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あいちゃんの日記帳 2003年05月分

あいちゃんの日記帳

2003年05月の日記


[雑記] 東京に感じる恐怖
筆者旅行につき休載、というのを書き忘れたまま直前の準備でバタバタしたまま、でかけてしまい、ようやく戻ってきたわけである。どこへ行っていたかということ、二度目のニュージーランド、すなわち「おじさんニュージーランド一人旅PART2」なのである。旅の仔細は、近々に旅行記として掲載する予定だ。

ニュージーランドはこれで二度目なわけで、初回はQueenstownとAucklandに滞在し、今回はChristchurchとAucklandに滞在した。筆者は観光客が好んで行くようなところは最小限にして、あとは地元の人が行くようなショッピングセンターへ行ったり、地元の人が使う交通機関(この場合はバス)を使って街中を移動したり、一日あたり相当な距離(少ないときでも数キロは間違いないだろう)を歩いているわけだ。マウイやオアフでも似たようなことをやっているわけであるが、それで肌で感じるのは、ニュージーランドは日本と同程度かそれ以上に治安が良いということだ。

これは必ずしも「非常に安全だ」といっているわけではない。日本が安全だと思ったら大きな間違いである。だが、自分の身の回りであちらこちらで殺人や強盗が多発するということもあまりなくて、基本的な用心をしていればそういう犯罪に巻き込まれることは防げることを、私たちは知っている。すなわち、それと同程度の基本的な用心をすれば良いということでもある。

もう一つ、これは、ニュージーランドに限らないのだが、旅行から帰って日常の通勤電車に戻ると、やはり東京の人の多さに辟易とするし、都心ではどこを見ても誰を見ても、無表情で不気味で、まるでモアイ像の行進のように見えることだ。これは、犯罪的に怖いというのではなく、精神的にかなり怖く感じる。ある種の恐怖すら感じる。

すっと東京ですごしているとそんなことはこちらの神経が麻痺して感じなくなるが、外国といわずとも都会を離れてしばらく過ごし、東京に戻ってくるとやはり同じように恐怖を感じる。確かに東京は恐ろしく便利な街だが、同時に極端に非人間的なところでもある。きわめて無機質の街で、そこに住んでいる人はまるでアンドロイドだ。

筆者が、特に一人で海外で大して長くない日をすごす度に、今の東京は人間の住む街としての規模の限度を遥かに超えている、と感じる。個人的には東京は大好きな街なのであるが、一方では長く住みたくないとも感じるのも事実だ。若い時にはそんなことは感じることもなく都会を楽しんでいたが、近頃はその都会が重荷になりつつあるのも事実だ。

それだけ歳をとったということか。
Date: 2003年05月08日(木)


[PC] 眼の老化とハンドヘルドPC
筆者が近年海外旅行に行くときは、ノートパソコンを持参するのが常である。これは、現地で感動も新たなうちに、旅行記を書いておきたいことが最大の理由であるが、他に、メールアクセスやらデジカメ撮影データのバックアップを取りたいという意味もある。

だが、今回の「おじさんニュージーランド一人旅PART2」では、いわゆるノートパソコンは持参しなかった。クライストチャーチの宿が B&B (Bed & Breakfast) であり、室内には電話器はもとより電話線そのものが無いということで、通信ができないししたがってメールアクセスもありえないので、それなら何か代わりにテキスト入力できる小型軽量のものを持参すればよいと考えたのだ。

ノートパソコンのかわりにテキスト入力できるもの、となると、WindowsCE系の旧あるいは旧々機種は処分してしまったので、今となっては、
- Palm m515 + Palm純正ポータブルキーボード
- HP200LX
の二種類のみだ。結論からいうと両方持参してみた。Palm m515のほうは国内同様にPDAとして使っていたが、ポータブルキーボードのほうは使わなかった。宿の部屋の中でポータブルキーボードを使うのはかまわないが、カフェなどで広げるにはあまりに人目を引きすぎるからだ。結局、外出時にもちあるいて、カフェでカプチーノを飲みマフィンを食べながら、プチプチと入力していたのは、HP200LXだった。

このHP200LXは、未だに非常に偉大な存在だと思うが、もはや中年のおじさんにとっては、やはり字が小さいのである。その上、宿の室内なんてのはどういうわけか、どこでも薄暗いことになっていて、ますます見にくいのである。それに輪を掛けて、日本語化したJHP200LXは、Palm m515同様に複雑な漢字は非常に見にくいのである。m515はカラーでバックライトがあるから、まだなんとかなるが、モノクロ反射式液晶のHP200LXでは、老眼の始まりにはかなり手ごわい相手であることをまざまざと実感し、これをビシバシ使っていたころは若かったなぁ、とため息が出た。

やはり、手ごろなのはハーフVGAのWindowsCE (Handheld PC) ではないかと感じている。実際問題、500g程度でバッテリー駆動時間が公表値で10時間以上あり、文字が見やすくてフルキーボード付きで....となると、もう現在では選択肢はほとんどない。というか、現在店頭でどこでも変える機種でこれを満たしたマシンは存在しないといってよい。

メールとかをどうしてもアクセスしたいということがなければ、単に旅行記などのためのテキスト入力であれば、もっとシンプルなものでよいのである。

はて、さて、次の旅行(夏休みの家族旅行)には何を持っていっているだろうか。
Date: 2003年05月09日(金)


[雑記] 運動会
子供の運動会があった。高校だから運動会というより体育祭というほうが適当だとは思うが、保護者へのパンフレットには運動会とある。

筆者は共学の公立高校普通科に通っていたが、クラブ活動では放送部というものをやっていて、そこで技術のほうを担当していた。普段は昼休みと放課後の放送、あとはドラマを作ったりしていたわけであるが、年に二度大変忙しい時期があった。

それは文化祭と体育祭である。文化祭の放送設備運営は全部放送部の仕事だし、体育祭のPA設営や放送設備運営も放送部の仕事であり、校舎から一般道路の上り坂を数分ほど登ったところにあるグラウンドへ、リヤカーをつかって早朝から機材を運び上げたり、夕方に撤収したりしたものだ。

話は変わるが、筆者は大の運動オンチであり、学校生活の中でもっとも憎むべき敵は運動会とか体育祭だった。中学までは避けるすべはなかったのだが、高校にはって放送部に入り、最初から狙ったわけではないのだが、放送部で部員が非常に少ないのに仕事が多いということで、申請によりすべての競技参加を免除され、かんかん照りの体育祭のときに、本部テントの下で三年間の体育祭を過ごすことができた。

体育祭の最中は問題なく楽だったわけだが、その準備と撤収はなかなか大変な作業であり、決してひたすら楽チンだったわけではないのである。体育祭はまだしも、文化祭などはもっと大変で、体育館でPAをやったり、発表するクラブやクラスのリクエストに応じたマイクのセッティングや効果音、BGMのテープを預かり放送したり、あるいは逆に録音したり、とまあ目の回るような忙しさだった。

その上、部長などもやったものだから、予算獲得時期には生徒会のなかで戦わなければならず、全活動をみれば大嫌いな体育祭を免除されたくらいでは、とうてい引き合わぬものであった。だが、私にしてみれば、大嫌いな体育祭に出なくても済んだということで、とても幸せな高校時代をすごせたといえる。

ちなみに、子供のほうはというと、放送部などではないが、運動オンチなところは親そっくりどころか、親より相当にヒドイものであるのだ。人間は凸凹があってこそ個性があるとはいえ、凸はともかく凹のほうはまあほどほどでないと困ることもある。そういう意味では、もう少し、せめて親(筆者)の中学高校時代程度の運動オンチまではレベルを引き上げたいと思うのだが....(^^;
Date: 2003年05月10日(土)


[雑記] インターネットによる取引は本当に24時間無休か?
筆者はよくWebで物品やサービスを購入する。ヨドバシ.comとかいったPC系をもとより、海外旅行の手配も全部インターネット(Webとメール)とFAXだけですんでしまう。むしろ国内旅行のほうが、切符購入などで窓口へゆかねばならなかったりして面倒だったりする。

Webで商品やサービスを購入したり、Webで情報を調べてメールで問い合わせをしたりするわけだが、普通の会社員だとそれらは平日夜か、あるいは休日にやることが多い。筆者の場合は、とくに週末の夜などが多いのだが、これが相手(会社)により対応速度に大いに差がでることが多い。

土日を問わず、注文受付(受付そのものはほとんどは自動処理だが)や商品手配、発送処理などを行っているのは、本当の大手に限られるような気がする。たとえば、筆者がよく利用する範囲では、Amazon.co.jpやヨドバシ.comは基本的に処理が非常にスピーディーで、土日を問わず在庫があれば筆者宅へは注文したのが午前中あたりだと翌日、夜の注文でも翌々日あたりにくることがほとんどだ。

一方で、これは特に海外のホテルなどのへの問い合わせの反応に多いが、空き状況の問い合わせや価格交渉中で、こちらがメールを出した時刻が先方の金曜日の夜あたりだと、向こうの週明け月曜日まで返事がこないことがよくある。最初の一発目のWebの問い合わせフォームから入れたものに関しては、大手チェーンなどだと土日をといわず回答がくることがあるが、それに対して問い合わせを返信として出した場合だと、最初に受けた担当者が土日休みに入ったりしていて結局同じだったりする。

これは、対応するのが人間であり、人間に休みが必要である以上はやむを得ないことである。だが、一方で問い合わせをしているほうにとってみれば、あるいは発注したほうにとってみれば、少しでも早く返事がほしい、少しでも早く商品がほしいのが人情であろう。これが対面での取引であればまだ納得性が高いのだが、インターネットを使った場合は、ネットの向こうにいるのは発注者・問い合わせ者と同じ人間であることを、つい忘れてしまい、今問い合わせメールを出したばかりなのに、すぐに返事が来るのではないか、すぐに発送通知がくるのではないかと思ってしまう。

客の側は、所詮情報のやりとり手段が直接や電話ではなくネットになっただけであることを理解すべきだが、一方で提供側は安直にネットなら24時間注文を受けられるなんて、思って初めてほしくはない。単純に9時17時で完全週休二日で対応しようなんてのは、ちょっと安直である。そういう意味では対面営業より厳しい覚悟が必要だと個人的には思うわけだ。店舗不要ではあるかもしれないが、対応時間については店舗営業の比ではないということだ。
Date: 2003年05月11日(日)


[雑記] 携帯電話の普及と外国人旅行者
日本では、ここ数年で携帯電話が急速に普及し、この4月末での契約台数は7630万台を越えている。4月1日現在の日本の総人口が1億2700万人、15歳から64歳までの人口では8540万人なので、15歳から64歳に限ってみれば、普及率はおよそ90%にも達する。その結果、固定電話の台数、とりわけ公衆電話の台数は残念ながら手元に数字はないのだが、設置台数の現象は著しく、都心ですらかなり探さないとなかったりすることも多い。

筆者が一人旅をしているときは、現地で安いphone cardを購入して一日一回は日本の家族に電話をして、元気であることを伝えている。これはもちろん国際電話だが、オーストラリアにせよニュージーランドにせよ、非常に料金は安くて、とくに近頃は途中経路をインターネットを使っていたりして、たとえばNZ$20のphone cardでは、その扱い会社にもよるけれど、筆者が前回買ったものでは140分間ちょっとの通話が可能である。つまり1300円ちょっとで、140分ちょっとほど話せるわけで、1分9円くらいの計算となり、下手な国内遠距離電話より安かったりわけだ。

それはともかくとして、せっかく安い通話なのに、ホテルの客室電話からかけると別途電話設備使用料金のチャージをとられたりするので、外の公衆電話からすることがほとんどだ。日本では先に書いたとおり、公衆電話の設置台数減少が著しいが、ニュージーランドではクィーンズタウンにせよ、オークランドにせよ、クライストチャーチにせよ、あちらこちらに公衆電話があるし、これはハワイでも同じだ。だが、どこの携帯電話が程度の差こそあれ普及が進んでいるのは間違いなく、いずれ日本と同様に公衆電話の台数激減の時期を迎えるであろう。

公衆電話が減ったときに困るのは、まず携帯電話を持たない人とりわけ高齢者、あるいは持っていても持参することを学校で禁じられている電車通学の中学生や高校生であろう。さらに自分が外国へ旅行して毎日公衆電話から電話して思うのは、日本に来た外国人であろう。

日本人で外国旅行をしてそこで電話そのものを使う機会はそう多くはないかもしれない。逆もしかりであろう。だが、いずれの場合も公衆電話がいずれこの先激減し、ショッピングセンター、空港、駅、ホテル以外で公衆電話を見かけなる日になったとき、これはかなり不便になる。日本人であれば、最悪は携帯電話を替えばという話はあろうが、外国人は困ってしまう人がでてくるかもしれぬ。

最近、J-PHONEなどでもグローバルローミングサービスを始めた。まだまだ全世界というわけにはゆかないけれど、それでも世界のかなりの国・地域において一つの番号で着信と発信ができるわけだ。通話料は現時点においてはかなり高いけれど、これが普及し始めるとあるいは通話料も少しずつ安くなるであろう。ちなみに、J-PHONEのグローバルローミング(GSM)で日本へかけたときは、1分間につき175円と、さきの格安のphone cardの18倍もの高さだ。筆者は家族に大体1回20分くらい電話しているが、それとほぼ同じ料金で1分少々しか電話できないのは論外であろう。

とはいえ、そのうち、海外旅行でもグローバルローミングに対応した携帯電話が普通の旅行者でも必要になる日も、そう遠くはないだろう。
Date: 2003年05月12日(月)


[雑記] SARSの広がりと危機管理
つい先日まで世界の注目を集めていたアメリカを中心とした国々によるイラク攻撃のニュースであるが、突如としてその注目度トップの座を他のニュースに明け渡すことになった。そのトップの座を奪い取ったのは、ほかならぬSARSである。

外国のニュースをWebでたまに読むと、「アジアを中心に猛威を振るうSARS」などという表現をされている場合もあるのだけれど、実際には「アジア」という表現は正しくない。WHOの発表している感染者数をみると、その数が飛び抜けて多いのは中国や香港、もしくは人口に占める中国系の比率がかなり高い国や地域・地区である。同じアジアであっても日本では今のことろ爆発的広がりの継続は報告されていないのは、単に幸運なだけでは説明できないように思う。

感染経路がまだ全部解明されていない以上、どうして前述のような国や地域で感染者が増え続け、欧米はもとよりアジアの中でも他の国や地域で感染者がでないもしくは増えない理由はわからないが、やはり食文化、生活スタイル、風俗習慣、社会のインフラなどが、感染の拡大と密接な関係があると思わざるを得ない。実際問題、日本にしても中国政府の発表以前かつ実際にはSARSが発生していたであろう時期以降に、中国・香港とは非常に多くの人々の往来があり、特別に感染症対策をしていたわけでもないのに、実際には日本国内で感染が確認されたという例は今のところ明らかになっていない。これは正確に言うなら感染者はいたあるいはいるかもしれないが表沙汰になっていないだけである可能性は否定できないのは心に留めておくべきだろう。

こうした傾向を肌身で感じているのは筆者だけではないようだ。先日まで滞在していたニュージーランドにおいても、アジア系専門のフードコートはビジネスに重大なインパクトを受けているそうで、実際、ガラガラでいつ見ても客がほとんど居ない状態だったし、庶民価格の中華料理屋などにおいても外からみると他店とは異なり閑古鳥状態だったが、勧告料理の庶民の店はそれなりにいろいろな客で繁盛していた。もちろん、一般のフードコートは地元の人々で大いににぎわっているわけで、そういう多種多様な料理のあるマルチナショナルなフードコート内の中華系料理の店は普通に客が利用して繁盛していた。やはり、感染経路が明らかでない以上は、前述のような傾向から感じる中国系の人が多く集まる店への抵抗というのが働くのかもしれない。筆者にしても、差別とかそういうことではなく、旅行中のリスクマネジメントの一環として滞在中はやはりそういうところは避けたのが実状だ。

繰り返しになるが、距離的にも非常に近い国や地域で猛威をふるっているのに、単に陸続きではないことの他に日本で猛威がみられないのはやはり何か根本的な生活スタイルや習慣、あるいはインフラの様式などに大きな要因があるのではないだろうか。単に海を挟んでいるというだけでは、最近の台湾における感染者数の急増は説明できないからだ。

だからといって、日本は安全だなんて保証はどこにもなくて現実にはラッキーなだけである。百歩譲ってSARSではなんとかがんばり通せたと仮定しても、いつ何時今度は日本の生活スタイルやインフラを大きな発生あるいは拡大要因とする新型感染症が日本を中心に発生しても不思議ではない。そしてそれがあっという間に世界に広がる可能性だってある。こういうときに国として危機管理ができる状況にあるかというと、これはおそらく現状では無理であろう。法制度にせよインフラにせよとにかく後手にまわりがちで、今だっていきなりSARSが日本で爆発的に広がれば、目も当てられない状況になることは間違いない。

筆者も含めて個人のレベルでも、国のレベルでも危機意識が薄く危機管理に真剣味が全くないのが現状の日本の姿だと思えてならない。危機管理には多くの時間と資金を必要とするが、そうした投資が新たな利益をうむわけではない。利益をうまないものには投資をできないというのは、資本主義の原点ではあるが、それにだって限界はある。不況から抜け出せないのに新たな投資などできるわけがないというのはわかるが、だからこそなおのこと危機管理が必要なのである。
Date: 2003年05月13日(火)


[PDA] シグマリオンII
実は先週の週末にNTT DoCoMo (製造はNEC) のWindowsCE Handheld PCであるシグマリオンIIを購入した。先日同社がシグマリオンIIIを発表してそれの発売もすぐ近いのに、なにを今更シグマリオンIIなのか。これにはいくつかの理由がある。

筆者は4月末から5月上旬の間、「おじさんニュージーランド一人旅PART2」に出かけていた。いつもなら愛用のノートPCであるLibretto L2を持参するのだが、今回は主な宿がB&Bであり室内に電話がないことから、通信もできないしメールもとれないので、素直に持参することをやめたのだ。だが、旅先で感動も新たなうちに旅行記は書き留めておきたい。そのためには小型でフルキーボードがある何かをもってゆく必要がある、というわけで引き出しの奥から、バックアップ電池も完全に切れてしまったHP200LXを取り出して復活させ持参した。

現地ではいつもリュックの中にHP200LXが入っていて、カフェでcappucinoやblack teaとマフィンなどをいただきながら旅行記を書いたりして大いに活躍してくれた。だが、まだ若い頃に購入したHP200LXには大きな問題があることがわかった。それは文字の小ささと日本語フォントのみにくさだ。これらの欠点は特に薄暗い宿の室内では効果倍増で、いきおい誤変換に気づいていなかったことが非常に多いというのが、帰国後PCで旅行記を確認してみてわかった。

筆者は次回は家族で夏休みにオーストラリアを手配済みであるが、このときもHP200LXというのは同じ理由で辛い。長年使ったマシンなのであるが、やはり長文テキストをバンバン打つにはかなり効率が悪く入力速度がどうしても遅くなり時間もかかる。そこで、現在手には入るなかでフルキーボード付きで電池が10時間以上はもち、なおかつ本体だけで三万円居以内程度で入手可能なものが何かないかと探し当てたのがこのシグマリオンIIである。大きさはJornada 680とほぼ同じであるが、HPに見られるあのスマートなデザインはまったくなくて、ゼロハリのデザインといっても完璧に見かけ倒しで、はっきりいってかなり安っぽいと言える。けれども動作速度はJornada 680よりかなり快適であり、MC/R530よりも間違いなく動きがスムーズだ。これはCPUの差がもろにでているところだろうが、非常に気持ちがよい。

筆者は携帯電話についてはDoCoMoユーザではないので、シグマリオンIIが持っている携帯電話やFOMA、PHSのインタフェースの恩恵を受けることはありえない。筆者がシグマリオンIIを使って通信するとしたら、海外旅行の時のホテルから、あるいは、国内旅行の宿からメールチェックをするくらいだろう。そのときに必要なのは、今更ではあるがモデムである。だが、なんとしたことか、このシグマリオンIIにはモデムは内蔵されていない。かつて私が持っていたJornada 680にも、Mobile Gear II MC/R530にもモデムが内蔵されていたのに...である。またこれらには、コンパクトフラッシュのスロットとPCカードスロットの両方があったが、シグマリオンIIはコンパクトフラッシュのスロットだけだ。唯一シグマリオンIIが有利なのは、16MBのフラッシュメモリが内蔵されていることだろう。だが、発売直後でも実売で3万円以上も差があるこれらの機種とシグマリオンIIを一緒にするのはどうか。いくら携帯電話のビジネスモデルの延長線にあるシグマリオンIIといえども...だ。

真剣にPDAとしても、モバイル通信マシンとしても、テキスト入力マシンとしてもばんばん使おうというのなら、コンパクトフラッシュのスロットと、通常のPCカードスロットの両方は必要だ。だが、これらを同時に実装するとなると、Jornada 680のようなギミックを使うか、MC/R530のようなサイズになってしまうだろう。後者のサイズはタイピングには都合がよいが携帯性には問題がある。そういう意味で、シグマリオンIIは100%の満足にはなり得ないが、内蔵16MBのフラッシュがあるので現在の筆者の用途からすれば妥協のしどころだ。

シグマリオンIIのキー配列はちょっと普通じゃないところがあって最初はとまどうがこれはすぐに慣れることができた。キーボードの大きさは小さめだが、元HP100LX/HP200LX使いであり、Libretto 20/30/50/60と使った(全部個人所有じゃなくて社有もあった)筆者としては、これもすぐに指が慣れた。なんといっても、やはりHP200LXに比べれば入力速度は断然早いし、画面だって非常に見やすい。

速度という点ではCPUとらみらもらみらら

まあ、この手の携帯機器については筆者は消耗品だと考えているので一年も持てば御の字だろう。だが、ひとつ、だけNTT DoCoMoに言いたい。せめてPC接続ケーブルくらいは付属品にすべきだ! いくら携帯やPHSからつなぐことを前提にしたビジネスモデルの落とし子だとしても、WindowsCEである以上PCとの連携は必要だからだ。もっとも、標準付属にしたとたんに、サポートの問題がでてくるからドコモショップの持つPCの知識と技術では到底サポート不能なのは明白なのだが、それを知って保身に出たのかもしれぬ。いずれにせよ、まず間違いなく必要なのものはオプションにすべきではないだろう。

まあ、筆者が入手した価格(二万円台半ば)であれば、これはかなりお買い得と言える。
Date: 2003年05月14日(水)


[雑記] タバコの販売に物申す
筆者は生まれてから中年の今にいたるまで、タバコなるものを口にしたことはないし、今後とも口にすることはありえない。タバコを憎みこそすれ、愛煙家がタバコを手放せない気持ちを理解しようは思わない人間である。こういう人間の意見であるということでお読みいただきたい。

正確なところはところは知らないが、1箱あたり日本ではおそらく200円台であろう。これがニュージーランドだといくらになるかというと、ぱっと見た限りでは1箱NZ$9前後のようだ。すなわち1箱600円前後ということで、おおむね日本の二倍半の価格である。これは街のフードコートでなら一人分の夕食がなんとかなる金額であり、日本では600円どころか800円くらいに相当するのではないか。

これだけ高いのだから、さぞや喫煙者は少なかろうというと見た目にはそうでもない。統計的なところはわからないが、街には吸殻が落ちている(日本ほどじゃない)し、カフェの屋外では吸っている人も少なくない。いくら高くとも吸う人は吸うということだろう。

今の日本では、高校生の一部はあたりまえに人前でタバコを吸う。そりゃ筆者が高校生の時代から吸っている悪餓鬼は居たけれど、そのころは街中で人目を気にせず吸うなんてことはなくて、吸っている連中もそれなりに罪悪感がありばれるとヤバイなんて気持ちがあったから、体育館の裏などでやっていたようである。これを肯定するわけではないが、今の街中でタバコを吸う高校生にはそうした意識がまるでない。法的に禁じられているいけないことだという意識がないのであろう。

そもそもこうも簡単に未成年が喫煙に走るのはなぜか。喫煙だけではなく飲酒だって同じである。高校生だけではなく、中学生だってタバコを吸い酒を飲む連中だって居るのはなぜか。理由は簡単で、タバコや酒(主としてビールや発泡酒の類)が、自動販売機で人目をさけて簡単に買えてしまうからである。アメリカでは州にもよるかもしれないが、たとえばハワイ州などだと法的に禁止されている年齢の若者に対して、酒を販売した場合は、売ったほう、すなわちその店側に厳罰が下る。どうなるかというと営業許可を即刻剥奪される。つまり店を続けてゆけなくなるのだという。これは単に法律上のおどかしではなく、実際に行われる処置らしいので、店側だってまじめに対処する。また万一それを目撃した人は遠慮なく当局に通知するというわけで、店は万人の監視のもとにあるわけだ。

余談になるがある外国人の知人は日本が安全だなんて大嘘だと断言していた。その根拠は住民同士が連携して相互助け合いあるいはお互いの安全を監視しあうという意識が都市部では完璧に欠落しているという。たとえば、街中で言い争いがあったとする。彼の育った常識では、暴力的な喧嘩になったら当然として、三分してもおさまらないと誰かが警察に通報するのだとう。日本ではおそらく殴りあいになるまで、ときには殴りあいになっても、関わりあうのを嫌がって誰も通報しないかもしれない。何事にせよ「見て見ぬ振り」が多すぎるのである。だから、電車の中でうるさく走りまわる躾の悪い餓鬼に注意する人は少ないし、注意したら逆に馬鹿丸だしの親に文句を言われたりするから、もう世も末である。

閑話休題。とにかくどういうわけか、日本では治安の良さ(日本の治安がよいなんてのは大きな間違いである)と人件費の高さ、自動化システムの発達であっという間に酒とタバコの自動販売機が広がった。今では公衆電話を探すのは難しいけれど、タバコの自動販売機をさがすほうが簡単なくらいである。

もうひとつは、やはり冒頭に述べたタバコの安さであろう。1箱を3,000円くらいにすれば、大人の喫煙率は下がるだろう。だが、一方で麻薬動揺にタバコを買う金欲しさに中学生や高校生の犯罪が増える可能性は否定できない。だからといって、彼らでも簡単に買うことができるような価格でおくのは間違いだ。

究極のところは、やはり家庭教育だと思う。今の親は自分の子に対して躾をしなさすぎる。自由放任と無責任をはき違えている。その前に何より親自身がだらしなさすぎて、子供の躾なんてできるわけがないのである。街中のくわえタバコ、吸殻ポイ捨て、ごみのポイ捨て、道路につばやタンを吐く、公共の場で他人への配慮の不足など数え上げればきりがない。そういう連中が自分の子供の躾などできるわけがないのである。親がある程度きちんとしていれば、躾だってさほど難しくないと考える。勉強を教えるのは学校の責任であるが、躾は間違いなく親あるは保護者の責任である。集団生活としての躾は学校でないとできないところはあるが、個人としての躾は家庭でないとできないのである。

未成年の喫煙・飲酒の撲滅、喫煙率そのもの低減のために、酒とタバコのすべての自動販売機による販売の禁止、対面販売での未成年への販売禁止の徹底と販売者への厳罰(事実が確認され次第営業許可抹消と廃業命令)、目撃者が簡単に当局に連絡できるホットラインの創設、高校以上は義務教育ではないので即刻退学の実施など、とにかく厳しすぎるくらいでよい。現在はあまりにも無策ではないか。
Date: 2003年05月15日(木)


[PC] シグマリオンIIにUSBストレージ!
先日、シグマリオンIIの情報を探して、ネットサーフィンしていて面白い情報をいくつか見つけた。それは何かというと、シグマリオンIIのUSBストレージを繋ごうというものだ。

シグマリオンIIにはUSBポートがひとつある。だが、これはデバイスとしてのポート、すなわちPCから見れば他のUSB接続周辺機器と同じなので、PCについているUSBポートとシグマリオンIIについているUSBポートとは意味が違う。したがってこのポートに各種USB機器をつないだりできないのである。

だが、実はシグマリオンIIには、メーカー保証はないけれどもうひとつひそかにUSBポートがあるのだという。それは前面左手前にあるFOMAのポートで、しかるべきケーブル(お断りしておくがドコモショップなどでは売っていない)をつかって、いくつか細工をすればたとえばUSB接続のフラッシュメモリカードのリーダー・ライターやUSBフラッシュメモリなどはいとも簡単に認識してしまう。

シグマリオンにはカードスロットはコンパクトフラッシュ(CF)のスロットがひとつあるのみで、いくら内蔵フラッシュメモリがあるとはいえ、モデムを繋いだり、ネットワークインタフェースカードを繋いだりするためには、CFカードをはずさねばならない。筆者はまだ使い始めて日が浅いけれど、これで苦労をしている人も相当多いのではないだろうかと想像する。

ともあれ、しかるべきドライバをつかってしかるべきケーブルを使えば、電流容量が100mA以内という制限において、普通のUSBフラッシュメモリなどは普通に使えるそうなのだ。これらはあくまでメーカー保証もないので興味がある方はがんばってインターネットの検索などで情報を自力で探し出して欲しい。それが嫌だとか面倒な方は素直にあきらめていただきたい。

筆者が以前から所有していた機材でシグマリオンIIに使えるもの、あるいはシグマリオンII購入とともに買ったものは、256MBのCFカード、CFサイズの56Kbpsアナログモデム、無線LANカードである。さらに、今回この企みを実行すべく購入したのが、FOMA端子とUSBを結ぶとあるケーブル、そしてスタンドレス・ケーブルレスでPCのUSBポートに直結できるCFカードのリーダー・ライタである。

結論から言うと、Webで探し出した情報どおり、FOMA端子に接続したCFリーダーライターに入れたCFカードは無事認識して読み書きができた。こりゃいいぞ、こりゃすごい。これでモデム通信中でも、無線LAN接続中でもCFが使えるぞ。ケーブルも短いしリーダー・ライタはケーブルレスなんでこれは大変コンパクトだ。だが、欠点もなくはない。それは、WindowsCEの場合外部メモリのファイルやフォルダのパス名の先頭にはそのデバイス名が入ることだ。

シグマリオンIIでは、内蔵フラッシュは「¥カスタム メモリ」(実際は半角)、CFスロットにいれたCFカードは「¥メモリ カード」(実際は半角)となり、これが同じCFカードでもFOMA端子経由で接続したCFリーダー・ライタにセットすると「\USB DISK」となる。したがってソフトウェアによっては、絶対パスでフォルダやファイルを指定するケースでは動かないことになる。だから、本体メモリ、内蔵フラッシュ、CFカードと三種類のストレージをうまく使い分けねばならない。

特に、貴重な内蔵フラッシュは重要で下らぬドコモ用アプリに占拠させておく理由はまったくないので、基本的には全部抹消だ。ATOKだって消してしまえ。どうしても必要なアプリはCFカードに再インストールするか、本体メモリに入れるしかない。とにかく内蔵フラッシュは大変貴重なのだ。

まあ、こうした細工でどの程度幸せになるかわからない。だが、現在日本で入手可能なキーボード付きで瞬間起動で瞬間オフができるものといえば、今は入手困難なシグマリオンIIか、近々登場のシグマリオンIIIしかないのである。こうした選択の余地がない状態なので、あるものをいかに使い込むかしかないのだ。
Date: 2003年05月16日(金)


[雑記] 新幹線の喫煙席
出張で新幹線を使う会社員の方は、緊急時などを除けば自分で立て替え払いをして新幹線の普通の料金で乗る人は非常に少ないと思う。会社からすれば、あたりまえの話で割引切符が使える条件では、それを使わせて少しでも経費削減せねばならぬのだ。

筆者もその例にもれず、ビジネス切符が用意されている区間の場合は、事前申請により切符をもらってから自分で指定席を取り乗車する。皆さん事情は同じだと思うが、日帰り出張だと往路は指定を取れても、復路は仕事の終了時間がわからないことが多いから、大抵は現地で仕事が終わってから駅でとるわけだ。だから、夕方の東京駅や名古屋駅、新大阪駅の指定窓口はとても混雑して列ができたりする。

つい最近知ったのだが、ビジネス切符などの自動化券であれば、エキスプレスなんとかという新幹線指定券自動券売機でこれから乗る新幹線の指定がとれるのである。筆者も先日これを初めてつかってみた。というのも、例によって夕方の窓口は長蛇の列なので、こちらを使ってみようと思い立ったのである。

結論からいうと大変便利で窓口が長蛇の列のときは大いに利用価値がある。だが、ひとつだけしくじった。それは窓口なら禁煙席というのを忘れないのに、今回は非常に混雑した時間帯であることもあって、ひかりはすでに遅い時間まで満席なので、のぞみ(差額は自腹だ!)をとらざるをえなかった。初めてつかった操作がやや複雑な券売機であること、ひかりが満席というのに動揺しのぞみに切り替えたこと、インタフェースがいまいち悪いことなどもあって、喫煙席になってしまった。それも入場前に気づけば同じく券売機で変更ができるのだが、気づいたのはすでに入場した後だった。まあ、これも常々喫煙を敵のように思っているのでその仕返しなのかもしれない。だが、甘いぞ、筆者の家族は煙一筋とて絶えられないのだが、筆者は以前は、夕方になると天井一面が紫煙で曇るようなオフィスで毎日仕事をしていたのである。喫煙は大嫌いだが、これくらいは短時間なら平気である。

それはさておき、例の券売機で切符の指定をとるとき、喫煙か禁煙かを明示的にそれだけを指示するインタフェースがなかったように思う。ビジネス切符を入れると今からの新幹線の空席状況が表示され(ちょうど駅のみどりのまどぐちにあるような空席状況表示画面と同じ)るので、その希望する列車を選択すると、空席があれば窓際か通路側か気にしないかを聞いてきて、再度空席問い合わせがなされて確保できれば発券となる。この過程で画面に喫煙席か禁煙席かが聞かれなかったのである。ひょっとしたら最初に列車を選ぶときに、何かボタンがあったのかもしれないが、気にとめる余裕はなかった。あるいは禁煙席には望む列車の空席がなかったのかもしれない。ひょっとして本当に禁煙・喫煙選択がめだたなかったとしたら、これは改善されるべきだ。

だが、のぞみの700系の喫煙車両には空気清浄機が備え付けられているという。昔の新幹線の禁煙席は猛烈な煙で、当時の愛煙家の人でさえ気持ち悪くなるから新幹線では禁煙席という人が居たくらいだ。だが、のぞみの700系は少しは違う。周囲で吸う人がいると(喫煙席だからあたりまえ、理由はどうあれ喫煙席の券をもっているのは私なのでこれに文句をいうわけがない)一時的に煙くはなるが昔に比べたら煙さが比較的早くになくなる。下手な喫茶店よりマシである。これはひとつの発見であるができれば二度と乗りたくない。

だが、そもそもの問題として、航空路線ではかなりの航空会社では国内線、国際線は全面禁煙であり、それに違反すると大抵は重大な犯罪になる(これは航空会社が所属する国による)。10時間を超えるようなフライトでも禁煙にできるのだから、たかだか三時間や四時間くらい禁煙にしても全く害はない。JRグループは新幹線を含む全列車を禁煙にすべきだ。

とにかく国からタバコなるものを抹殺すべきだ。と、結局、結論はここに行き着く。
Date: 2003年05月17日(土)


[PC] LANでいきなりActiveSync
シグマリオンIIには、他のWindowsCE(Handheld PC、Pocket PC)で入っているような付属品が元々欠落している。何かを言うとPC接続ケーブルである。

PalmデバイスにせよWindowsCEデバイスにせよ、PCと接続することが大前提になっており、耽読使用というのは、本来の設計概念の外にあるわけだ。だからアプリケーションのインストールなどにもPC経由というのが原則になる。だから、各社とも何らかの形でPCと接続するためのUSBあるいはRS232Cのケーブルやクレードルを同梱している。

だが、しかし、である。愛すべき(それを販売している大手携帯電話会社は個人的には大嫌いであるが...)シグマリオンIIには、PC接続ケーブルというものが付属していない。大枚数千円をはたいてドコモショップとやらで購入せねばならぬ。ノートPCに赤外線インタフェースがあればそれでもよいのだが、筆者のLibretto L2をはじめ最近のノートPCには付いていない機種が増えてきた。ましてデスクトップともなると、レア商品であるUSB接続のIrDA(赤外線)インタフェースを捜し歩かないといけなくなってしまったりする。

WindowsCEはActiveSyncでWindows OSと同期できるわけで、これはシリアル接続、赤外線接続、USB接続、LAN接続をサポートしている。だが、シグマリオンIIの場合、デスクトップがWindows XPの場合は、USB接続はサポートされてないので数千円のケーブルが必要なレガシーなシリアル接続か、最近レアになりつつある赤外線接続、LAN接続しかない。

速度から言えばLAN接続が理想的であるのだが、これを使うには最初の一回目の接続はシリアル接続か赤外線接続でパートナー関係を構築しないといけない。つまり、結婚式はシリアルか赤外線でないとだめなわけで、一旦結婚して入籍してしまえば(パートナー関係を構築できれば)あとはパートナー関係を削除しない限り(離婚しない限り)シリアルや赤外線は不要になる。すなわち、最初の一回だけのために、数千円の他用途転用不可能なシリアルケーブルか、めったに売っていないUSB接続赤外線インタフェースなどを買い求めなければならない。

いくらなんでも、たった一回のパートナー関係の構築のために数千円もするものを買うわけには行かない。パートナー関係で構築した情報はレジストリに書き込まれるわけで、それをシグマリオンIIとデスクトップの両方にあらかじめ書いてやれば、結果的にはパートナー関係が構築されていることになので、理屈から言えばいきなりLANでActiveSyncができると思われる。

そう考えて、ネットサーフィンして探したら情報を見つけた(末尾記載)。先人の知恵というのは実に偉大である。この情報をありがたく利用させていただいた結果、一発でいきなりLANでActiveSyncができた。正確にはNorton Internet Securityのゾーン制御でひっかかっていたので、シグマリオンIIのIPアドレスを信頼できるサイトに追加する必要があったのだが、とにかくできた。

さらに、先日書いたとおりUSB接続でコンパクトフラッシュを読めるようにしているので、その結果コンパクトフラッシュのスロットが一個しかないにもかかわらず、無線LANカードでActiveSync接続し、さらに同時にCFカードも使えるという理想的な姿がほぼ実現できた。

PalmのHotSyncと違ってWindows CEのActive Syncは常時接続状態にしておけて、デスクトップ側からWindows CEのほぼすべてのフォルダやファイルにアクセスできることにある。これは非常に大きなメリットで、同じWindowsファミリだからできる技であるのだが、CPUパワーのわりには軽快に動く反面、ファイル互換性はないわけで、これはこれで何かと不便なこともある。

今のところ筆者はPalm m515はどこへ出かけるときも常に持ち歩いているので、PIM(Personal Information Management)に関しては、Palm以外にはありえない感じだ。もっとも、これは将来ひょっとしたらPocketPCにしてしまう可能性は否定できないけれど、その場合PIM情報の格納先がOutlookになるというのはかなり危険である。Outlookそのものが危険なのではなくて、その格納情報を悪用するウィルスやワームが非常に多いので、アンチウィルスソフトのウィルスデータ更新が間に合ってない場合などは、Outlookに登録した多くの人々にウィルスメールを送りつける可能性があるからだ。そういう意味では、Outlook ExpressやOutlookにPIM情報やメールアドレス帳を記録するのは非常に危険だといわざるを得ない。

ともあれ、シグマリオンIIとWindows XPのデスクトップPCが、無駄な数千円のシリアルケーブルや赤外線インタフェースを使うことなく、いきなり無線LANでActiveSyncが可能になり、そのときに同時にコンパクトフラッシュも使えるようになったのは非常にありがたい。

[参考にしたサイト]
sigmarion2 シグマリオンⅡ
  いきなりLANでActiveSyncする編

memoir
  シグマリオン2をケーブルを買わずにLANでActiveSyncする
Date: 2003年05月18日(日)


[雑記] SARSの過熱報道に思う
SARSが香港・中国から始まって以来、日本のテレビやニュースではSARSの報道が毎日のように報道されている。最初の頃は情報源ということで、筆者もテレビやWebのニュース、あるいはWHOのサイトを時々覗いたりしていたのだが、最近は食傷気味である。最新情報を得るためにある程度はWebでニュースを見るのだが、テレビのニュースショウなどは、とにかく冒頭から最後までSARSという言葉ば絶えない。

これはSARSウイルスについてまだまだ不明な点が多いことが人々の不安を駆り立てているとも言える。原因ウイルスはわかったけれど、インフルエンザウィルスのように簡単に感染が判別する手段が今のところ存在しない。感染経路も確定的にわかってはない。これは飛沫感染というのはほぼ間違いないらしいが、飛沫中でどの程度ウイルスが生存しつづけるかはまだ確実性のある情報はなく、1~2日は生存しつづけるというのがもっぱらの報道からの情報だ。どの程度のウイルスの数で発症するのかもわからない。かくのごとく、わからないだらけだから不安になるのも仕方あるまい。たとえ不明点が多くても、普通の風邪症状だけでとくに重大な後遺症や余病併発もなく、2~3日ほどおとなしくしていれば自然治癒するのなら、ほとんどの人はきにしないはずだが、数百名の人がこれまでに死亡しているという事実も不安に輪をかけている。

日本では「公式には」SARS感染者は報告されていない。疑い例はあるけれど、それも今は解放に向かっておりSARSの可能性は少ないという妙な言い訳で感染者として報告されていない。距離的にも文化的にも身近な国や地域でこれだけ多くの感染者が報告されているのだから、日本おいて感染者がゼロのはずはない。絶対に感染者は存在するといっても間違いではないと思っている。日本だけ特別で安心なわけはない。一般論としては日本人は、室内では土足ではないとか手洗い習慣が身に着いていることが多いといわれているので、それが感染の広がりを防いでいるのは否定できないとは思うが、都市部の人口密集を考えると、東京なんか一気に感染が広まってもなんら不思議ではない。朝八時台の超満員の山手線に発症者が居たら、それでもう東京中の何万人、何十万人に広まるのに十分だと思われる。

実際問題、他の国の他の地域でも実は患者や疑い例があるのだけれど、観光のみをほとんどの産業としているような地域だと、ひたすら隠すしかないという話もある。ただでさえイラク攻撃で観光客が減っているのに、それにSARSが決定的に追い討ちをかけているのだから、これはもうたまらない。事情は理解できるが、正しい情報を公開するのは重要で、それが感染拡大防止の重要な鍵なのだ。隠した結果感染者が爆発的に増えた中国の例がそれを顕著に物語っている。

さて、かくのごとく不安はあるが、一方では日常の衛生習慣は非常に大切だ。頻繁に石鹸で手を洗う、誰が触ったかわからないようなもの(およそ自宅室外ではありとあらゆるものがそれに該当する)に触れた手で、目や口、鼻など粘膜のあるところに触れない。うがいをひんぱんにする、といったことで多くの飛沫感染症は防げるのだともいう。風邪(common cold)も飛沫感染だが、筆者は前述のような対策をきちんと行うことで驚くほど風邪と無縁になった。

日本では公衆トイレやショッピングセンターのトイレ、駅のトイレ、などに石鹸があることは少ない。デパートやホテル、レストランには石鹸があるくらいのもののような気がする。また、手洗いも手に水をかけるだけで、およそ清潔にするとは言いがたいケースで済ませている場合も多く、日本人が清潔好きだというのはまったくの伝説だという気もする。先日ニュージーランドに滞在したときも、いろいろな場所へゆき、いろいろなトイレで手を洗って気づいたのだが、ほとんどのトイレに石鹸が備え付けられていて、また地元の人たちも驚くほどきちんと手を洗っているのだ。SARS患者がほとんど確認されていないという点では日本もニュージーランドも同じだから、これは日ごろの衛生習慣の違いなのかもしれない。こうした設備の差や習慣の差をこの目で見て、日本人の綺麗好きというのは単なる見かけ倒し、見かけだけ綺麗であれば良いといいうことなのではないかと感じるようになった。医療関係者が報道中で述べているように、大切なのはきちんとした手洗いをすること(手の洗い方も重要だ)、うがいをすること、清潔でない手で顔を触れないことが予防の最大のコツであろう。

現状の過熱報道でもっとも気になることは、SARS疑い例や患者が発生したときに、その関係者に対する差別がおこなわれることである。とにかく、怖いぞ、かかったら死ぬぞ、予防手段はないぞ、みたいな風潮で報道されているものだから、SARS患者や家族はことによっては悲惨な目にあいかねない。下手すれば、その地には居られなくなるのではないか。近所の商店で買い物ができなくなり、子供は学校では他の子供たちからさけられあるいは石つぶてを投げられていじめられ、先生にも相手にされず、会社で働いている人は会社の中でも差別されたり仕事をほされたり、それを理由にリストラされかねない。

筆者がSARS騒ぎを見て恐ろしいのは、SARSそのものよりもこうしたパニック騒ぎと差別だ。特に日本ではそういう傾向に走りやすいと思う。つねに最新情報には耳をそばだてながら、パニックにならず冷静に対処すべきだ。報道もいつぞやのインフルエンザ脳炎のように不安を煽り立てるのではなく、冷静な情報提供としてほしい。とくにニュースショウには心がけていただきたい。
Date: 2003年05月19日(月)


[PC/Palm] PalmとシグマリオンIIの使い分け
シグマリオンIIを手に入れて一週間とちょっと経過したわけで、先週は通勤時にもずっと通勤バッグの中に入れていた。一方Palm m515のほうはというと、これはもう「出かけるときは忘れずに」状態であり、近所へ出かけるときには財布同様必ず持ち歩いており無かったら非常に困る状態である。

携帯電話の普及とともに電話帳は携帯電話に入れて管理している人が増えているらしいが、筆者の場合は携帯の電話帳には最小限の情報しか入っていない。筆者の場合、少なくとも相手の名前、住所、電話番号(自宅・携帯・勤務先)、メールアドレス(プライベートと会社)くらいは一元管理すべきものであると信じているので、それらのごく一部の断片情報だけしか管理できず、PCへのバックアップや多用途への転用すらできないものなど、本質的にデータベースにはなりえないと思っている。だから、PCのデータベースから携帯電話に部分情報をコピーすることはありうるだろうが、携帯電話の電話帳なんざ、所詮ゴミみたいなものである。一方、Palm m515は情報の格納情報の重要度という点においては、携帯電話の比較対象にすらなりえない。それだけ重要だから当然複数のPCに情報のコピーが存在している。

では、シグマリオンIIはどうなっているかというと、今この文章を入力しているのは昼休みの会社のデスクだし、続きはおそらく帰り道の電車の中になるだろう。また、先日書いたとおり、シグマリオンIIにはアナログモデム、無線LANカードも使用可能にしているので、結果的に使い分けとしては筆者の場合は次のようになる。

■Palmの用途
  アドレス管理
  予定管理
  ToDo管理
  種々のデータベース
  天気予報を見る
  TV番組情報を見る
  電子ブック
  ニュースなど読み物
  辞書
  暇潰しゲーム
  小遣い管理

■シグマリオンIIの用途
  天気予報を見る
  TV番組情報を見る
  出先でのメール
  出先でのWeb参照
  辞書
  文書作成

ほかにもあるとは思うのだけれど、とりあえず思いつくのはこんなところであろうか。こうしてみると、ポケットから出してすぐに使いたい用途にはPalmを、ちょっとばかり落ち着いて使いたい用途にはシグマリオンIIを使っているようだ。

筆者としては、両者の良いところだけをつまんで使っているような感じであるが、どちらにも共通しているのは、スイッチをオンにした瞬間から使い始めることができ、スイッチをオフにした瞬間にパワーダウンしてすぐにしまうことができるという点だ。いくらシグマリオンの用途がちょっと落ち着いて使いたい用途であるとはいっても、所詮モバイルの範疇なので、ハイバネーションやサスペンド状態からの再開(レジューム)に時間がかかり、オフのときも同じく時間がかかり、重量が1kg近くてかさばり駆動時間も短いものは、やはり筆者の用途には向かない。

データベースの一種だが、両方にあれば便利だと思うのが、Webを巡回してオフラインで利用できる天気予報とテレビ番組だ。筆者はテレビを見ることは少ないのだが、少ないからこそたまに見たいものを忘れてしまうのである。これは実は両方で実現できる。

・Palm --- HiMakeDocというソフトを使えばよい。PC上のソフトでありこれらの巡回結果をDOCに落としてくれて、次回HotSync時にPalmに取り込める。

・シグマリオンII --- 天気予報はUKTenki、TVはUKTvListというソフトがある。シグマリオンII上で動くソフトであり、シグマリオンII自身でそれらを巡回してオフラインブラウズするものだ。したがって、シグマリオンがネットワークにアクセスできなければならない。

表現方法や実現手段は違うが、どちらも情報を文字であらわすので、メモリにも優しいソフトである。PalmのほうはDOCビュワーとして、Haut-MeDoc(オゥ・メドックと読む)を使うと非常に快適になる。

読み物(英語のペーパーバック)などは、本質的には画面が大きくてフォントがきれいなシグマリオンIIのほうが適しているのだが、ペーパーバック同様に電車の中で立って読むシチュエーションが非常に多いことを考えると、どう考えてもシグマリオンIIよりPalmのほうが適しているのである。

とりあえず現状ではこのような棲み分けができているが、一年後はどうなっていることやら筆者自身にもさっぱり検討がつかない。シグマリオンIIのほうは、ソフトの対応次第でシグマリオンIIIになっている可能性は濃いがPalmのほうはどうなっていることやら?
Date: 2003年05月20日(火)


[雑記] ここ数日のSARS騒ぎ
ここ数日、台湾から観光で関西に来て帰国後SARSと認定された台湾人医師が巻き起こしたSARS騒動で、テレビ、とりわけニュースショウは持ちきりである。いくつかの報道から考えると、くだんの医師は5月4日に医療業務で感染者と至近距離で他の患者を治療しているという危険な状況であったにもかかわらず、自分の未感染を確認できないまま来日し、9日に発症したらしい。

くだんの医師は医療に従事するものとしては、あまりにも軽率すぎる行いであるのは明白であろう。感染者と濃厚な接触があったわけでもない一般庶民ならいざ知らず、事情をわきまえてなおかつ感染者と至近距離で医療行為に従事していたものとしては、常に自分が感染している危険を考えるべきであるのに、実際にはおよそ考えられないくらい軽率な行動であったといわざるえおえない。。

これに対し厚生当局も台湾に抗議をし、また同医師の立ち寄った先ではあちらこちらで消毒が行われたり、ホテルに至っては自主的に一時休業したりと、すごいことになっている。SARSに関してはまだまだ不明な点が多いことや、何より決定的治療法やワクチンが現時点では存在しないものだから、国民はみなムチャクチャ神経過敏になっているように思える。だから、消毒しまくったり、休業したり、トロッコ列車も予約キャンセルが殺到するという騒ぎになるのだとも言える。

消毒や休業については、それが本当にそこまで行う必要があるのか、国民の不安を広げないためのゼスチャー的な要素も大きいのかは議論の余地があるところだろう。それはそれで置いておくとしても、筆者が気になるのは、本当にSARSの国内二次感染患者が発生した場合だ。この場合、SARSの感染以上に患者や家族にとって立ち直りがたい傷を負わされるのではなだろうかと不安がある。

たとえば、家族にSARSの二次感染患者が出たことがあきらかになったら、その事実は当然隠しがたいものであり、近隣はもとより子供がいれば子供の学校、お父さんの会社、親類などありとあらゆるところに影響がおよび、過敏反応の一つとして、周囲からの排斥が起こることは容易に想像できる。子供に至っては、決定的なイジメにあうことはまず間違い無いし、下手すればイジメに対する学校側の保護も受けられない可能性だってある。近隣商店では買い物できなくなり、賃貸住宅ならそこを追い出されるかもしれない。いくら法がなんといおうが、人間同士の排斥ほど嫌なものはない。言葉を変えればとんでもない差別を受ける可能性が大いにあるというわけだ。

SARSを恐れるのは現時点では当たり前のことだし、普段の手洗いやうがい、感染者多発国・地域へは行かないなどは必要な予防措置である。日本にしてもSARS患者が確認されていないだけの話で、存在が否定されたわけではない。理由はあろうが隣国でここまで拡大している以上、むしろ日本で多数の感染者が出ないほうが不思議なのである。

だからこそ、感染者が出たときの私たち一般庶民の対応というのは非常に大きな課題になる。国や自治体、病院等の予防策は非常に重要であり、現時点ではまだまだ水際予防なんて無いに等しい。だが、それらに対しては明確に対策を打つことができるものがほとんどであり、やる気だけの問題であるといっても過言ではない。

だが、私たちの心、未知の感染症に対する恐れ、そこから発生する果てしなき差別意識に至っては、決定的な対策はない。恐れるなというのは土台無理な話だし、では差別する気をなくするくらいに日本で感染者が増えれば良いのだというのは、あまりにムチャクチャすぎる。言われ無き差別というのは日本とは無縁の言葉だと思ったら大きな間違いだ。日本は比較的単一民族国家に近い(近いというだけで単一民族国家ではない)がゆえに、その反動による差別というのは非常に大きな、かつ表立ってはなかなか出てこない陰湿で根深いものがある。

SARSより陰湿で根深い差別のほうがずっと恐ろしい。
Date: 2003年05月21日(水)


[雑記] メディア報道と事実の開き
またもやSARSの話で恐縮だが、Web上の大手新聞社各社のニュースでは20日の情報にて「WHOは今月12日までにSARS患者が搭乗したフライトは35便で、そのうち4便において機内感染が認められた」趣旨の報道をしている。

これを読んだ方は、どう感じるだろうか?これまで筆者が書いているように、恐怖をかきたてらるのではないだろうか。筆者だって、ここしか見ないと、それは恐ろしいことだ……と思うであろう。だが、本当にそれがWHOが発表した情報の全てなのか?という点について大いに疑問を持つべきである。

マスメディアの最大の問題点は、故意に嘘を流すようなジャーナリストとしての基本的モラル違反は問題外として、事実が報道されていることを大前提だとしよう。そうすると、たとえば、冒頭に紹介した趣旨の各紙の報道は、WHO発表の原文(英語)に対比して確かに嘘ではないのだが、原文とはちょっとニュアンスが違う。

たとえば各紙は「SARS患者」と断定しているが原文は「probable symtomatic SAR case」であり、SARSの兆候を示している感染の疑いのある患者、つまり可能性例とうものだ。確定診断が簡単にできない以上、安全のためにこれらをSARSとは無縁の他の病気とわけるために、SARSであると確認されたケースと同様に扱っているわけだが、日本語としてみると、まったく同じに報道されてしまっており、SARSであったことが確実な人が搭乗したフライトが35便」と見えてしまう。

さらに重要なのは、WHOでは大手新聞社各社がWebで報道している部分から先があるということだ。その部分に触れているのは、大手では朝日新聞社のasahi.comだけだった。何かというと、原文では、機内でSARSの二次感染を引き起こした「可能性のある」最後の例は3月23日のバンコクから北京への便である、というのが書かれている。だが、各社のWebにはその部分がなく、今月19日の発表で、今月12迄の範囲という身近な日付の効果でごく最近それらがあきらかになったように感じてしまう。

3月27日にWHOは搭乗前に乗客がSARSを疑わせる症状を発症していないことを確認するように推奨しており、感染拡大が特に深刻であった香港やシンガポールではその時点から搭乗前のスクリーニングが行われており、それ以来、実際には機内感染は確認されていないのである。

報道の問題というのは、このように報道されているのは確かに発表された事実、あるいは確認された事実だが、その前後をカットして局部的に取り上げることにより、実際の状態とは違う解釈を生み出してしまうようなやり方が大手を振ってまかり通っている。これは何も日本のマスメディアだけではない。こうしたことを自分で防ぐには、やはり可能な範囲で元の情報にあたることだ。特にWHOとかいった国際的機関が発表したものはディスクロージャーの原則にしたがい、インターネットでもたやすく情報にたどり着くことができるから、話は簡単である。よしんば、それが不可能だったとしても、インターネットが普及した今は、複数のメディア、海外のメディアの報道を知ることはたやすいので、より多くの情報を集めて総合的に自分なりの判断をするというのが重要であろう。

ひとつのメディアだけで自分の考えを固めるのはあまりにも危険だ。
Date: 2003年05月22日(木)


[PDA] Palmはいつまで持ちこたえるか?
筆者が現在愛用しているのはPalm m515という、カラーPalmデバイスでこれは大変に気に入っている。それまで、PalmデバイスではWork Pad、PocketPCの前身であるPalmsize PCではCASSIOPEIA E-55を使った経験があるが、結局Palmに戻りm515愛用者となったわけだ。

PDAというのは、スケジュールやアドレス、ToDoなどといったいわば手帳そのもの(古い言い方だが電子手帳だ)なので、やはりいつもポケットにあっていつでも取り出せないと無意味であると思っている。それはこうしたPalmやPalmsize PCだけではなく、CASSIOPEIA-50、Jornada 680、Mobile Gear II MC/R530といったHandheld PCをPDAとして使ってみて、はっきりいって肝心なときに役に立たない経験が多くあるからだ。だから、今愛用しているシグマリオンIIにしても、PDAの機能はまったく使っていないし、使うつもりもない。はっきり言えばシグマリオンIIにはPDA機能は無くても良いと思っている。

かくのごとく手のひらサイズを愛用していて、今はm515が筆者のパートナーだがこのところPalmデバイスの行方が怪しい。比較的元気になのはCLIEだけであるが、筆者は個人的にはあれはSONYがたまたまPalmOSを選んだだけのことで、Palmだとは思っていない。仮にいくらPalmのシェアが伸びたとしても、それがCLIEの一人勝ちならPalmデバイスとしては敗北なのだ。

以前はサクサクとストレスなく使えるPalmデバイスの圧勝だったが、Palm Computingに続く大手であったHandspringの経営悪化、Palmデバイスの多機能化に伴う急激な価格上昇があり、一方でPocketPCのCPUパワーの向上、メモリ価格の暴落、PocketPCの価格の下降により価格面ではむしろ逆転しつつあり、動作速度においてはもはやPocketPCのほうが場合によってはずっと速くなってしまった。

Palm Computingもイマイチ元気がなくて、あとはSONYのCLIEしか居ないというのが現状で、かなり瀬戸際にたっているように思える。筆者は、m515を買った時点ではそれが自分にとって最善の選択であったことは間違い無いと信じているのだが、ではこれから先もPalmかというと、このPalmデバイスの行く方向をみていると、本来目指していたものとは違ってしまい、Microsoftの流れに対抗せざるを得なくなり、多機能化と高価格化が進んでしまっていると思っているので、答えはNOである。

筆者としてはm515を使いつづけるのは、今年いっぱいとかよくて来年くらいまでではないかと思っている。
Date: 2003年05月23日(金)


[雑記] 車内で履歴書を書く?
筆者の感覚だと履歴書というのは、自分を会社に売り込む最初の書類であり大変重要なものだと考えている。したがって、それを書くにあたっては、滝に打たれて邪念をはらい座禅を組んで精神統一を図らねばならぬ……というのは冗談だが、まじめな気持ちで落ち着いて書くという点においては大方の人に異論はないであろうと想像する。

だが、先日、ちょっと衝撃的なシーンを見てしまった。同僚と二人で仕事で外出先に向かう途中、地下鉄の中で筆者たちの目の前の席が二つ空いた。だが、筆者たちはすぐに降りるので席に座らずに居たら、ミュール履きの若い女性が二人座った。それは別にかまわないのだが、問題は座った二人のそれからである。

彼女たちの一人はバッグから、市販の袋入りの履歴書と新書版の書物を取り出した。何を始めるのかと思ったら、書物を台にして履歴書を書き始めたのである。もう一人はどうしたかというと、封筒を一通とステッカー式に糊のついた顔写真をバッグからとりだし、封筒の中の書類を手にとって書類に写真を貼り付けていた。その書類のタイトルは履歴書だ。

写真を貼り付ける程度ならともかく、履歴書を普通の地下鉄の中で書き始めるというのがどうにも信じられなかくて、電車を降りた後で同僚とその話をすると、筆者と同じく大変呆れていた。筆者のようないわゆる中年と呼ばれる年齢に差しかかった人間にとって、履歴書のような大切な書類を電車の中で書くというのが、そもそも筆者の常識の辞書には無かったので驚いたわけだ。

ひょっとしたら彼女たちはアルバイトのための履歴書を書いているだけかもしれないが、それにしてもオジサンにはちょっとしたカルチャーショックである。アルバイトにせよ就職にせよ、ほんとうに真面目に働く気があるのかどうか疑いたくなる。

まあ、通勤電車の中で化粧をしたり、パンを食べたり、ケーキを食べたり(!)、勉強したり、いろいろなことをしているものだが、さすがに履歴書を書いている奴を見るのはそうそういないだろう。別に迷惑がかかっているわけでもないから、一向にかまわないけれど、もう少し真剣味が欲しいと思った次第だ。
Date: 2003年05月24日(土)


[雑記] Harry Potter and the Order of the Phoenix
J.K.RowlingさんのHarry PotterシリーズのHarry Potterシリーズ第五作目である「Harry Potter and the Order of the Phoenix」が来月21日に全世界一斉に発売される。

英国版はBloomsbury社からの発売となるが、adult editionおよび通常のeditionでは何と768ページの大作だ。ちなみに、四作目の「Harry Potter and the Goblet of Fire」は通常のeditionで636ページだから、かなりのボリュームアップだ。この調子だと全七作シリーズの七作目は軽く1,000ページを超えるのではないか知らんとか思ったりする。そうなるとThe Lord of the Ringsとならぶ大作になるかもしれない。

Amazon.comは、この「Harry Potter and the Order of the Phoenix」の同社への予約が英国のAmazon.co.ukにおいて25万部にも達し、これは2000年7月に発売された四作目「Harry Potter and the Goblet of Fire」の予約部数6万5千部の四倍にも達すると発表している。同社では英国だけではなく、米国、日本、カナダ、フランス、ドイツで原作(英語版)の予約を同様に受け付けている(筆者も例にもれずUK版を予約している)が、なんと驚くべきことにAmazonが全世界で受けた予約部数は875,000部にも達するという。

新聞やWebなどでもこれが報道されているが、23日付け朝刊の読売新聞および読売新聞Webサイトは、「アメリカで6月21日に発売sれる…」とあった。これは決して間違いではないのだが、先日のSARSの報道ではないけれど、これまた事実の一部だけを取り上げる報道である。前述のように正確には全世界で6月21日に一斉に発売されるのである。

事実、ニュージーランド国内の大手書店チェーンであるWhitcoullsの店頭では、「Harry Potter and the Order of the Phoenix」の予約を受け付けているし、6月21日11時に一斉発売と書かれていた。また、英国Amazonにおいても6月21日発売となっているし、日本のAmazon.co.jpでも英国版、米国版ともに6月21日発売である。

ことほどさように、とにかくメディアの報道が全ての事実であると考えて読むと、とんでもない誤解を有無。たとえばある伝染病で100が亡くなったという報道が仮にあったとする。この仮想的な例の話の中で、100名死亡というのが事実だとしても、それがたとえば一つの人工数千名の小さな田舎町の中の中での出来事なのか、全世界で100名なのかによってずいぶん違うわけだ。報道された事柄は事実だとしても、その前後の報道を意図的あるいは無意識に省略された事実により、曲解を招く可能性があることを十分に承知しておくべきだ。

話がそれてしまったが、とにかく6月21日の「Harry Potter and the Order of the Phoenix」が楽しみだ。

英国でのHarry Potter原作の出版社:Bloomsbury
Bloomsbury.com

原作を買うなら…Amazon.co.jp
Amazon.co.jp
Date: 2003年05月25日(日)


[雑記] 海外旅行受難の時代?
ここ三年ばかり、海外旅行者や海外旅行関係業界にとって、立て続けに向かい風になる出来事が起こっている。一昨年の同時多発テロとそれに続くイラク戦争やテロの影は今も尾を引いているのに加え、今年は米英を中心とするイラク攻撃、そして突如として現れたSARSである。

筆者がニュージーランド旅行する直前にはどうもこうした世界的なインシデント(incident)…というよりアフェア(affair)だろう…が発生する。2001年秋に行ったのは実は同時多発テロの一ヶ月ほど後だったし、この四月末に行ったときは、イラク攻撃の影響はかなり薄くは無かったかわりに、SARSが広がり始めて一ヶ月少々後である。予定では再来年にまたニュージーランドを訪れる予定なので、再来年には春頃にまた何か世界的な事件が起こるのではないかと、妙な恐れがある。

こうした個人的な奇遇はともかくとしても、同時多発テロ以来海外旅行が変わったのは事実だろう。筆者にしても北米への航空便の荷物検査が以前とは比較にならないほど厳しくなり、フライトの遅れ(ディレイ)も以前に比べたら多発するようになり、すっかりハワイから遠ざかってしまった。Webの情報などによれば、ハワイを訪れる日本人はやはり減っており、このSARS騒ぎがそれに輪をかけているらしい。とはいえ、アメリカ本土ではこれまで海外旅行していた客が、他国民と同じく海外旅行をとりやめて国内旅行に切り替え、その切り替え先がハワイ諸島に向いたということで、メインランドからの客ではにぎわっているらしい。だが、日本人を当てこんだ高級な店はさっぱり…であることに間違いは無く、一日に使う金の額も日本人とアメリカ人では相当な差があるというから、ハワイ経済への影響は小さくなかろう。

アメリカがうらやましいと思うのは、国内旅行でも海外旅行と同じほどの広がりとバリエーションがあることだ。激寒のアラスカから南国のハワイ、アリゾナの砂漠に至るまでよりどりみどりなのは大変にうらましい限りである。

こういう海外旅行取りやめ派は身近にも多く、毎年家族でアジアなどに出かけていた人たちは、特にとりやめ派が際立つように思う。中国方面やアジア方面への渡航を用心する気持ちはわかるが、全体があまりにも過敏になりすぎていて、とにかく海外へ出かけるのはご法度のような雰囲気になるのはいかがなものか。それどころか、一部には中国から輸入された機械類も唾液などがかかっている可能性があるから開梱しないなんて極端な例もあると聞く。あまりにも極端に走ると世界経済へのダメージも出てくるおそれがあり、そうなると日本なんて吹けば飛ぶような所詮他力本願の似非先進国は、世界不況の中で絶望的な状況になる可能性だってある。海外あっての日本経済であることに間違いは無いので、そうなると再び銀行破綻などの暗雲が立ちこめ、中小企業はもとより大企業も倒れたり事業縮小を余儀なくされるところが多く出るだろう。そして今まで普通の生活をしていたサラリーマン家族が、屋外でテントの放浪生活をすることになりかねない。

世界的に密につながった現在の経済システムでは、こういう悪夢もまんざら空想だけの世界ではないように思う。そうならないように、まずは暗いところばかりをみないで、少しは楽観的に暮らしてゆかないといけないのではないか。
Date: 2003年05月26日(月)


[PDA] シグマリオンIIって安っぽい
Windows CEのハンドヘルド「シグマリオンII」を使い始めてほぼ二週間が経過した。CFサイズ無線LANカード、CFサイズモデム、FOMA端子を使ってUSBストレージ接続(→CFスロットを無線LANカードやモデムにとられているときでも、コンパクトフラッシュが使えるようになる)、シリアル接続でのパートナー関係構築というステップを飛ばしての、いきなり母艦とLAN同期、などのおかげで、そしてなによりもPocket WZのおかげで、非常に快適なハンドヘルドPC環境となっている。

そういうわけで機能的にはまあいいのだけれど、やはりシグマリオンIIの作りはあまりにも安っぽすぎるのだ。値段を考えれば文句は言えないのかもしれないが、クレードルはおろかPC接続ケーブルさえオプションにしてしまっているのだから、もう少しなんとかならなかったのか。

どこが安っぽくてちゃちかというと、とりあえず以下のような点が大きい。

(1) パネルを閉じても、ピタリと閉ない。さらにラッチの部分はおそろしく華奢で、これを壊さずに半年持たせるのは相当神経を使いそうだ。

(2) キーボードユニットの左側が浮いてしまっている。まるで糊の弱い両面テープっでくっつけたような状態。

(3) パネル部は二枚あわせで作られているが、ヒンジ付近の部分には中央部にはない隙間がある。まるでたてつけの悪いボロ家みたいだ。

筆者は幸いまだ経験していないが、ヒンジの部分のプラスチックが折れてパネルが途中でとまらなくなり、閉じるか180度開くかのどちらかになるという故障も超発ものらしい。これって、NECのMobile Gear IIの一部機種でもインターネットでは問題になっていたようなので、どうもNECのハンドヘルドそのものがそういう癖をもつのかもしれないが、詳細は不明であり、筆者のはどうか壊れませんように、と祈るだけだ。

また、なにより、このうすっぽいグレーが超安っぽく感じる。これは好みの問題なのではあるが、もっとダークな色調のほうが高級感があると思う。だからそうした色のモデルが後から発売されたのであろう。筆者自身は、ゼロハリなどにはまったく興味がないので、シグマリオンIIのゼロハリデザインも「超ダサイ」とは思っても、格好良いとは決して思わない。このあたりも個人の嗜好の問題なのだが、あえてデザイン料を払ってまで、安いPDAにゼロハリデザインを導入する必要があったのか甚だ疑問だ。それよりは、前述のような基本的な作りの部分を良くするほうがずっと優先度が高いと思う。

今まで使っていないユーザを取り込むには見かけにこだわるのは重要だけれど、それじゃあ、作りはチャチでも良いのかというと決してそんなことはない。やはり常に持ち歩くPDAというのは、ガンガン使い込んだ人が企画し設計しないとろくなものができないという見本のような気がする。

はっきり言うけれど、現状ではフルキーボードタイプのWindows CEが他には無いから買っただけであり、それもほとんど在庫処分の価格だったから買っただけだ。買ってそれなりに気に入って便利には使っているけれど、おせじにも愛着が沸くようなハンドヘルドPCじゃないと感じていて、それこそ使い捨て程度、あるいはレンズ付きフィルムの延長程度にしか考えられない。他に選択肢があり、条件が合うならば多分シグマリオンIIなどは買わなかったであろう。

安かったし、便利に使っているから、購入して良かったと思っているのは間違い無いが、所有している喜びというのをまったく感じないのである。その点、Palm m515は持っている喜びもあるし作りもよい。Libretto L2にしても、持っていることの喜びを感じることができるものなのだ。まあ、道具なんて使えれば良いという話はあるけれど、同じ道具を持つなら、やはり持っている喜びを感じる道具を持ちたいと思う。
Date: 2003年05月27日(火)


[PDA] Pocket PCとPalm
筆者が、Palm m515のユーザであり、また過去他のPalmデバイスやPacket PCの前身であるPalmsize PCの使用経験者なのはすでに何日か前に書いた通りである。別に熱心なPalm教徒というわけでなく、そのときの自分にとって興味があり便利なものを使ってきただけなのであるが、見方を変えれば、あちらへフラフラ、こちらへヨロヨロという風にも見えなくもない。そういう人間がまたぞろヨロヨロし始めたのである。

筆者にとっての現在の日本におけるPalmの問題点というのを考えてみると、すぐに思い当たる点がいくつかある。まず、第一に、かつて名をはせていた本家Palm Computingはm515を最後に、HandspringはPlutinumやPrismのシリーズを最後に日本市場には新製品を投入してこない。その結果、Palmの新製品はSONYのCLIE一色に染まっており、事実上Palm同士では競合相手が居ない独占状態になりつつある。そのSONYもいつまでCLIEを続けるかはまったくわからないとなると、今現在いくらCLIEが売れていようが、日本市場でのPalmの寿命はSONYだけが事実上のベンダーになった段階ですでに寿命は尽きたと言える。

もともとSONYは、PalmOSを本来の軽さに反してマルチメディアデバイスのベースとして、勝手にハイレゾにしてみたりとやりたい放題だったわけで、その結果Palmデバイスとしては異常なまでに高価なデバイスを販売してきた。TU-KAが携帯にカメラ不要論をぶちまけており筆者もそれにが賛成ではあるが、さらにPDAに至っては中途半端な解像度でのカメラ機能が必要なのか疑問があるし、PDAで映画を見たり音楽を聞いたりして何が面白いのかという疑問も大きい。電池消耗を考えると、MDの圧勝だしメディアの入れ替えだって簡単だ。あるいはソリッドオーディオ(MP3)という選択肢だって悪くはない。筆者は、SONYというメーカーは好きであるが、SONYのコンピュータは大嫌いだから、CLIEがはびこるPalmデバイスの世界にはもはや興味が失せたというのが本音かもしれない。

第二が解像度。これは対CLIEにも言えるが、やはり日本語にm515の解像度は厳しいことが少なくないということだ。なんとかなってはいるが、それは所詮なんとかなっているというレベルにすぎず、満足しているわけではない。

第三にスロットによる拡張機能。m515でちょっと出先でネットアクセス…と思うと、ほぼこの機種専用の機材が必要になる。だが、東芝GENIOはストレージのためのSDカードスロット、モデムやLANあるいは無線LANのためのCFカードスロットの両方があり、それらに使うのは汎用的なCFカードスロット用のデバイスだから、Pocket PCにしか使えないということはなくて、大抵はシグマリオンIIや、Libretto L2にも流用できる。

第四にPalmsize PCのころは、まだまだソフトが少なかったが、最近の日本のPalmはCLIE一色ということから、出てくるソフトもCLIEを念頭に置いたものが出てきたりしている。英語ベースのソフトではまだまだそんなことはないのだけれど、一方ではPocket PCのソフトがかなり充実してきたのも事実で、もはやどちらか片方でしかできないということはほとんどない。Palm本家の関連会社であるPalm Digital Media社の電子ブックリーダーですら、Palm用だけではなくPocket PCが出ているのである。

そして最後に、PalmOSの不安定さ。内蔵ソフト以外でよくあるのが "Fatal Error"である。今まで使っていたのに突如として "Fatal Error"とか"致命的なエラー"とか出て、背面リセットを押さなければならないことが意外にも(あるいは当然なことに?)まだまだ多い。過去に使ってきたWindows CEベースのHandheld PCやPalmsize PCと比べたらダントツに多いのである。この不安定さというのは、ビジネスツールとして見たときにやはりかなりポイントが下がるのも事実だ。

また、Windowsとのデータ互換性も問題だ。テキストファイル一つにしてもそのままPalmに放り込めないし、DOC形式とかにしないと読むことすらできない。その点Pocket PCはさすがWindowsファミリーだけあって、同期している間は、PCからPocket PCとファイルやりとりは自由だし、テキストファイルはそのまま放り込んでもそのままPocket PCで扱える。このメリットは非常に大きいと思うのは筆者だけか?

昔のPalmsize PCの頃は、圧倒的にPalmのほうが動作が軽くてメモリも少なくてすんだので競争力はあった。だが、時代は変わり、CPUの速度が低消費電力であるにもかかわらず向上し、メモリの価格も非常に安くなった今では、条件は変わらないどころか日本市場に投入されているPalmに関して言えば、Pocket PCのほうが体感速度も拡張性や汎用性も一回り上になってしまった。

果たして、今後日本市場でのPalmはどこまでがんばれるか、個人的には甚だ疑問になってきた。
Date: 2003年05月28日(水)


[雑記] 健康増進法の効果は?
5月1日に健康増進法が施行された。この法律の第二十五条では「学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、事務所、官公庁施設、飲食店その他の多数の者が利用する施設を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙(室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされることをいう。)を防止するために必要な措置を講ずるように努めなければならない」と規定されている。

これを受けて首都圏では全部の私鉄かどうかはわからないけれど、全駅で終日禁煙になり、これまでホームの一部にあった喫煙コーナーも廃止されたが、JR東日本は相変わらず残っていて、申し訳程度の朝のラッシュ時だけ「禁煙」という札が喫煙コーナーに貼り付けられているけれど、喫煙コーナーに禁煙と書いたところで効果があるわけがない。まったく、小手先だけの対策をした振りをしてお茶を濁すのは、さすが親方日の丸鉄道である。

それでも鉄道はまだマシなほうで、問題なのはレストラン、喫茶店、居酒屋、パブなどだ。廃煙派である筆者に言わせれば、無条件に全面禁煙にすべきだと思うが、これらの店も形ばかりの分煙でお茶を濁しているところが多い。スターバックスは全面禁煙だからいいけれど、ほとんどの喫茶店やレストランはひどい状態だ。禁煙席はあるけれど、すぐ隣に喫煙席があるために副流煙が禁煙席に流れ放題だとか、エアコンや換気による空気の流れで、喫煙席の煙が全部ながれてくるようなひどいところだってある。子供が多いファミリーレストランなどは、真っ先に無条件に全面禁煙にすべきだが、大抵は形だけの分煙で済ませている。

健康増進法にしても罰則規定がないから結局はザル法になってしまうのがミエミエで、法律を作ればそれで仕事が終わりで、それが実際に守られているかどうか気にしないという、アホ政治家ばかりなので、実効性を伴わない法律ばかりになってしまう。禁止するなら、あるいは義務付けるなら、それを守らないときの罰則というのは当然設けられるべきで、それも絶対守らないと破産するとか倒産するくらいの罰金を果たさないと、法律を真面目に守るのが損ということになる。

本格的に喫煙を減らしたいなら、喫煙者の健康保険の自己負担は100%にする(すなわち保険側の負担はゼロ)とか、そこまで行かなくても50%くらいにするとか、あるいはタバコを一本100円くらいに値上げして、現在の売価との差額90円程度は、すべて健康保険にまわすとかすれば良い。喫煙者と非喫煙者が同じ医療費負担というのは、どう考えても不公平であろう。

タバコを止めたいけど止められないなんて言い草をよく聞くけれど、ちゃんちゃらおかしくて良いわけにもならないではないか。それは自分が意思薄弱なニコチン中毒者であると公言しているのも同じであろう。そういう奴らの言葉を仕事においてもプライベートにおいても絶対信じることはできない。
Date: 2003年05月29日(木)


[PDA] ソニー vs 東芝 ?
筆者はソニーは好きだが、ソニーのコンピュータ(PDAを含む)は好きではないと何日か前に書いた。これはあくまで筆者の好みであり、何が嫌いで何が好きであろうと個人の自由なわけで、だから筆者はCLIEには全く食指が動かないし、興味の「き」の字も無いわけだが、世間は筆者とは逆にCLIEはそこそこ売れているようだ。

筆者の周囲でも、これまでPDAに縁が無かったような人が、突然CLIEを持ち始めたり、あるいはいくつかのPC関連ニュースのWebサイトの売れ筋ランキングとやらでも、上位10位中半分くらいはCLIEで占めていたりするわけだ。これが二年前ならPalm ComputingやHandspringとPalm市場を分け合っていたわけだが、これらが日本市場に新製品を投入しなくなり、結果的にPalmはCLIEの独占市場となりつつある。

CLIEが売れるのは、Palmデバイス派な人が買い替えを考えたとき、CLIE以外に選択肢がないというのと、VAIOでコンシューマ向けPCで名を売ったソニーのネームバリューという二つが、CLIEが伸びている大きな理由だと思われる。価格的にも以前のCLIEよりかなりこなれた実売価格の製品だされており、不景気とはいいつつ小金持ちな多くのサラリーマンは、ちょっと買ってみようかと思わせる金額にまでなっている。CLIEが普及するのは個人的には気に入らないけれど、PDAが普及するのは個人的には歓迎である。そういう意味では、従来Zaurus一色だった日本のPDA市場を大きくひっくり返した功績は非常に大きいと言える。Palm ComputingやHandspringだけでは、こんなふうにZaurusをひっくり返すのは不可能だったことは疑い無い。

さて、Palmはソニーの寡占なわけだが、Pocket PCはというと、どうやら東芝が優位にたっているようだ。Pocket PCではほかにHP(COMPAQ)のiPAQもあるわけだが、iPAQはやはり日本人にはでかい。あのサイズをズボンのポケットに入れると、かさばってかなわないし、手の大きな筆者ですら「でかい」と感じるのであるから、特に日本の女性が仕事上必要だからというのでもない限り、あれに食指を伸ばすとはちょっと考えがたいわけだ。

その点、東芝のGENIOは薄くてスマートでなかなか良くできている。カシオのE-3000あたりもまあまあだが、大きさ、重さともに、GENIOのほうが一回り小さく、一割以上軽い。数字で見ればほんのわずかなのだけれど、手にとるとその差は驚くほどに違うように感じられる。だからかどうかしらないが、あるいはラインナップや機能の差からだろうか、カシオより東芝のほうが売れていると聞く。筆者も個人的には東芝のGENIOのほうが好きであるのは、これまでに書いた通りである。

Zaurusはかなりマニアックな路線に走りつつあるので、どうやら一般市場ではPalmとPocket PCというよりソニーvs東芝ということになりそうな予感だ。NTT DoCoMoのPHSデータ通信定額サービス@FreeDが使えるのは、Palm(ソニー)ではなく、Pocket PCのほうだ。これが今後どのようにPDA市場に影響を与えるのか、ちょっと楽しみだ。
Date: 2003年05月30日(金)


[雑記] CM用に作ったネタかと思えば……
商品名は覚えていないのだけれど、肩こり症状緩和用のプラスター(はり薬)のテレビコマーシャルで、「カルカッタ」に来たはずの外国人旅行者が着いたところは、「カルカッタ」ならぬ「コルカタ」(凝る肩)で、2001年にカルカッタはコルカタに変わりました、なんてタイトルが出てくるものがある。

最初は、これをなんとも思わず見ていたのだが、今日、またこのコマーシャルを目にして、ふと思い立ってインターネットの検索サイトで調べて驚いた。なんと、本当に「カルカッタ」が「コルカタ」に改称されたのだそうだ。

これにともない英語表記も以前の "Calcutta" から、ベンガル語の発音を英語で表記した "kolkata" に代わったのだそうだ。筆者は知識的にもインドについては不勉強なので、なぜコルカタという地名に改称されたのか、その正確なところはわからない。

地名や人名といった固有名詞については、そのオリジナルの発音に近い音で表記するのが礼儀というもので、昔、韓国の人の名前の漢字表記を日本語としての漢字の読み方で読んでいた時代があったが、やはり原語に近い音でということになり、今ではニュースなどでもそのように改められているようだ。

原語に近い音を!という点では、英語より日本語のほうがまだマシなように思う。筆者の想像であるが、西欧系の地名(固有名詞)を英語で表すと、音より文字表記を捕らえてそれを英語で読んでしまうのであろう、だからエッフェル塔のEiffelも、英語読みすればアイフルという風に読んでしまう。

一方表記にアルファベットを使わない日本語では、そのまま文字表記を取り入れることはできず、最初のその言葉が入ってきた言語(=オリジナルの地名の音というわけではないのが曲者だ)の音を捕らえる。その音が幸いにもオリジナルの言語で発音されたものであれば、日本語カタカナ表記も比較的それに近いものになることが多いからではないか。

だから、地名、とりわけヨーロッパの地名について、英語圏の人と話すときは要注意で、カタカナの音では通じないことも少なくないようで、話が通じないことも多い。

そういえば、日本という国名についてもは本来「日本」であり、"Nippon" と表記すべきであるが、"Nippon" という呼び方は通じそうもない。もっとも、これは "Japan" を容認する日本人のほうに責任の半分はあるような気がするが…。
Date: 2003年05月31日(土)

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