバリアングル液晶であるが、G3は1.8インチの液晶モニタでA80よりちょっとだけ大きい。他にもバッテリーが違うとか大きさが違う(笑)、重さが違うとかあるけれど、金額に響くもので一番の違いはレンズだ。レンズの明るさがかなり違う。G3とG5のレンズはF2.0~F3.0と明るめなのに対して、A80はF2.8~F4.9とこのクラスでごく当たり前になっている。特にテレ側の明るさの差は35mm換算で100mm前後のテレを使う場合にはかなり大きな差となって現れるから、G3に迫るスペックのA80が出てもG3やG5の存在価値はそこにある。

ちなみに、PowerShot G5が出たら、PowerShot G3も売れるようになったという噂をどこかで読んだのだが、これは1/1.8の500万画素液晶を信用ならぬという人たちが急いでG3を買いに走ったのかもしれない(爆笑)。確かにG3やG5のレンズの明るさは魅力だし、G5の1/1.8-500万画素は個人的に信用ならぬので、G3に走る気持ちは理解できなくもない。

まあ、だが、普通に撮って遊ぶ分には、PowerShot A80は大きさ重さ的にも実に手ごろだと思う。G3やG5になるとちと大きくなり重くなってしまう。また交換用スペアバッテリーもNiMH二次電池なので専用リチウムイオン電池よりはるかに安いし、何よりNiMH電池の容量の増加具合はすさまじいものがあって、現時点で単三タイプでは2300mAh、4月から松下が2400mAhを販売する。この調子では年内に2500mAhになるやもしれぬ。電池が高性能になれば、PowerShot A80の電池の持ちもさらによくなるわけで、このあたりが専用リチウムイオン電池採用機にはない大きなメリットである。

世間ではパソコンの購入ブームが過ぎて(とりあえず興味を持った人には行き渡った?)、ブロードバンドも急速に普及してネットで写真のプリント依頼なども安くでできるようになり、じゃあってことで次はデジカメブームなのか。量販店店頭で人だかりが多いのは、300~400万画素クラスの超コンパクトタイプのところのようで、観察しているとなかなか楽しい(笑)。
Date: 2004年02月20日(金)


[雑記] 久々に有楽町
筆者が有楽町に行くというのは、国際フォーラムでコンピュータ関連の展示会なりフェアなりカンファレンスがあるときくらいのものである。JALプラザなんてのもあるわけだが、航空券の予約や発券であれば新宿のJALプラザのほうが筆者には便利だから、やはりあまり用がない。

今日は珍しく用事ができれ有楽町までわざわざ足を運ぶ機会があった。用事のほうはどうでも良いとして、夕方から知人と待ち合わせて久しぶりに話をしながら夕食をともにした。筆者は基本的には酒はほとんど飲まない、特に外では滅多に飲まない。会社のなんちゃら会(送別会とか…)は義理もあるし立場上避けられないことが多いからやむをえないとして、それを除けばほとんど外で飲むことはないし、自宅でもほとんど飲まない。

そういう筆者が昨今の有楽町の飲み屋状況など知る由もなく、知ろうとも思わないわけで、知人と落ち合った後も、二人ともこのあたりの店などまったく知らぬ存ぜぬ状態(笑)。悩んでいても仕方ないので、駅から新橋よりの方向に行く。このあたりのガード下は飲み屋だったなぁ、露天に限りなく近い店もあったっけ…というくらいの記憶はあるが、さすがにそういう店は避けたくて、もっと落ち着いて話ができて安そうな(高くなさそうな)店はないかねぇ…ってことで、入ったのが「手作り料理の店 有楽町の八百八町」という店。

リンクを見ていただくとわかるが、特別に変わったメニューがあるわけでもないし、価格的には有楽町らしい比較的リーズナブルな価格というか、筆者的に普通の価格というか、ま、普通の店だ。

このあたりは夜は勤めを終えたビジネスパーソン達でにぎわうわけだが、どうもそういう雰囲気が好きではない。というか、はっきりいって嫌いである。同じ会社の同じ部門の人間で飲みに行くとまず間違いなく仕事の話になる。なぜ、仕事を終えて社外で出てまで仕事の話をするかねぇ、馬鹿じゃねぇのか…というのが持論。そういうこともあって、会社の連中とは避けられない義理を果たす以外では飲みに行ったりしない。クソクラエなのである。

今日は会社とは無関係な人なので、いろいろなことに話を弾ませながら楽しいひと時がすごせた。この「手作り料理の店 有楽町の八百八町」という店だが、あとからWebを調べてわかったのはJR東日本系列の店なんですなぁ。店内は落ち着いた雰囲気でスペース的にもちょっぴりゆとりがある。席というかテーブルと椅子がびっちりで客を詰め込む店が多いなかで、これはちょっとだけうれしい。

余談だが、筆者は宴会というやつが大嫌いで大の苦手でクソクラエなのだ。気の会うごく少数の仲間と楽しく話しながらおいしい料理とおいしいお酒が少量あれば幸せだ。出張などで出張先の連中と飲みに行くのも好きではない。理由は簡単、仕事を終えて仕事の話はしたくないからね。それならホテルのバーで一人静かに時を過ごすほうが何万倍も幸せというものだ。

ともあれ、今日は土曜日でビジネスパーソンの愚痴も聞こえてこない「手作り料理の店 有楽町の八百八町」の店内でビール、お酒、ざる豆富、鳥取県産大山鶏盛り合わせ、カマ焼き、大根ステーキ等々をいただきながら、久々に楽しい二時間を過ごすことができた。お付き合いいただいた知人氏に大いに感謝。

ジェイアール東日本フードビジネス株式会社
http://www.jefb.co.jp/

手作り料理の店 有楽町の八百八町
http://www.jefb.co.jp/88/index.html

ぐるなびレストラン 有楽町の八百八町
http://r.gnavi.co.jp/g663402/
Date: 2004年02月21日(土)


[デジカメ] Optio S4のケース


世界最小・最軽量(2003年10月10日現在、光学3倍ズーム、有効400万画素デジタルカメラにおいて)をうたうPentax Optio S4だが、その小ささ故にケースに困るというか、ケースを選ぶ楽しみがあるというか、とにかくそんじゃそこいらのデジカメケースでは、ブカブカのドンドンであり、第一世間一般の小型デジカメと同じケースに入れたのでは世界最小・最軽量が泣く。さりとて、液晶部には硬質樹脂のプロテクタがあるわけではないので、何らかのプロテクションケースが必要である。

筆者は非喫煙者&嫌煙派&煙草絶滅賛成派&煙草一本十万円賛成派(苦笑)なので、煙草ケースとは無縁だが、Optio S4は煙草ケースにぴったりらしい。ちなみに名刺を発注すると樹脂製のケースに入ってくることが多いが、これにもぴったり入ったりする。他には、携帯電話のケースに合うものがあるらしいし、100円ショップにもうまく探せばフィットするものがあるらしい。だが、どれも「らしい」のであって、ベルトに下げて邪魔にならないような奴はどうにも見当たらない。

今日、所用があって外出した折に某量販店のデジカメ用品売り場で見つけたのが、ハクバ写真産業から出ているエクスポーチというやつだ。下記リンクには本日時点で商品写真がないので、ヨドバシ.comに行って「エクスポーチ」で検索すると出てくる。カシオのエクシリムにぴったりとかヨドバシ.comに書いてあるが、商品のパッケージには、なんとOptio SだかS4の絵が描かれているのである。箱入りとかではなくて、ボール紙に商品が張り付いているだけなので、店頭でOptio S4を入れて試してみるとぴったりじゃん(写真参照)

というわけで、780円(税別)で買いました。ベルトポーチじゃなくて、カラビナでベルトループとかに下げるタイプでフラフラするから付け具合がどうかわからないけれど、とりあえず試してみましょ。

ハクバ写真産業株式会社
http://www.hakubaphoto.co.jp/

ハクバ エクスポーチ
http://www.hakubaphoto.co.jp/catalog/digital/bag.html
Date: 2004年02月22日(日)


[雑記] 都会の汚れ
筆者宅のほうは、昨夜というか夕方というかとにかく夜になってからの風が凄かった。ビル風というのもあろうが、それにしても猛烈な風だ。筆者はこの日は午前中所用があって外出していたが、昼時には帰宅していたから、この風の中を外にいたわけではないのが幸いだった。

昨日は異常に暖かいというか、暑いくらいの天気で、フリースのジャケットを着て歩いていたら汗が出てくるくらいだった。今日は昨日ほどではないけれど、平年に比べたら随分暖かで、予報では明日は寒くなるというか例年どおりというか、相対的には寒くなるそうだ。三寒四温とはよくぞいったもので、まさにそんな感じ。

東京の都心近くに住んでいると、風でも雨でも快適なものはほとんどない。田舎というか郊外の空気の綺麗なところだと、雨が降れば網戸も綺麗になるとか、風は爽やかというのはあるのだが、都心近くだと不快なだけである。雨が降ると網戸は汚れる。なぜなら空気が汚れておりその中をくぐってくる雨粒もゴミを沢山含んでいるし、雨に濡れたあと空気の汚れの微粒子が濡れた網戸にくっついて網戸が汚れる。風が吹くと汚れた空気が室内に入り込み室内も多少なりとも汚れが進むがこちらは風が無くても大差ないかもしれぬ。

とにかく、都会の空気は汚い。唯一綺麗になるのは、夏の台風が去った直後だ。このときばかりは、都心を通り抜けた台風が、汚れた空気をすっ飛ばしてくれるから、とりあえず一瞬だけはすがすがしい。

まあ、こういう風に空気も汚くて、水も不味くて、人の心はとげとげしくケバ立っているようなところにいつまでも住んでいるのもどうかと思うわけで、とにかく人が多すぎる。多すぎるといっている筆者も人口過多に寄与しているうちの一人なのででかい口はたたけないが、正直なところ老後も都心近くに住みたいとは思わないが、この便利さは代えがたいものがあるのも事実だ。

筆者も四十後半だ。老後、どこに住むか、真剣に考えなくてはならない。
Date: 2004年02月23日(月)


[雑記] 花粉の季節到来
今年は、昨年夏が冷夏だったということで、予報では花粉飛散量は昨年に比べたら少ないらしい。少ないとはいえ、大量の花粉が飛散することに変わりは無くて、一旦花粉症が発症したら、何もしなければ一生治らない。極端なことを言えば「不治の病」ともいえる。

筆者も記憶によれば花粉症を発症してかれこれ三回の春を過ごしてこれで四回目である。確かに今年は筆者の症状の出だしも遅いというか先週末まではほとんど症状は無かった。このままゴールデンウィークまで持つか!と思ったが、そんな甘い話があるわけはない。日曜日の列島を襲った強風で一気に花粉が飛散したのだろうか、今日は軽く鼻水が出たり鼻が詰まったりである。これから一ヵ月後くらいがおそらく筆者のピークになる。

春は、日本の四季の中で秋にならんで美しく過ごしやすい時期で、世界に誇るべき美しさがあふれる季節なのだが、そこに住んでいる人間はといえば、この季節は涙目で鼻水くったらして、でかいマスクをして…と実に情けない。

日本にはまだまだ美しい自然が沢山あるけれど、花粉症だけはごめんこうむりたいものだ。
Date: 2004年02月24日(火)


[デジカメ] CANON PowerShot Pro1
ちょっと用事があってキヤノンのデジタルハウスゼロワン(CANON DIGITAL HOUSE 01)新宿へ行ってきた。用事のようはまた別途書くとして、展示されているデジカメの中に3月下旬発売予定のPowerShot Pro1が展示されいたので、実機を触ってきた。

筆者的にはPowerShot Pro1のズームが35mmフィルム換算で28~200mmと、DiMAGE 7と同じくワイド側が28mmであることが興味の対象となった最大の理由だ。過去にも書いたことがあるが、室内や風景を取るには35mmとか38mmといった焦点距離では明らかに不足で、どうしてもワイコン(ワイドコンバーターレンズ)とかが必要になってしまう。画像にひずみが出ない範囲の実用的で使いやすいワイドとして28mmは必要だと思っているわけだ。

PowerShot Pro1のサンプル画像はメーカーサイトやDigital Camera Reviews and News(英語)のサイトを見ていただくとして、個人的な感想をば少々。

キヤノンのコンパクトデジカメの特徴として全体的に動作が遅いことがある。画は綺麗なのだが、いかんせん動作が全体的に緩慢なのでそれが気になったのだ。ゼロワンの展示機を触ったところでは、やはり遅い。遅いのだが、PowerShot S1 ISのほうは、これに輪をかけて遅いのには驚いた。比較的明るい目の店内だが、迷う、迷う、迷った挙句に合焦しないで放棄することもある。これじゃぁ、筆者のDiMAGE 7UGと変わらないというか、時にはマシかもしれないと感じた。最終的に販売されるPowerShot S1 ISがどうなるかわからないのだが、このあたりはかなり改善の必要があると感じた。PowerShot S1 ISで、動き回る子供をとるのは不可能だと思っても過言ではあるまい。

屋外の明るいところを狙うと、まあ普通に我慢できる範囲だとは思うが、屋内の暗めのところを狙うと結構迷いが出るのである。同じく展示されているIXY DIGITAL 500のほうがずっと早い。ちなみに、IXY DIGITAL 500とIXY DIGITAL 450では、同じ場所を狙っても、あきらかにIXY DIGITAL 500のほうが早かった。

PowerShot Pro1のもう一つの特徴はズームリングでズーミングを行えることだ。筆者としてはこのタイプの一眼レフに近いハイエンドコンパクトデジカメの場合、ズーミングは絶対マニュアルに限るのだ!と思っているわけだが、PowerShot Pro1はマニュアルズーミングのようにズームリングをまわすことでズームイン・ズームアウトできることだ。しかし、実際に試してみると、なんとも鈍さを感じる。AFものろいがズームものろい。ズームリングをゆっくり動かしている分にはあまり違和感がないが、リングを速くまわすと、それからゆっくりとズームがついてくる感じで無茶苦茶違和感がありマニュアルズームでは考えられない。同じ電動ズームでも、ボタン式なら最初から覚悟ってものがあるので、極端に遅くない限りは違和感ってのはないのだが、PowerShot Pro1のは結構ひどいと感じた。

正直なところ、いくらレンズが良くて画がきれいだとしても、AF合焦速度とズーミングの扱いでどうにも嫌な感じで欲しくないと思った次第である。これなら、DiMAGE A1かDiMAGE A2のほうが、筆者的にははるかに良い。


Digital Camera Reviews and News:CANON PowerShot Pro1
http://www.dpreview.com/articles/canonpro1/

キヤノン:PowerShot Pro1
http://cweb.canon.jp/camera/powershot/pro1/index.html
Date: 2004年02月25日(水)


[デジカメ] 薄目をあけるPowerShot A80


筆者宅にPowerShot A80が届いたのはほぼ一週間前のこと。平日は時間が無いので土日に動作チェックをしていて気づいたのが、電源オフのときのレンズバリアの閉じ具合が変なこと。写真の左側がそれで、波型に合わさるレンズバリアの右上があっていないことに気づいた。

実際に肉眼でみると0.2mm程度なのだが、気になるといえば気になるし、第一唯一の前玉保護手段なので、やはりぴったり閉じて欲しい。しかし、これが例えば完璧に半開き状態だとかいうなら誰が見ても初期不良となるので問題ないのだが、これくらいだと微妙で、販売店側も慎重になる。

というのも、販売店が初期不良だと認めて交換することは可能だが、それをメーカーに初期不良として返品した場合、もしメーカーが正常品だと認めた場合には一般的には販売店に送り返されてくる。ところが、開封品なので、良心的な販売店であればそれを新品として販売することもできず、中古品扱いせざるをえず大損である。そこで、天気も良いし、販売店にメーカーと連絡をとってもらい、時間短縮のために筆者自らキヤノンのQRセンターに足を運んで、メーカーで不良品のお墨付きをもらおうという訳だ。メーカーが不良品と認めたならば、良心的な販売店は文句無く交換してくれるはずである。まあ、それでキヤノンのデジタルハウスゼロワン(CANON DIGITAL HOUSE 01)新宿へ行ってきて、PowerShot Pro1とPowerShot S1 ISを触っておおいにがっかりして、かわりにFinepix S7000とDiMAGE A1/A2に興味を抱いてしまったわけだ。

さて、PowerShot A80だが、写真左のような状態でゼロワンの展示機と比べても明らかに隙間が大きすぎるということで、無事初期不良のお墨付きを頂いて、販売店で新しい現品を確認のうえ交換していただいた。それが写真右であり、こうやって並べると明らかに違うことがわかる。ちなみに、店頭展示機の中には左のようなものが稀にあるので、PowerShot A80を買ったら、その場でまずレンズバリアを確認したほうがよいかもしれない。

新しくなった筆者のPowerShot A80は、サンヨーの2300mAh(HR-3UB)を四本、ハギワラシスコムの256MBコンパクトフラッシュ、それにシンプルなストラップをつけて撮影時重量は374gである。これを重いと思うか、軽いと思うかは人それぞれである。筆者としては、決して軽いとは言わないし、むしろ大きさの割にはずしりとくるのが正直なところだが、さりとて重いということもなく、手ごろな重量感、撮影時に安定する重量感だ。

キヤノンの伝統か、AFはあまり速いとはいえないが、PowerShot Pro1とかPowerShot S1 ISよりマシであり、IXY DIGITAL 500より遅い。キヤノンの小型デジカメで得意のAiAFは、IXY DIGITAL 200aのころから、思ったところにAiAFが合わないことも結構あったりして、普通の中央スポット測距したほうが簡単である。少なくとも筆者は、中央を合焦したいものにあわせてフォーカスロックしてからシャッターを切る習慣があるから、操作的には問題ない。ただ、他人にとってもらうときには、AiAFのほうが無難である可能性が非常高いともいえる。

とにかく、これでバリバリ使えそうだ。
Date: 2004年02月26日(木)


[デジカメ] 可愛い奴 DiMAGE 7
世の中には「出来の悪い子供ほど可愛い」なんて言葉があるようだが、似たようなところがMINOLTA (現KONICA-MINOLTA)のDiMAGE 7にもある。これはレンズ一体型のハイエンド一眼(一番レフではない)で、筆者が買ったのは、2001年10月のことであり新宿さくらやにて、ぬぁ~んと12万5千円も払ったのである。今ならEOS KissDのレンズセットが買えてしまう値段だ。

だからというわけではないのだが、DiMAGE 7にはなんというか憎めないところがあるし、なにより、やっぱり可愛いくて、持っているだけ幸せになるデジカメなのである。現在もっているOptio S4は道具としてその大きさから非常に便利であるし、画質的には特にOptio S4は色々批判もあるようだが、実際のところ家庭でせいぜい葉書サイズにプリントするにはまったく問題ないわけで、その点はPowerShot A80がカバーしてくれる。世間で画質を云々するケースに限って、実は画面で4Mピクセルの画像を等倍で見てどうのこうのしていたりすることもあって、なんだかなぁとは思う。それはそれで一つの見方だとは思うが、実際の4Mピクセルの画像を普通のサイズのPCのモニターで鑑賞するのに等倍で鑑賞するやつはまずいないわけだし、画面の縮小画像で見るときにはプリントアウトしたときの評価というのはまた違ったポイントになると思われる。とにかく、最終的に画像なんてのは、プロ写真家でないかぎり、自分が気に入れば他人がなんと言おうがそれで良いのである。

とにかく、超コンパクトのフルオートデジカメってやつは旅行の必需品だし、非常に便利なので持つ喜びってのとは別の次元でPalm m515のように肌身話さない道具として嬉しいものだ。だが、DiMAGE 7という奴は手元にあるだけで何故か嬉しい。筆者がマニアックなだけなのか。触れば触るほど奥の深いところがあって、いろいろ新発見が絶えない。

発売当初は、バッテリーの持ち時間についていろいろ問題があったが、今はニッケル水素電池も2300mAhまで増大し、きちんと充電管理ができていれば、事実上ほとんど問題は無い。まあ、DiMAGE 7でローバッテリーになっても、他のデジカメや電子機器ではまだまだかなり使えるくらいの容量が残っているので、DiMAGE 7自身がかなりバッテリーを食べ残しているのは間違いない。

DiMAGE 7は、現在ではその欠点がかなり改良され手ぶれ防止(AS)がついたDiMAGE A1やDiMAGE A2がDiMAGE 7シリーズの後任の座についている。これらにも非常に魅力があるが、仮に筆者がこれらを手にしても、多分DiMAGE 7は手放さないような気がする。DiMAGE 7はちょっと使って「こりゃいいカメラだ」と言えるカメラではなく、ユーザーが自分で満足を見出すようなところがあるのではないだろうか。だから、それが見出せないユーザーにとっては糞デジカメなので、苦労して自分にとってのDiMAGE 7の楽しさを見出したユーザーは可愛い奴になるのであろう。
Date: 2004年02月27日(金)


[デジカメ] FinePix S7000
昔からフジのデジカメには興味が無かった。第一の理由はメディアだ。昔のフジはスマートメディアだったが、これはオリンパスも採用していて昔所有していたC-820Lで懲りた。筆者は電子部品扱いについては素人ではないのだが、とにかくよく飛ぶ。ビシバシ飛ぶ。大事な写真がバンバン飛ぶ。これではたまったものではない。論外であり世の中にあれほど信用ならない記録メディアといのも珍しいのではないか。カメラに刺しっぱなしでケーブル接続するなら問題ないが、筆者のようにノートやデスクトップにメディアを突っ込んで処理する場合は、飛ぶ可能性が極めて高くなる。

その後メディアの大容量化と小型化には負けて、オリンパスもフジもスマートメディアを投げ出し、開発元の東芝はもっと前に放り出してSDカードへと走った。で、フジとオリンパスはというと、SDカードにすればよいものを、わざわざ別の規格を作り出してxDピクチャカードという、わけのわからんものをまた一つ作り出して反標準化の旗手と成り下がった。

第二の理由はフジのデジカメの縦長の形にある。筆者の手がでかいせいなのか、何も考えずに手にとってスイッチを入れると、必ずといってよいほど、沈胴式のレンズが出てくるときに指を押しのけてくれる。なんといいましょうか、丁度良いところにレンズがあるのだ。一旦出てしまえば関係ないのだが、実に心地悪いしレンズを指紋だらけにしかねない。

最近、いろいろなデジカメ各社のWebを見ていて、いまさら気付いたのは、FinePix S602とその後継となったFinePix S7000は、どうでもよいxDピクチャカード対応は糞食らえとして、コンパクトフラッシュにも対応しているダブルスロットだということ。だが、これもまたへんちくりんで、わざわざ割高なxDピクチャカードを買わせたいからなのか、平気で「コンパクトフラッシュは保証しておらず、マイクロドライブのみ」だとぬかしている。512MB以下はxDピクチャカードを使わせて、それ以上の大容量は今のところ直ぐには望めないので、マクロドライブにやらせようというわけなのか。だが、そのままでは割安で構造的にも外力に強いコンパクトフラッシュのほうを使う人が多いのは明白なので「保証しません」なんてことを書いているのだろうか。それに比べればオリンパスはC-5060では素直にコンパクトフラッシュ対応としているだけマシかもしれない。

さらにわからないのは、FinePix S7000の初期の一部で、コンパクトフラッシュ使用時に電源を切っても電池を消費するなんてのがあったようで、これはセンドバックによるファームウェアアップデート対応となった。それでも、スペック的には頑として「コンパクトフラッシュは推奨していない、保証対象外」となっているのだから、もうわけがわからない。

大きくはこんなところだが、FinePix S7000はちょっと興味有りだ。ハギワラシスコムのフラッシュの動作確認表では、FinePix S7000のようだし、1GBのマイクロドライブを買っても一万円台後半だ。何より、DiMAGE 7UGにはない、素早さがこいつにはあるではないか。だが、素早さという点では、DiMAGE Z1やDiMAGE Z2はかなり速いし電池の持ちも抜群なようなので、とにかくチャンスを逃さずガンガン撮ろうってときは、こちらも大いに面白そうではある。DiMAGE Z1なんて3Mピクセルだが、38~380mmズームという高倍率の割にはF2.8~3.8(35mm換算)相当という明るいレンズは魅力だし、EVFのようでいてEVFではないEVFモドキも結果的には非常に見やすい(と筆者は思う)し反応も抜群に速い。何より、DiMAGE Z1なんて今や思わず魔法のカードをもってレジにいってしまいそうな価格なところが非常に恐い(笑)。

君子危うきに近寄らず。
Date: 2004年02月28日(土)


[デジカメ] 300万画素のススメ
世間のデジカメは、とにかく画素数競争に走りつつあるような気がする。筆者が比較的最近まで使っていた200万画素って、「え、まだ200万画素なの?」ってな雰囲気でもある。カタログの仕様の部分を見比べれば、画素数って多いほうがきっと綺麗なんだろうなぁ…という思いを抱くのは、まあ当たり前といえば当たり前かもしれない。

今、一番売れている画素数はどのあたりか?カメラ映像機器工業会の統計によれば、2003年12月度単月の国内出荷台数では、300万画素台が43万台でトップ、次に400万画素台の26万台、続いて500万画素以上の20万台となり、200万画素台は9万7千台に過ぎない。その半年前の6月を見ると、トップはやはり300万画素台の39万台、二位と三位はそれぞれ400万画素台の11万台と200万画素台の10万台で、500万画素以上は7万7千台に過ぎないから、高画素数化へのシフトが進んでいることがわかる。

実際店頭を見ると、一番種類が多く並んでいて人だかりが多いのは300万画素のコーナーで、次に400万画素以上で、200万画素のコーナーなんてほとんど人も居ないしカメラも少ない状態なのだ。価格的にもお手ごろ感のある機種が多いのも300万画素で、選択肢もバリエーションに飛んでいてなかなか楽しいといえる。

ものの本やらWebサイトを見ると、300万画素でA4フルサイズプリントはちょっときつい、A4フルサイズなら400万画素は最低必要とかかかれている。だが、冷静に考えて、自宅でプリントするにせよラボに頼むにせよ、A4サイズプリントなんて一体今まで何回印刷したろうかと思うわけだ。自慢じゃないけれど筆者なんて一度もしたことはない。少なくともデジカメではしたことがないし、しようと思ったこともない。第一A4なんてでかすぎて収納に困るしフォトフレームに入れるにしてもやはりでかすぎだ。展覧会に出品するならいざしらず…というところ。

400万画素のOptio S4とPowerShot A80、そして500万画素のDiMAGE 7UGを持っている筆者がいうのは実に説得力に欠けるきらいもあるが、家庭で使うなら300万画素でおつりがくる。200万画素だとトリミングしてなんとか細工したいときに苦しいこともあるが、300画素だと大抵間に合うと思うわけだ。それに、CCDのサイズにして1/2.5インチ程度のものであれば、300万画素のほうが感度もよいからノイズも少なくなる。まして1/1.7インチで300万画素でレンズが明るいもので、AFがぴたりと素早く決まるものがあれば、あとはメディアやら予算やら外見やらタッチ&フィールが好みにあえばそれが一番ではないかと思うわけだ。画質だけを言うなら、家庭でラボにLサイズプリントを頼んだり自分でプリントするのが主流なら、同じサイズのCCDの500万画素より300万画素のほうが平均的には無難であろうと思う。もちろん、いつも等倍でPCの画面で高解像度を楽しむような酔狂な人であれば別だが…。

結局のところ、画素数とCCDサイズなんてのに絶対的な正解は存在しないし、この線からこちらはOKだけど、あちらになると絶対だめなんてボーダーラインも存在しない。CCDというものは、サイズが小さいほど歩留まりは上がるしウエハー一枚あたりで取れるCCDのチップ数も多くなるからコストが下がる。ローコスト化のための条件の一つはCCDの小型化だといえる。また同じ画素数ならCCDサイズが小さいほど、CCDサイズが同じなら画素数が大きいほど、感度が落ちてノイズが増える(S/N比が悪くなる)し、画素数が多いほど解像度は高くなる。また、CCDサイズが大きくなるとレンズ径も基本的には大きくなり露骨にコストに反映する。

要は自分が必要とする性能とかけられるコストとのバランスであり、そのバランスの取れる点は個人により異なる。そういう意味ではお値ごろなのは1/2.5程度の3Mピクセルくらいではないだろうかと思うわけだ。どっちつかずという話はあるけれど、非常に無難にまとめやすい線で、選択肢が多いのはメリットだと思う。
Date: 2004年02月29日(日)

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