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あいちゃんの日記帳 2002年10月分

あいちゃんの日記帳

2002年10月の日記


[Palm] Document To GoとPiDirect II
Document To Go Professional 日本語版 4.0を手順にしたがってインストールすると、m515本体メモリには以下の5つのファイルが新たに組み込まれる。

  DocsToGo.prc (115KB)
  SheetToGo.prc (386KB)
  SlideshowToGo.prc (88KB)
  WordToGo.prc (221KB)
  WordView.prc (55KB)

あわせると865KBほどにもなり、PiDirect IIが組み込んであるなら、全部のプログラムを外部メモリ(SDメモリーカード)に放り出したいところである。PiDirect IIならば、386KBもある、SheetToGo.prcでも本体メモリに比べて若干起動が遅くなるくらいで、PalmOS4.1ネイティブの外部メモリからの起動をするよりもけた違いに速いのは間違いない。

ということで、調子に乗って5つのファイルを全部SDメモリーカードの "/PALM/PiDirect" の直下にPiMover IIを使って移動して放り込み、手ごろなWordファイルやExcelファイルをm515にDocument To Goを使って放り込もうとすると、HotSyncではDocument To Goの同期が動かなくなる。PiDirect IIの設定でHotSync中にもPiDirect IIを有効にしておけば別だが、普通はHotSync中はPiDirect IIはdisableにしておくだろう。

ここで前述の5つのファイルをごらんいただきたいのだが、二番目はExcel、三番目はPowerPoint、四番目はWord、五番目はWordファイルのビュワー(閲覧専用で編集ができない)であるが、一番目がポイントである。すなわち、一番目のファイル(DocsToGo.prc)だけは、HotSync中でもコンジット(conduit)がアクセスできる場所に置いておかなくてはならないのである。

そういうわけで、DocsToGo.prcだけをメモリに残しておきあとはPiDirect II管理下のSDメモリーカードに放り出し、PiDirect IIはHotSync中はdisableにしておく設定が一番平和的解決だと私は思う。

これでかなり便利につかえるようになるのだが、Document To Goでも私が以前使っていたWindows CE (NEC Mobile Gear II MC/R530)のPocket WordやPocket Excelでも同じだが、本物のMicrosoft Word 2000やMicrosoft Excel 2000でない以上、使える機能に制限はあり当然それがデータにも反映される。

典型的なのはフォントであり、多種のフォントを綺麗に使いこなして飾りつけたドキュメントは綺麗なままにはならない。それはPalm側には限られたフォントしかないからである。また、Excelでは結合セルはサポートされないので、結合されたセルは全部結合を解かれる。ドキュメントに埋め込まれたハイパーリンクは失われる。だが、Excelの罫線は保持される。など、などいくつかの注意点があるが、これはDocument To Goは、そのドキュメントのコンテンツそのもの、文章や数字データを持ちあるくものであり、綺麗なままのドキュメントを持ちあるく道具ではないということだ。

本当に綺麗なままのドキュメントがモバイル環境で欲しければ、これはノートPCにMicrosoft Officeをインストールして持ち歩くしか方法はない。当たり前の話だが、意外とこういうことに怒る人が多いみたいなのであらかじめお断りしておかねばなるまい。

だから、Document To Goのデスクトップ側では、例えば"My Documents"フォルダの下に"DocumentToGo"フォルダを作り、そこにPalmとデータ交換するWord/Office/PowerPoint文書を置いておき、飾り付けをしたオリジナルは、それ以外の場所に保管しておく正解であろう。

制限はあるにせよ、Excelの計算シートが持ち出せたり、Word文書の文章そのものがPalmで読める、編集できるというメリットは非常に大きい。かさばるノートPCを持ち歩かなくても、その十分の一、あるいは二十分の一程度の重量で、完璧にポケットに入るサイズで、これらをある範囲内とはいえ扱えるのは十二分にメリットがある。

PalmOS 4.X、PiDirect II (PiUtility Suite)と、Document To Goとの組み合わせはかなり強力ではないだろうか。
Date: 2002年10月01日(火)


[Palm] 日本人管理職はプレゼンが苦手
いつも思うことだが、欧米企業の欧米人のプレゼンテーションは実にうまい。もちろん下手糞なのはいるけれど、その下手糞なやつでも大抵の日本人のプレゼンよりはうまいと思う。

まず、プレゼンテーションでプロジェクタで映し出す資料が良く出来ている。日本人がやりがちなのは、つい机上の文書のように細かな10pくらいの文字で、びっしりうめてみたり、Excelのシートをそのまま映し出してみたりと、まあ愚かなことである。だれが、そんな小さな文字がびっしり埋まったプレゼンテーションを見るものか!PowerPointのスライドには要点だけを箇条書きにして、簡潔に数行程度にまとめればよいのである。細かな補足が必要なら、それは配布資料のノート部分に記載しておけばよい。

とにかく、多くの日本人のプレゼンテーションは、映し出されたスライドをみただけでげんなりする。その上、「小さいので見えないと思いますが...」とかほざくバカッタレがいるのは、もう開いた口がふさがらない。小さくて見えないと最初から分かっているなら、見えるようなものを作れ!見てもらえるようなものを作れといいたい。

さすがに、社外向けにプレゼンテーションする人たちは、それなりにこなれているのでここまでひどいのはあまりお目にかからないが、社内オンリーとなると、それはもう、小学生のほうがまだマシだと思うのは多数いるのである。

スライドのひどさは先ほどのとおりだし、制限時間などどこ吹く風で例えば20分の割り当てを平気で40分とか50分やるバカモノも居るわけで、それだけ他の社員の貴重な時間をドブに捨てているのである。これが新人社員ならまだしも、いい年こいて馬鹿面さげて、時間も守らず他人のことも気にしない。なかには経営者にもこういうのが居るらしいが、そういう経営者の支配する会社はいずれ無くなるであろうから、その前にとっとと退職金を貰ってさよならするほうが身のためであろう。

また欧米の人は話のつかみが実に上手く途中も飽きさせない。これは大いに見習うべき点であって、欧米人のプレゼンで英語で行われるものに関しては、私は同時通訳のイヤホンは付けないことにしている。これは、同時通訳さんの努力は認めるが、専門的なプレゼン内容だと正確さを欠くことが少なくないし、ジョークも伝わってこない。一度などは「scroll」を「巻物」とか同時通訳されたこともあったくらいだ。さすがに最近はそういうことはないと思うが....。

とにかく、人に聞いてもらってこそのプレゼンであり、プレゼンすることだけが目的ではないのである。聴取者が居てナンボなのであり、それを忘れてはいけない。社内の仕事だから我慢してその場に居るだけの話で、仕事でなければとっくに退席するようなものは論外だ。
Date: 2002年10月02日(水)


[Palm] Palm m515は快適
9月27日(金)の夜の購入したm515を使い始めて、今日でまる一週間である。正確には先週末は環境移行をしていたりしたので、使っていたことにはならないけれど、まあ、ほぼ一週間である。

結論からいうと、Visor Prismもいい奴、特に価格を考えると超優等生であるが、しかし、二倍以上の価格差に目をつぶってみると、これはかなり良い奴である。

何度も書いたけれど、同じCPUではあるが動きはこちらのほうが軽快であり、バッテリーの持ちもm515のほうが良い感じである。また、LauncherをVisor Prismでは標準のものを使っていたが、m515ではLauncher III (3.0.5)を使い始めたので、そのcache機能によりPiDirect IIで多くのプログラムを外部メモリ(Viros PrismではCFだし、m515ではSDメモリーカード)に置いたときのホーム画面に戻るときの動きが非常に早くなった。

また、HotSync中にはどちらもPiDirectあるいはPiDirectIIはdisableになるが、入れているファイル数はPrismもm515も大差ないのに、HotSyncが終了してまたenableになってホームに戻るときにPiDirect IIのほうが圧倒的に速く感じる。

もう一つ、絶対的に優位なのは、m515の反射型液晶である。鮮やかさでは圧倒的にVisor Prismの透過型TFT液晶と明るいバックライトはとても綺麗なのだが、一歩屋外へ出ると曇天でもほとんど見えないし、晴天では全く見えなくて体で影を作っても見えやしない。使い方にもよるけれど、屋内外をとわずいつも持ち歩くPDAとしては、これはやはり致命的な欠点といえなくはない。もちろん使うのは屋内のほうが多いけれど、屋外でみたい場合だって少ないので、そういうときはPrismだと建物の影を探してそこへ入ったりするという日陰の生活を送らねばならない。まして、晴天の公園のベンチで、Palm Reader Proで電子ブック(電子ペーパーバック)を読むなんてのはPrismでは不可能な芸当である。

しかし、m515だとそれが出来る!鮮やかさでは一歩か二歩、いや三歩ぐらい劣るけれど、屋外でもはっきりくっきり見える。だから、秋晴れの気持ちよい屋外でPalm Reader Proで電子ペーパーバックで小説に浸るなんて快適なこともできてしまう。また、海外旅行では屋外でも情報を参照できるようになるのは大変嬉しい。

今までの何度かの一人旅や家族旅行でもVisor Prismは持参していたが、重くてかさばることと屋外では見えないことから、結局in room safeの中にPCと一緒に保管しておくだけだったが、m515なら薄くて軽いし屋外にも強いので一緒につれて歩けそうだ。

そうなると、活用の幅がますます広がるので、現在の128MBのSDメモリカードでは足りないかもしれない。ことによったらお金をためて512MBでも買うハメになるかもしれない。
Date: 2002年10月03日(木)


[Palm] Document To Go と PiDirect II その後
10月1日の日記で「Document To GoとPiDirect II」というのを書き、その中で、『そういうわけで、DocsToGo.prcだけをメモリに残しておきあとはPiDirect II管理下のSDメモリーカードに放り出し、PiDirect IIはHotSync中はdisableにしておく設定が一番平和的解決だと私は思う。』と書いたのだけれど、実はこれがまやかしの幸せであることが分かった。

どういうことかというと、DocsToGo.prcだけを残しておいて、残りのDocument To Goプログラムを全部PiDirect II管理下に放り出しても確かにSheetToGoなどのアプリを起動して、PalmでExcelやWordを限られた機能範囲内で扱うことができるようになる。

だが、HotSyncしたときにDocument To Go管理下のファイルもHotSyncされるような状況であった場合には、PC側から本体メモリに存在していないDocument To GoのPalmモジュールを再度送り込んでくることがわかった。すなわち、PalmのPiDirect II管理下の外部メモリと本体メモリの両方に同じプログラムが存在するようになるわけだ。だからといって問題がおこるわけでないので、放置しておいていいわけだが、どうやらPiDirect II管理下にプログラムを追い出しても、追い出しても、またPCからメモリに送り込んでくるというわけで、無駄な努力であるとわかった。

残念....
Date: 2002年10月04日(金)


[DVD] THE LORD OF THE RINGS
映画で「THE LORD OF THE RINGS」が公開されたのは、昨年12月だった。私は二つの理由からこの映画を劇場へ見に行った。

ひとつには、野次馬根性そのもので前評判に乗ったのである。もうひとつは、昨年10月に行ったニュージーランドの思い出がまだ生々しいときに、ロケは全編ニュージーランドで撮影されたというからである。実際、劇場でスクリーンに広がった光景はまさにニュージーランド、"very New Zealand"であり、涙があふれんばかりにその風景に感激した。

この映画がDVDとなって発売され、Amazon.co.jpで予約していたのが先週送られてきたが平日は見る時間が無くて、この週末にじっくりと見た。

実は、昨年末の映画の後に、The Lord of the Ringsの話の発端となっている "The Hobbit"の原作を読んでいたので、DVDのほうはビルボ・バギンスがシャイアを後にするまでのところは、劇場で見たときよりはるかにそのディテールを見て取れた。

なぜ、ビルボ・バギンスが指輪を持っていたのか、その指輪を手に入れるまでの冒険のごくごく一部を、シャイアでの彼の誕生パーティのときに、ビルボは数名の子供たちに話し聞かせていたりするし、本編に入る前の指輪の説明にあたるところでは、ゴラムが洞窟で指輪を愛しんでいるシーンや、それを失って叫ぶところなどがあらわされているけれど、正直に言って、これは"The Hobbit"を読んでいないとその意味はさっぱりわからないと言える。実際、この"The Hobbit"をこれっぽっちも知らなかったときに見た映画館ではこのあたりはなんとなく良くわからないまま適当に見過ごしたが、そういう人は非常に多いのではないかと思う。

このThe Lord of the Ringsは和訳が評論社から出版されている。私はこの文庫版を手に取ってみて少々立ち読みをさせていただいた結果、それを元通り本棚に戻した。それは翻訳にまったく魅力を感じなかったからである。この翻訳からは、ピーター・ジャクソン監督はじめスタッフや出演者を二年以上にわたり撮影を続けさせた迫力というか魅力の片鱗すらも感じ取ることができなかった。なんというか、日本語そのものがどうにも私の中に素直に入ってこない雰囲気、感じで言うと、「ハリーポッター」の日本語版ほど醜悪な出来栄えではないにせよ、それに近い雰囲気なのである。

その後、"The Hobbit"に始まり、The Lord of the Ringsのペーパーバックのセット版を購入して、まずは"The Hobbit"を読んだ。

いや、実に素晴らしい。ビルボが13人のドワーフに半ば強引に宝探しの旅に引っ張り出され、その途中で偶然に指輪にめぐり合う。当然その前後には困難の連続で、冒険につぐ冒険、危機一髪。冒険が進んでゆくと、ビルボも微妙に変わってゆく。

この"The Hobbit"の英語は、ハリーポッターほどやさしくは無いし、とても長いけれど、これを読んでいるのと読んでいないのとでは、映画の面白さがまるで違う。もちろん原作を読むにあたっても、おそらくまるで違うのではないか。

私自身は、"The Hobbit"を読んだあと、ちょっと違うペーパーバックを読み始めてしまっているのであるが、あのDVDを見たあとでは、早く今のものを読み終えて今年の暮れまでに "The Fellowship of the Ring" を読み終えたいと思っている。できれば、"Two towers" も読んでおきたいが、さすがにそれはちょっと無理。

いずにせよ、二作目の "Two tower" はこの12月に世界同時公開であり、今から楽しみで仕方ない。

Date: 2002年10月05日(土)


[映画] SIGNS
「サイン」という映画を見てきた。

まだ見ていない人も少なくないであろうから、細かいことに触れるのは避けるけれど、TVで流れている予告編からどのような映画だと想像されただろうか?私は、"The Others"や"The Sixth Sence"のようなミステリーというか、ホラーというか、その類だとばかり思っていた。だが、実際には....まるで違った。

あまりディテールに触れると差しさわりがあるので、書き方が難しいけれど、妻を失いそれをきっかけに聖職を退き信仰というものを一切拒否するようになった男(メル・ギブソン)の心の変化を描いてゆく映画である。ミステリー、あるいは、SF的な要素は、その変化を描くための素材にすぎない。

そういう意味では、この外部要素はミステリーサークルでなくても良かったように思う。その他の何だって良かったはずだが、あえてこれを選んでミステリーっぽく仕立てて、予告編までそのように意図的に作ったのは、そうでないと観客数が稼げないと思ったからではないか。

私の感想では、このミステリーあるいはSF的な要素の部分ははっきりいうとかなり駄作だと思う。どうにもひどい、昔のXXXXを思い出してしまうというかXXXXをそのままそっくり借りてきただけではないか。XXXXの部分をあえて書かないのは、これを書いてしまうとネタばらしになってしまうからでありご容赦いただきたいが、XXXXという昔の小説を読んだ方で、この映画を見た方ならすぐピンとくると思う。

だが、もうひとつの側面、いや、本筋のほうの主人公の男の心の変化を描くという点では、なかなか良くできている。三流に近いミステリー的な要素を必要以上に目立たせることなく、自分の心を主役に押し上げている。

ともあれ、予告編から「単純にミステリー要素だけを期待」して見に行くとがっかりすることは間違いない。そうではなくて、「ミステリー要素」を使った人間ドラマなのである、として見に行けば、これは思ったより良い映画である。
Date: 2002年10月06日(日)


[英語] NHKラジオの語学講座
毎年3月中旬を過ぎると、書店にはNHKラジオ第二放送やNHK教育テレビの語学講座のテキストが平積みで沢山並ぶのは、皆さんご存知の通りである。聞くところではNHKの語学講座テキストは4月の販売がダントツに多く、次に5月...となるそうで、やってみようと思い立ってテキストは買ったけど、買っただけで終わってしまったとか、何度か聞いたけど挫折した、あるいは、一回聞き逃したら嫌になって続かなくなった、というところだろうか。

かくいう、私も過去何度語学講座の4月号を購入したか見当もつかない。だが、ここ二年ほど愛聴しているのは、杉田敏先生の「ビジネス英会話」(昨年度までは『やさしいビジネス英語』というタイトル)というものだ。旧タイトルでは『やさしい』となっているので、その言葉を信じて挑戦したら、全然歯が立たなかったという御仁も少なからずいらっしゃると思う。私もその一人で、三年ほど前に挑戦したら、まるで歯が立たずテキストも例によって4月号だか5月号だかで終わってしまったクチである。

その後、亀足ながらも自身の進歩により、『やさしい』とは思わないけれど、それなりになんとか多少は歯が立つようになってきたのは去年あたりのことである。三年ほど前のときにはチンプンカンプンだったものが、去年はそれなりに理解できるようになっていたのは自分自身に驚くと同時に嬉しく思った。

さて、世の中には沢山の英会話教材がある。何十万円もするものを買って(買わされて)、それっきりで押し入れの肥しになっている人もいるだろう。英会話学校などで習う場合以上に顕著なのが、自学習の場合の教材との相性ではないだろうか。どんなに世間の評判がよくて英語教育者の評判が良くても自分にあっていなければ、身につくどころか続くことすらない。しかし、世間のい評判はイマイチでも、自分にあっていればバリバリ身につくであろう。自分にあっていない自学習教材では継続しようという意欲が湧いてこないのであるから、当然といえば当然だ。

さきの、杉田先生の「ビジネス英会話」だけれど、私がこの講座を好きな最大の理由は、英語以外のところにあって、番組のところどころに出てくる杉田先生の国際ビジネスマンとしての話である。杉田先生は大学にこもりっきりの先生などではなくて、現役の国際ビジネスマンであり、その方面での経験は豊からしく、それがこの番組中での先生の解説などによくあらわれている。これらは英会話教室でもネイティブの先生からはなかなか聞けない話が多いので大変勉強になることが多い。英会話教室の外国人教師にはバリバリのビジネスマンというのは稀で、それもマネジメント経験のあるような人はまず居ないと思ってよい。下手すれば学生上がりの青二才だったりするので、英語そのものを学ぶのはよいが、社会的な背景やビジネスの話になると、大抵のネイティブの英語教師では実のある話は出てこないのは、私の経験からも間違いなく言える。そういう意味では、この「ビジネス英会話」の講座は数少ない優れた講座だと思う。

私がやりたい講座は他にもあってあって、たとえばリスニング入門。これも入門というけれど、後期プログラムなどは入門というのは結構難易度が高い。だからこそやってみたいのであるが、放送時間がどれもサラリーマンの私には聞けない時間帯ばかりだ。ビジネス英会話は、放送時間も遅いからチューナー(二十数年以上も昔のものだ)とPCをつないで、LockOnというWAV録音ソフトを使ってPCでタイマー録音して、前後の余分なところを落としてMP3に落としている。だが、チューナーの電源を入れ忘れることが多く、日曜日のまとめての再放送で録音してようやく一週間分が揃うことも少なくない。だからといって、PCで前後をカットしMP3に落とすような作業になれていると、実時間を要するMDレベルの編集はとてもじゃないが時間がもったいなくてできやしない。また、我が家のCDラジMDは、単機能タイマーで複雑なことはできない上に、コンセントを抜くと(ACが切れると)綺麗さっぱりお忘れになるという馬鹿者であるから、役に立たない。

なんとか、PCでリスニング入門なども録音したい。毎月1505円(税抜き)のCDを買うと一年間で税込みでは19,000円近にもなってしまうから馬鹿にならない。うーむ...、ここはやはりまっとうなタイマー機能のついたチューナーかその類で安いものを探してみるしかないかもしれないとか思ったりするわけだ。

ともあれ、NHKのラジオ語学講座は、続けてみると結構ためになるものが多い。理想的にはきちんと予習復習をすれば、それだけでかなりの効果があると思えるが、なかなか予習や復習には手が回らないのが実情で、それではいけないと思いつつ毎日が過ぎていってしまう。それでも、何もやらないよりはずっとマシで、とりあえずは続けてみる、できる範囲のことで続けてみて習慣にしてしまう、少々抜けても飛ばしても気にしない、これがコツなのかもしれない。なかなか続かないという人は、あまりstrictにならないで、遊びのつもりで、何か、相性の良い講座や教材をみつけて、一つにトライして続かないからと諦めないで、いろいろ手を出して相性を見極めてみてはどうだおるか。
Date: 2002年10月07日(月)


[雑記] ワープロ専用機
先日、義父から電話が掛かってきた。何かと思ったら「パソコン」についての質問であって、でかいパソコン(デスクトップとかミッドタワー)は邪魔になり置くスペースはないのだが、ノートパソコンはどんなもんか?ということだった。

よくよく話を聞いてみると、現在使っているのはワープロ専用機だが、今はどこのメーカーでもワープロ専用機は作っていないので、壊れたら後がない。結局PCへの乗換しかないのだが...ということだった。

ワープロ専用機は単機能ではあるが、ある程度簡単な文書作成・保存・印刷ということにかけては非常に簡単であること間違いない。OSのインストールはいらないし、ウィルスに悩まされることもない。OSがクラッシュすることもない。TCOすなわちTotal Cost of Ownership(所有することによりかかる製品そのものの代金だけではなく、メンテナンスや運用まで考えた手間・コスト)にかけては、文書作成という点ではワープロ専用機に勝るものはない。

機能という意味では、昔のワープロ専用機より現在のMicrosoft Wordといったワープロソフトのほうが、何倍も高機能であることは疑いがない。だが、高機能であれば良いというものでもないのも事実で、例えばMicrosoft Wordの機能をフルに使っているという人が日本、いや、世界のWordユーザのいったい何割いるだろうか。会社の仕事で毎日のようにつかっていても、使う機能なんてのは、その半分どころか、二割とか三割くらいではないかとすら思うこともあるくらいに、一部の機能しかつかっていない。

すなわち、専用機ではなくPC上のワープロソフトを使うことのディメリットは、一部の機能だけあれば十分なユーザーに対しても、最低限のOSの運用や時には再インストールといった作業を強いられることがあるわけで、したがって文書作成にだけ専念すればよいのが、新しい道具を使うために昔なら必要もなかったメンテナンスも行い、知識も要求されるわけだ。

現役ビジネスパーソンであれば、こうしたパソコンをユーザーの立場で使えるのは必須だといってもよいが、現役時代にそのようなIT機器とは無縁だった老人たちにとっては、これはかなり辛いことであると思う。

私はPCについては素人ではない(これで飯を食っている)ので、新しい機能や技術は歓迎するが、今のPCの進化により淘汰された機械に頼っていた人もいることを考えると、単純に歓迎してよいものでもない気がする。まあ、これがきっかけで、インターネットなども使い始めるようになると、それなりに活動範囲が広がる可能性もあるので単純に良いとか悪いとかいうものでもないけれど、PCに抵抗のない人と抵抗のある人では生活そのものが大きくことなりつつあるようになるのではなかろうか。

いったい、どちらが良いのか、まだ分からない。それは後世の歴史家にゆだねるしかないのかもしれない。
Date: 2002年10月08日(火)


[雑記] 別れ
出会いがあれば別れがある、出会いと別れは表裏一体でありどちらか片方だけということはありえない。私にもこれまで多くの出会いと別れがあった。私自身は感情的には非常に冷淡というかバルカン人のようなところが多分にあって、出会いは喜ばしいが別れに際して悲しむようなことは滅多になかった。しかし、今回の別れは寂しさを隠せなかった。

実は、出会ってから丸四年になるカナダ人の友人が仕事の都合で母国に帰ることになったのである。彼とはとある英語学校で知り合い(というか、私が生徒で彼が先生である)、そこで親しくなって映画などを時々見に行くようになり、最近では月一回は朝一番の上映を見てランチを一緒にとっていた。

この程度の期間の付き合いの友との別れなら過去に多く経験しているが、それほど残念さは感じなかった。なぜだろう、と考えてみて思い当たる最大の原因は、互いの物理的な距離ではないだろうか。すなわち、日本人の友人であれば私の場合は、せいぜい日本国内で数百キロ程度であるし、互いに行くにせよ来るにせよ大して時間も費用もかからない。しかし、カナダ、とりわけ彼の戻ってゆくトロントになると話は別で、これはちょっと東京から大阪や札幌に行くような訳には行かない。すなわち、私の場合は、悲しいのではなく従来のように月に一度会うということができなくなるのが、「残念」なのである。

そういう意味ではこれは「別れ」ではない。何より彼とは今までと同じようにE-Mailで連絡を取り続けることができるし、彼の地を訪問する予定も立てているので、未来永劫会えなくなるわけではない。逆に、滅多に会えないから会ったときの感激がとても大きいのではなかろうか。だから、今から彼の地を訪れるのを心待ちにしている。
Date: 2002年10月09日(水)


[雑記] Coke大好き
"Coke"というと、外国人が多い地域を除けば日本のお店ではまず通じない。日本語では「コーラ」というやつである。うっかり日本のハンバーガーショップで、つい旅先と同じ気持ちで、「飲み物は?」とたずねられて「コーク」と答えてしまい「はい???」と聞き返されたことが何度かある。だから、良し悪しは別にして日本では「コーラ」といわないといけない。コーラ大手では日本市場ではコカ・コーラとペプシ・コーラがあり、それぞれにダイエット版(カロリーゼロ)と普通版がある。

私は、この"Coke"が大好きである。昔はそれほどでもなかったけれど、海外旅行に行くようになってから好きになった。普段好んで飲むのは、"Diat Coke"つまり「ダイエット・コカ・コーラ」である。別に肥満ではないけれど、普通版だとカロリーが高すぎるからである。しかし、残念なことに日本では「ダイエット・コカ・コーラ」はあまりポピュラーではなくて、ハンバーガー店などに、「コーラ」はあっても「ダイエット・コカ・コーラ」はあまりない。知る限りにおいて、必ず置いているのはサンドイッチの「SUBWAY」でありここには「ダイエット・ペプシ」がある。「ダイエット・ペプシ」のほうが「ダイエット・コカ・コーラ」よりも甘さが強いから、どちらかといえば後者のほうが好きである。

"Coke"が好きだと、旅行のときにソフトドリンクを選ぶのに困らないし、世界中どこでも同じ味が楽しめるというメリットがある。オレンジジュースとかいった類もたいていのところにあるが、これは時として当たり外れが非常に大きいのは問題である。その点、"Coke"は最悪でも瓶入りか缶入りを買えばほぼ同じ味だから、ある意味では安心できる。

"Coke"などと言うろくでもない飲み物のどこがいいのか?それは私にもわからない。わからないけれど、好きなのである。あるいはカフェインの習慣性というのがあるのかもしれない。とにかく、喉が渇いているときの "Coke" は最高にうまい。私は酒はほとんど飲まないけれど夏のビールの最初のいっぱいは美味しいと思うが、"Coke"はビールの比ではなく美味しい。理屈じゃないのだ、とにかく美味いのである。だから、ディスカウントショップやスーパーなどで "Diet Coke"が安いとき(最安値は1.5リッターのペットボトルで168円というやつ)に多少買いだめする。さあ、今日もCokeを飲むぞ!

「今日も元気だ、Cokeが美味い!」
Date: 2002年10月10日(木)


[雑記] オーディオセットの裏
室内でもっとも埃がたまる場所の一つが、オーディオセットの裏である。パソコンの裏も同じくらい埃がたまるはずだが、年に何度か引っ張り出していじくりまわしたりするので、そのときに清掃もするからさほどでもない。しかし、オーディオセットの裏は、故障するか引っ越すか模様替えするか、あるいは買い替えでもしない限り、いじくることはないであろう。

パソコンの裏の配線をいじくるのに比べて、オーディオコンポの裏をいじくるのは格段にうっとおしい。パソコンはある程度高い頻度でいじくることを前提に、机やパソコンラックの下段に収めたりすることが多いが、オーディオコンポはオーディオラックなどにテレビなどと収めることも少なくない。この手の家具調のラックの多くは、背面に配線用の穴が空いているだけで、多くのコンポ-ネットユニットを配置して、手探り同然であれやこれや配線するのはかなり面倒であり手間がかかる。

理想的には、背面が全開できるラックに収めて、それが簡単に手前に引き出せるようにしておくか、さもなければ背面を壁につけるのではなく、隣の部屋との引き戸のところに置くようにし、メンテナンスや清掃するときには簡単に背面が全部あらわになるようにすべきである。

埃がたまって信号線の接触不良などが起こるくらいならまだ救いがあって、AC電源のプラグのところにも同じように大量の埃がたまるのは危険この上ない。のびたうどんのように絡んだ信号線の埃はともかく、ACプラグやコンセント、延長タップのところなどはきちんと清掃したほうが良い。

ACまわりの埃を避ける一つの工夫は、コンポの裏のサービスコンセントは使わずにダミーのプラスチックプラグで埃を塞いでおき、全てのACをラックの天井に貼り付けたツイストロックのタップにつけることである。普通のプラグだと自重で緩くなることもあるかもしれないが、ツイストロックならその心配もないであろう。ACコードが引っ張られないように処置をしておけば、重力の法則にしたがって誇りはラックの天井に下向きに張り付いたツイストロックのタップには静電気によるもの以外はつかないであろう。

まあ、何にせよ、広いフローリングの部屋があり、可動式の背中が全面開閉可能なラックがあれば悩むことは無いわけで、やはり住宅事情が最大の課題なのだろうか。
Date: 2002年10月11日(金)


[雑記] MP3 vs MD
携帯MP3プレーヤーとポータブルMDプレーヤー、デジタル圧縮オーディオという点では似たようなものだけれど、普及度と世間一般の好み、プレーヤーの進化という点では圧倒的に後者のほうが凄いといわざるをえない。

MP3というと、初期にインターネットで著作権完全無視の楽曲ダウンロードサイトが横行したりした時代があって(今でも闇では存在するとは思うが)、それがイメージを下げたきらいがある。ちょうど、バイクというと暴走族を連想するのに通じるところがあるようか感じだ。今では、著作権保護機能を盛り込んだセキュアMP3とかができて、私の携帯電話であるJ-SH51(MP3プレーヤー内蔵、SDメモリカード対応)なども、セキュアMP3しか再生できないし、普通のSDカードリーダー・ライターではそれを扱えなくて、ハード的に対応したものにセキュアMP3を扱えるPCソフトがないとSDカードにセキュアMP3を書き込めない。

また、MP3はPC上では扱うのも比較的簡単だし、コピーに楽曲の実時間をかけるアナログコピーとは違って楽チンだし、PC上ではCD-RやらHDDやらに大量に保存できるのが良い。

しかし、MP3プレーヤーは相変わらず電池駆動時間が十時間とかそこいらしかない。私が愛用するMPMAN MP-F60もアルカリ単三電池一本で公称十時間である。その一方で、ポータブルMDプレーヤーはどうかというと、98年頃は充電池のみだと10時間程度、アルカリ電池併用でその倍くらいが限界だったが、今は最高で180時間も持つようになってきているのは驚愕の限りである。大きさにしても、MDプレーヤーはほとんどMDメディアのサイズより一回り大きい程度の限界まで小さくなっているし、最近はドルビーヘッドフォン組み込みのものまで出てきて、もう完璧にMP3/WMAソリッドオーディオプレーヤーは蚊帳の外って感じ。

ちなみに、ドルビーヘッドフォン(DH)だが、最近のDVD再生ソフトはこれに対応しているので、ヘッドフォンでPCでDHをオンにして映画などを見ればその効果は歴然たるものがあって、ノーマルに戻してはもはや聞けなくなってしまうくらいのものであるので、未経験な方は試すだけでもその価値がある。

こうなるとMP3とかWMAとかのソリッドオーディオプレーヤーはいったいどうやったら生き残る道を見つけられるのであろうか、と、思ってしまう。どちらもデジタル圧縮オーディオで所詮ポータブルなので、音質は煩い事をいったところでむなしいだけである(もちろんMP3ではビットレートをあげればそれだけ圧縮で失われる情報も少なくなるので音も良くなる理屈はある)し、電池の持続時間は最低でも数倍の開きがあるし、大きさ重さだって極端な差はない。PCを音楽などの倉庫として使いたい人にはソリッドオーディオプレーヤー、あくまでCDメインという人にはMDなのだろうか....。

私は....ソリッドオーディオプレーヤーとMDの間をいったりきたりである。

Date: 2002年10月12日(土)


[雑記] コンセントが足りない
昔、電化製品といえば居間にテレビとラジオ位しかなかった時代には、居間のコンセントは2口が2組くらいあれば十分に足りた。しかし、現代はどこの家庭でも居間にはあらゆる電化製品が集中しているから、とてもじゃないけれど、コンセント数はそんなものじゃたりない。

たとえば我が家のパソコン周りでコンセントが必要なものは、デスクトップパソコンが二台、ADSLモデム、ブロードバンドルーター(パフォーマンスの落ちる古いAcctonのものもプリントサーバーとして使っているので本物のルーターと合わせて二台)、プリンター、アクティブスピーカー、Palm m515のクレードル、無線LANのステーション、CRTと十個ものコンセントが必要になる。このうちADSLモデムは電話のそばにあるので、これを引いても九個である。

また、オーディオ・ビジュアル関係では、テレビ、ビデオ、カセットデッキ、CDプレーヤー、アンプ、チューナー、CSチューナー、アンテナブースター、電話機の子機のスタンド、プレイステーション2とこれまた沢山ある。他にも妻のノートPCや私のLibrettoなどもあるから、居間にはAC電源を必要とする(消費電力的には皆小さなものばかりなので、キッチン電化に比べればその比ではない)ものがあふれている。

だから、どうしても延長タップが必要になる。当然、普通のビニル被服の安価なタップを使うような愚かなことはするわけはなくて、きちんとした二十被服のOAタップの類を使っているけれど、それでもパソコン周りで十個もあるとなかなか大変なことになる。

こうした伸びて絡んだスパゲティ状態の電源配線をさらにうっとおしくしている諸悪の根源がACアダプタである。たとえば、上記パソコンまわりでACアダプタ使用、つまり電源ユニット内蔵ではないものはというと、ルーター二台、m515のクレードル、アクティブスピーカー、プリンタ、無線LANのステーションと、PC本体およびモニタ以外のすべてがACアダプタ使用であり、当然普通のOAタップにはそんなに沢山アダプタがささるわけがないから、二股でコード長の短いACアダプタ専用とも言える短足延長ケーブルを使っているが、六個ものアダプタがパソコンラックの後ろのカーペット上にごろごろころがっていることになる。

これらを一個ずつ壁面コンセントにさしていては壁面をコンセントだらけにしないといけなくなるので現実的ではないが、しかし、居間に関しては電気製品が多く集中するので、特に壁側については壁面六口コンセントを壁面両端に二箇所くらいは欲しいものである。そうすれば、無駄な蛸足もしなくて済む。多すぎると思うのは間違いで、家具を置きたくなるような場所を見ると下方にコンセントがあったりして、悩んだ挙句コンセントを家具でふさぐことも多々あるので、決して多すぎはしない。

最近の賃貸公団住宅には各部屋に情報コンセントを備え付けたものが出てきたが、よーくみると、コンセントの数はせいぜい二口が三箇所くらいしかなくて、どうなっているんじゃい!と叫びたくなる。

また、機器メーカーに考えて欲しいのは、ACアダプタの共通化とマルチ化である。規格を共通にして一台のアダプタで数台の機器をまかなえるようにしていただきたい。それを内蔵したパソコンラックなんてのもいいのではないだろうか。

いずれにせよ、パソコンの裏、オーディオの裏の電源スパゲティが改善される見通しはなさそうだ。

P.S.
Googleなどの検索サイトで「ACアダプタ」「パソコン」「ゴロゴロ」なんてキーワードで検索すると、結構似たような悩みを抱える人が多くいて笑えてしまう。しかし、みんなそれだけ困っているということだから、真剣に対策をすべきだと思うけど、結局は消費者任せでメーカーは知らぬ顔か?
Date: 2002年10月13日(日)


[オーディオ] SHARP MD-DS8
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これまで、持っていたSHARPのMD(MD-ST521)を子供に譲り渡して、SHARPの新しい1bitポータブルMDプレーヤー(MD-DS8)を購入した。

これはDolby Headphoneアンプ内蔵という優れもので、簡単にいうとヘッドホンで聞いているにもかかわらずスピーカーで聞いているような感じに近くしようという代物である。

そもそも、スピーカーで聞いているときには、通常の2chステレオならば目の前に音が定位して聞こえる。音源(ソース)、部屋の音響的な状態、オーディオセットのクオリティがよければ、弦楽四重奏ならば第一バイオリン、第二バイオリン、チェロ、ビオラがそれぞれ目の前の少しずつ違う位置で演奏されているように聞こえるのであり、ピアノであれば自分の前方ちょっと先から聞こえてくる。

ところが同じ内容をヘッドホンで聞くと、目の前から音が聞こえず頭の中から聞こえてくる。弦楽四重奏のカルテットのど真ん中に座ったようであり、グランドピアノのまん前で聞いているような感じになり、これは同考えても通常はありえないシチュエーションできわめて不自然なのである。原理は下記リンクの「DOLBY HEADPHONE (ドルビーヘッドフォン)」を参照していただきたいが、高速なデジタルシグナルプロセッシング(DSP)が安価で可能になったからこそ、ポータブルMDにも実装可能になった。ちなみに、WinDVDというDVD再生ソフトにはこれに対応しているものもあり、この場合はPC上でソフトウェアによる演算処理で実現していることになる。

さて、MD-DS8だが、音源(ソース)にもよるが「DOLBY HEADPHONE (DH)」の効果は凄いものがある。特にピアノソロなどは、通常モードではグランドピアノにかぶりついているような感じなのが、DHのレベルによってスタジオ、ライブ、ドームとだんだん音源から遠ざかるような感じになり、頭の真ん中でピアノのハンマーが弦をたたいている感じはきれいに無くなる。

最近はDHが地味ながらはやりだしているようで、ポータブルMDプレーヤーではシャープから三機種、ヘッドホンシステムとしてはパイオニアから出ており数万円程度で入手できる。

シャープのDH付きポータブルMDは、発売順にMD-ST880、MD-ST800、MD-DS8とある。MD-ST880が初代DH内蔵ポータブルMDで、MD-ST800は金属ボディを安っぽいプラスチックに変えて一回り大きくなった事実上の下位モデル、MD-DS8はDHに加えてモバイル1ビットデジタルアンプを内蔵したもので、さらに振るブリッジ方式のアンプ採用で、その結果4極プラグヘッドフォンを採用している。

ワタシ的にはMD-ST800はボディを見ただけで、その安っぽさで即座に却下。残るは、一年以上前にでたMD-ST880とMD-DS8である。実際問題、両者に極端な差はないので、1bitに興味がなければMD-ST880のほうがオススメであるが、ワタシは1bitに大いに興味があったので、こちらを選んだ。結論からいうと、これがポータブルMDかと思うくらい驚いたというのが正直なところ。

付属のヘッドホンも音はかなり良くて、MD-DS8の能力を引き出しているようだ。ただ、フィット感がイマイチなので、即座にSONY製のNUDE用イヤーパッドを買ってきて装着したらフィット感も良くなった。ただ、MP3プレーヤーで愛用しているソニーの密閉型ヘッドホンであるMD-EX70SLのように音漏れ心配皆無ではないので、ちょっと注意が必要であろう。

MD-DS8は、大のお気に入りグッズになりそうだけれど、唯一の弱点は4極プラグヘッドホンじゃないとその能力がいかせないこと。そのまま、普通の3極プラグヘッドホンであるMD-EX70SLを突っ込んでみたら一応鳴るけれど、いや、ひどい、ひどい、とんでもない音になってしまう。説明書によれば、AD-D1ACという4極-3極変換コードが今月発売らしいけれど、見かけたら買って試してみようと思うが、4極のママ使うほうがまず間違いなく良いはずである。

MD-DS8とMD-ST880、1bitに興味があるなら前者を、ヘッドホンでバラエティを試したいなら後者であろう。私は両者を天秤にかけた結果前者が重かったので前者にした。

SHARP MD-ST521
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/980805.htm

SHARP MD-DS8
http://www.sharp.co.jp/products/mdds8/index.html

SHARP MD-ST800
http://www.sharp.co.jp/products/mdst800/index.html

SHARP MD-ST880
http://www.sharp.co.jp/products/mdst880/index.html

DOLBY HEADPHONE (ドルビーヘッドフォン)
http://www.dolby.co.jp/AV/DH/
Date: 2002年10月14日(月)


[食材] ちくわぶ
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おでんというのは、その材料については地域差、家庭差が大きくそこに個人差が加わるので、正月の雑煮並に好みが別れるものだ。したがって、以下の雑文も単純に個人の好みを反映したものであると受け取っていただきたい。

さて、この写真にあるもの、「ちくわぶ」である。ちょっと色が濃くなって、あまり美味しそうには写っていないけれど、これは写真をとった当人がちくわぶを憎んでいるから、美味しく撮れというのが土台無理な話である。

妻は関東の人間だから、妻が作る我が家のおでんには「ちくわぶ」というのが入る。私は関西の人間だからこういう奇妙奇天烈なものは、私の実家や祖父母の家では見た事もなかった。だから最初は単なる竹輪かと思って食べて仰天した。竹輪にしては焦げ目がついていないから変だとは思ったし、その放熱フィンのような異形も天下一品の奇妙さであり、名前は似ているが完璧に別物であった。

紀文のおでんだね事典(リンクは末尾に記載)によれば、東京のおでんに特有のタネだということで、道理で私が知らなかったわけである。ちなみに、紀文のおでんだね事典のちくわぶのところにある関連リンク記載の「ちくわぶ倶楽部」というサイト、ディープなちくわぶのサイトのようで、これはこれで文句無く凄いと思う。

ともあれ、おでん種として個人的に許せない存在(笑)なのが、ちくわぶであり、もうひとつジャガイモがある。これは妻は入れないけれど、東京出身の父はやたらジャガイモを入れたがった。煮込み料理だから使うジャガイモはメークインが適当なのだが、いかんせんいずれ煮崩れることに変わりは無いし、普通に一緒に煮ると煮汁がにごってしまう、また、ジャガイモを入れることで痛みやすくなってしまう。ほくほくと味のしみたソフトなジャガイモは確かに美味しいとは思うし、その点においてちくわぶより罪が軽いが、煮汁を濁らせるのは許せない罪である(笑)。

では、いったい何がすきなタネかというと、こんにゃくと大根である。大根も気を付けないと煮とけてしまうのだが、紀文のサイトによれば、あらかじめ60度のお湯で数十分浸しておくと煮とけないらしく、これが袋入りのおでんパックの大根の形状が保たれているコツらしい。こうすることで味がしみこみやすくなるし一石二鳥ということだろうか。

これから、おでんが美味しい季節になるが、少数家族だと一度おでんを作ると最低でも二日はおでんがつづく。それも二日目の朝と晩にも出てきたりするから、さすがに飽きてくる。カレーの場合は、翌日うどんだしで割って和風にしてカレーうどんにしたりするのだけれど、おでんはいかんともしがたい。

土曜日につくった我が家のおでん、ようやく今朝でなくなった....と思う(苦笑)

紀文
http://www.kibun.co.jp/

紀文 おでんだね事典
http://www.kibun.co.jp/catalog/dict/item.html
Date: 2002年10月15日(火)


[雑記] コピーコントロールCD
最近、コピーコントロールCDというのが激増してきたように思う。主として国内発売されている輸入版ではないCDのようだ(日本独自なのかどうかw私は知らない)

いったい、こいつは何者?早い話がCD-Rが急速に普及し、CDの不法コピー(海賊行為)が個人レベルで行われるようになり、音楽CDの売上が落ちてきたから、不法コピーを防止するために音楽CDにある種の加工を施してパソコンなどでデジタルコピーをできなくしたもの、らしい。

評価はさまざまだけれど、オーディオ専門家の多くはは明らかな音質低下があるという意見が大半のようで、また、ある有名アーティストの場合は、コピーコントロールCDにすることで、音質低下がおこりアーティストが意図したものが伝わらない恐れがあるということでレコード会社と協議の結果、レコード会社はコピーコントロールCDにしたかったけれど、アーティストの強い意志に折れて通常のCDになったという話もある。これは売れっ子の有名アーティストだったから可能だったわけで、売り出し中のアーティストだったらレコード会社には絶対逆らえなかったであろう。

店頭でコピーコントロールCDを見つけたら、パッケージを良く見ていただきたいが、通常のCDならパッケージに印刷されている「Compact Disc」のロゴがコピーコントロールCDにはないはずだ。つまり、コピーコントロールCDにした結果、音楽用「Compact Disc」の標準規格が満たせなくなり、「Compact Disc」ロゴが使えなくなったのである。そういう意味ではコピーコントロールCDのCDは「Compact Disc」であってはならないのである。なぜならCDおよびcompact discは一般呼称であるが、「Compact Disc」はソニーとPhilipsの登録商標であり、両社がこれは「Compact Disc」であると認めないものを「Compact Disc」と呼ぶのは変なのである。だから、コピーコントロールCDのCDは「Compact Disc」であってはならないはずだ。では何だろう????多分、何の略でもない「CD」なのかもしれない。

とにかくコピーコントロールCDは規格を満たした音楽用「Compact Disc」ではないから、「Compact Disc」プレーヤーメーカー各社は、コピーコントロールCDの再生は一切保証しないと表明しているし、コピーコントロールCDを再生しようとした結果引き起こされた故障は、保証の対象外であるとしているところすらある。つまり、コピーコントロールCDを自社のプレーヤーで再生しようとするのは勝手だが、まともに再生できなくてもそれは「Compact Disc」じゃないんだから保証はできないし、保証ができないものを勝手に使って壊してもそれはユーザーの責任である、という論理らしい。

では、ソフト(音楽)供給側はというと、ユーザーの目に余る不法行為に耐えかねたというところで、そういうところへ供給側を追い込んだのは不法行為を平然と行うユーザーの責任であり、ユーザー全体としてみれば自業自得であるのは火を見るより明らかである。こういう不法行為が音楽文化を破壊して行くという極端かもしれない論理にもうなずけるところがある。

不法行為を日常としていたユーザーはコピーできなくとも自分の「Compact Disc」プレーヤーが壊れたたとしても自業自得だが、問題なのは正規にCDを購入し、著作権法上許されている私的利用のためのコピーとして、大切なCDは保管し普段はPCに入れてMP3で聞いているとか、ポータブルプレーヤーで持ち運ぶことが多いので、傷をつけたくないからCD-Rにコピーしたものを日常は使用し購入したオリジナルは大切に保管しておくといったまじめな使い方をしていたユーザーまでが、合法的なコピーをできなくなることだ。

こういうユーザーは希少なのかもしれないけれど、一部の不法ユーザーの被害者であるという点で、暴走族のために真面目なバイクライダーまで暴走族みたいに扱われてしまう・思われてしまうのと通じるところがある。

根本的な責任は不法コピーをするユーザーにあるとはいえ、再生機器メーカーの保証が得られない規格外の勝手なものを作り出してのほほんとしている供給側もどうかと思う。再生機器メーカーの協力なくしては成り立たないと思うのだが...。

いずれにせよ、この先、コピーコントロールCDがどうなってゆくか、気になるところである。ちなみに、私は、コピーコントロールCDという不可解なメディアは買うつもりはない。そのために好きなアーティストが聞けなくなったとしても、である。
Date: 2002年10月16日(水)


[オーディオ] ONKYO MD-105TX
私はかつて、オーディオマニアで、たかがエアチェック(といっても最近の若い人には理解できないであろう、要するにFM放送などの放送を録音して楽しむことだ)に2トラ38(ツートラサンパチ)をぶん回していた時代もあった。

今は、CD-Rレコーダーをはじめ消費者用オーディオ録音装置は格段に進歩しており、オープンリールテープレコーダーからカセットテープレコーダーへ(一時期ソニーのLカセットというのが注目を浴びた時代があったが)、そしてカセットテープレコーダーからATRACというデジタル圧縮を使ったMDへと様変わりし、カタログスペック上はかつての2トラ38顔負けになった。プレーヤーも手のひらサイズで最高180時間の連続再生が可能になるという恐ろしい時代である。

まあ、そうした時代の流れは素直に受けようということで、かつてのオーディオマニアのこだわりなんぞは捨ててしまい、MD派に転向した。そして、先日シャープのモバイル1ビットアンプとドルビーヘッドホンを搭載した、MD-DS8を購入した。このプレーヤーは、というか最近のはほとんどだと思うけれど、MDLPに対応しており、LP4のモードは語学などにぴったりである、とも考えた。

だが、ちょっと待て、良く考えたら私はMDLPを録音できるMD録音機材は持っていない。それどころか、録音できるMD装置は、ふるーいシャープのレコーダブル・ポータブルMDと、おなじくシャープのラジMDしかなくて、当然どちらもMDLPなんて洒落たものには対応していない。

今月に入ってから、チューナーをONKYO T-405X、アンプをONKYO A-909XとINTEC 205シリーズにしたので、この際MDデッキがあったようがよいと判断し、同じくINTEC 205のMDデッキMD-105TXを購入した。

これはデジタル入力が二系統あり、ひとつは光ファイバーでCDプレーヤーへ、もうひとつはメインPCのサウンドカード(AOPEN AW744 ProII)の光デジタル出力へつないだ。前者はいいとして後者はサンプリグレートが48KHzであり、一方MDは44.1KHzだからそのままだと使えないのだが、最近のMDデッキはみなサンプリングレートコンバーターを内蔵しているのでそのままでOKである。

つまり、PCに保存してある音楽やNHKの語学放送を録音したMP3ライブラリからMDに簡単に録音できてしまうわけである。さらに完璧を期するなら、INTEC 205シリーズとPCのUSBをつなぐUSBデジタルオーディオプロセッサUE-205にも心ひかれるが、これはまだ先の話(笑)。これにひかれるのは理由があって、PCのサウンドカードからの光デジタル出力で通常は問題ないが、操作警告音や「めーるだよ!」なんて効果音をうっかり発してしまうと、それまでMDに録音されてしまうのは欠点といえば欠点だからだ。

さて、ONKYO MD-105TXだが、やはりこの手のハイコンポを揃えるメリットというのはあって、ひとつのリモコンで全部が操作できるとか、連動が簡単だとかいろいろなメリットがある。

MD-105TXそのものは、個人的には大いに気に入った。本格的なリスニングルームで高価なアンプと高価なスピーカーで聞くなら別だが、家庭のちゃちな今で雑多な機器といっしょにセットしたオーディオ装置で聞くには十分というか、抜群だと思う。このサイズと性能はなかなかバランスがとれている。

ONKYOは私が大好きな音響機器メーカーだというひいきもあるけれど、INTEC 205をコンポでまとめて揃えるならLimitedなんかもいいのではないかと思う。こうなったらとことんINTEC 205で攻めてみよう。シリーズがある間に...。とりあえず、次の目標はDVD/CDプレーヤーのDV-S205TXと先ほどのUE-205かしらん(笑)
Date: 2002年10月17日(木)


[オーディオ] ヘッドホンの下らぬ話など
昔は、ヘッドホンといえば、室内で大きな音を立てることなく音楽を楽しむためのものだったが、ウォークマンをはじめとするポータブルカセットプレーヤーの爆発的な普及により、ヘッドホンは室内でリスニングに使うだけではなく、屋外でヘッドホンカセットプレーヤーやポータブルMDプレーヤーとともに使うものにもなった。当然のことながら、室内で静かに聴くときのヘッドホンと屋外に持ち出し気軽に聞くものとは違ってくる。

ヘッドホンは昔ながらの耳をすっぽり覆うタイプの密閉型、耳に軽くあたり外部の音も入ってくる(同時に中の音も外に漏れる)オープンエアータイプ、そしてヘッドホンという名前は似つかわしくないイヤホンタイプなどがあるわけで、室内でオーディオセットで聞くのにイヤホンタイプを使う人は少ないだろうし、逆に何万円もする大きくて高級なヘッドホンをポータブルMDで通勤車中で使う人も珍しいわけで、いってみればTPOってものがある。

一般に、スピーカーとヘッドホンは値段が高いほど音も良いといわれているらしいけれど、三千円と五千円のヘッドホンでは逆転することもあるし、エージングすることでこの程度の差なら十分変化しうる。しかし、三千円と三万円のヘッドホンではフィット感からしてまるで違うし、イヤーパッドの素材ひとつとっても、単なる安いウレタンではなくて低反発ウレタンで非常にフィット感が良かったりするわけで、こういうのがひとつ欲しいと思うわけだ。

室内でのリスニングに使うものはとりあえず話からはずして、ポータブルヘッドホンを考えて見ると、音の良さ以外に電車の車内などで使うことを考えると音漏れの少なさも重要な要素だし、地下鉄の中などでは遮音性も必要である。

ポータブルタイプで一番音漏れが激しいのは、アームレスの耳かけタイプであり、また外部の音もじゃんじゃん耳にとびこんできて地下鉄の中では使い物にならない。地下鉄でなくても厳しいと思うのに、これを愛用している人を車中で多く見かけるのは不思議でならない。

イヤホンタイプも耳への密着度が悪いとか、イヤホンが大きくて斜めにしかつかないようだと、耳たぶに音が反射して大いに音漏れするし、外部の音も耳かけほどではないが入ってくるので地下鉄の中では聞こえない。

私がMD-DS8を買うまで使っていたのが、SONY MDR-EX70SLというイヤホンタイプだけれど、耳の穴にすっぽり入るシリコンゴムの筒がついていて、遮音性も高く音漏れもほとんどない。だが、音はイマイチでエージングすればするほど低音が強く出るようになってしまい、相対的に高音が落ちてきて、濁った感じの音になってきたのはちょっとがっくりである。

MD-DS8の付属4極ヘッドホンはよく澄んだ高音が出て気持ちが良く、吉田由利子のピアノは非常に綺麗に聞こえるのは良いが、サイズが大きくて(これまで何台かシャープのカセットやMDを買っているが、大体シャープのMDやカセットについているインナーイヤータイプのヘッドホンはサイズがでかいものが多くてフィット感が悪い)しばらくすると耳から落ちてしまう。まあ、このタイプは程度の差こそあれ、振り向いたり横を向いたりすると耳から落ちたり、落ちないまでもはずれかけたりするわけでイマイチ好きになれない。

MD-DS8はフルブリッジ接続の4極プラグなので、3極接続のヘッドホンを使うと理論上音質は低下するらしい(昔はこのあたり回路レベルから勉強していたがすっかり忘れてしまった!)し、単純にL-とR-をショートさせてしまうと、回路によろしくない影響があったように記憶しているが、もはや霧の中だ。MD-DS8の説明書には、3極プラグヘッドホンは、モバイル1ビットアンプの良さを発揮できないとしかかかれていない。使って製品を壊すとか製品に悪影響を与えるものであれば、必ず「使うな」と書かれているわけで、これは何らかの工夫がされているのかもしれないし、アンプの部品に悪影響があると思っているのは私の勘違いかもしれない。

同じヘッドホンで3極と4極のものがないので、単純比較にはならないけれど、いくつかの3極タイプで試してみても確かに定位は4極のほうが良いし、ドルビーヘッドホンの効果にも違いがあるように感じるし、音の伸びも4極のほうが良いようだが、ヘッドホンのユニットそのものを同一にして比較できないので、これがヘッドホンの差によるのか3極と4極の差なのかはわからない。

とりあえず、11月に発売が延期されたらしい4極-3極変換アダプタ(AD-D1AC)が出たら入手しようと思うけれど、MD-DS8ではヘッドホン選びの楽しみというのが無くなるのはわかってはいてもちょっと悲しい。

ところで、どうでもいいけど、今、興味があるのは、10/21発売のオーディオテクニカのATH-FC7というやつ。そう限定一万台でフェイクファーのイヤーパッド付きというやつだ。これはフカフカマニアとしてはゲットしなければならない。
Date: 2002年10月18日(金)


[オーディオ] INTEC 205
チューナーをONKYO INTEC T-405TXに買い換えたのをきっかけに、アンプのだいぶガタが着ていたので、同じくINTEC 205シリーズの月産1000台リミテッドバージョンというA-909Xに、そして先日MDデッキのMD-105TXを購入して、最初はそんなつもりはなかったけれど、いつのまにか我が家の棚にはINTEC 205シリーズが三つそろってしまった。

昔、昔、このサイズのコンポは私は多いに馬鹿にしたものであるが、今は格段に良くなっている。また、アンプのA-909Xは入出力が非常に充実しているのが大いにありがたい。

昔は録音系のデバイスはテープのひとつしかなくて、二台、三台つなぐにはセレクター必須だったが、このA-909Xは入力オンリーの系統としては、チューナー、LINE/DVD、CDがあり、入出力(つまり録音再生)があるものとしては、テープデッキ、CDR、MDの合計六系統があり、我が家のCD、カセットデッキ、チューナー、MD、ビデオセレクタからの音声出力をつっこんでも、まだCDRがあまっているわけで、これは大いに助かる。ただ、高級アンプのようにダビングセレクタ機能はない。しかし、もはやカセットはほとんど使わないし、所有CDをMDにて持ち出すときのコピーはデジタル接続だから、あまり問題は感じない。

前にも書いたけれど、こうやって揃えるメリットというのは、ONKYOのこのシリーズだとRI端子の相互接続により、一台のリモコンでオーディオセットが全部コントロールできることにあり、やれチューナーのリモコン、やれMDのリモコン、やれアンプのリモコンなどとややこしいことはしなくてよいのはありがたい。ただでさえ、ビデオやSkyperfecTVチューナーをはじめとしてリモコンがあふれているのに、これ以上沢山である。

実際問題、我が家のような狭い家だとこれくらいコンパクトなオーディオセットでないと場所をとって仕方ない。50インチのプラズマテレビなどは、現状の住処では夢のまた夢であるから、コンポもコンパクトなものでちょうどよかろう。コンパクトであるが、スピーカーを選べばなかなかどうして、結構いける奴だ。
Date: 2002年10月19日(土)


[オーディオ] 新しいヘッドホン (ATH-FC7)
明日(10月21日)発売予定となっている、オーディオテクニカの新しい低価格ポータブルヘッドホンを新宿で購入した。末尾に記したリンクを見ていただくとわかるとおり、1万台限定(って実質この秋冬の販売量?)とやらで、「あったかファーパッド」がついているというのに惹かれたのが真相である。

帰宅して早速ファーパッドにつけかえて装着したら、あ、暑い!ってまだ10月半ばの室内なんだから当たり前だわさ(笑)。

ファーパッドのほうは、今しばらくお寝んねしていただくとして、このヘッドホンは、3極接続だが、コードは片出しタイプではなくて、左右それぞれのユニットから同じ長さのコードが出て、胸のあたりで一つにまとまっているが、二本のコードが平行のままプラグまで行く対応なので、パーツ屋で3.5φの4極プラグを買ってくれば容易に4極化が可能なものであるので、そのうち時間ができたら秋葉原まで行って3.5φの4極kプラグを探してみようと思っている。

肝心の音のほうだが、まだ使い始めなので本当の音ではない(スピーカーやヘッドホンはエージングすると驚くほど音が変わることも少なくない)が、新品第一印象は低音がちょっとこもりがちの感じで、ENYAをきくともやもや気味になってしまうのは、ちょっと残念。(これはMD-DS8ではなくINTEC 205で聞いている感想であるが、MD-DS8に無理矢理3極接続しても傾向は変わらなかった)

しかし、ファーパッド、今は暑いけれど、真冬にはこれは大変重宝しそうである。多少価格が高くなっても、あるいは別売りでもいいから、安物のアクリルファーではなくて、本物のムートンとか使ったものを出してはもらえないだろうか。実際、アクリルと本物では持ちが全然違うのであるが...。

オーディオテクニカ
http://www.audio-technica.co.jp/

オーディオテクニカ ポータブルヘッドホン ATH-FC7 GM/SV
http://www.audio-technica.co.jp/products/hp/ath-fc7.html
Date: 2002年10月20日(日)


[オーディオ] ふかふかヘッドホン
ポータブルヘッドホンとして多少かっちりしたやつは、昨日オーディオテクニカの廉価な最新モデルであるATH-FC7(「あったかファーパッド」付き!)を購入したが、普通に室内で楽しむためのもう少しまっとうな奴がないかと、昨日新宿に行ったときに物色していた。

ヘッドホンには二つの重要な要素があると思う。オーディオ機器である以上まずは音質が重要であるのはいうまでも無いけれど、これは感じ方に極めて個人差が大きくて、100人中90人が素晴らしいと褒めても、自分が素晴らしく感じなければ、自分にとってそれは素晴らしい音質とはいえないわけであり、いってみればその機器と自分(および周囲の環境)との相性ということになる。

もう一つ重要なのは、場合によっては長時間耳と頭に触れているものであるから、そのかけ心地というのは非常に重要である。私が最悪だと思うのはポータブルタイプでアームレスの耳かけタイプで、これは全然安定しないし音漏れも盛大で最低最悪のものだというのが、一つ使ってみて実感した。まあ、こういうタイプを屋内で使う義理はないわけであり、室内のオーディオセットはたいていのミニコンポ以上の機材はポータブルMD以上に良い音を出すのだから、同じようなヘッドホンを使っていてはその能力は発揮できない。

かけ心地にもかなり好みはあるけれど、ゼンハイザーの五万円くらいするやつならこれは確かに素晴らしい。だが、値段も飛びぬけて素晴らしい(ドイツ本国で買うと当然のことながらもっと安いらしい)ので、これはパス。

手ごろなところで、かけ心地のよいやつを探して見たら一ついいのが見つかった。一万円前後のものとしては、私にとって抜群のかけごこちだったのが、ソニーのMDR-C780である。メーカー希望小売価格は11,000円というもので、実売はその20%オフくらいである。

これの特徴は、上位モデルのMDR-CD2000(25,000円)とまったく同じイヤーパッドを使っていることだ。まったく同じというのは、交換用イヤーパッドがまったく同じものだからそれでわかるし、実物を見ても同じものだと納得できる。で、何が良いかというと、イヤーパッドが低反撥ウレタンフォームをつかっていることだ。この素材は枕やクッションに使われているが、体の凹凸に応じてゆっくりへこんで、反発力により特定の場所だけが痛くなるようなことが少ないものだ。実際、店頭で試聴をかねてかけて見ると、同じ価格帯の他の素材にくらべて雲泥の差がある。

低反撥ウレタンフォームのパッドというのは、このプニプニ感が嫌だという人もいるかもしれないが、私は好きである。これは、もう、音質は手ごろだと感じたし、何よりかけ心地は点にも上る快適さで、多分長時間かけても痛くなりそうも無い(店頭で一時間もかけているわけにはゆかないからここは想像するしかない)。これは、欲しい、猛烈に欲しいぞ。

しかし、どうして、こうも、フカフカものに弱いのか...(笑)

ソニー
http://www.sony.co.jp/

ソニー MDR-CD780
http://www.ecat.sony.co.jp/avacc/headphone/acc/index.cfm?PD=816&KM=MDR-CD780
Date: 2002年10月21日(月)


[雑記] 通勤時間
サラリーマンになってから二十年以上たつけれど、そのほとんどの期間にわたり片道最低1時間15分程度の通勤をしてきた。途中自宅を引っ越したり、勤務先が部署ごと引っ越したり、転職したりしたけれど、通勤時間がコンスタントに片道一時間を切ったことはほとんど無かった。

今週は仕事の都合で、自宅から電車乗車時間10分程度、ドアツードアでも20分程度のところに直行・直帰しているけれど、やはり楽チンである。朝はそれほど感じないのだけれど、やはり帰りが楽だ。そりゃ三分の一とか四分の一の通勤時間で澄むのだから楽でないわけがない。

東京在住でドアツードアで片道20分程度の通勤なんて、地方都市では比較的当たり前らしいが、東京ではかなり難しいといえるし、そういう人は大変恵まれた存在であると断言できる。

だが、通勤時間が短くなることのディメリットも無くは無い。たとえば、私の場合、通勤時間はペーパーバックを読む読書時間であり、勤務先最寄駅と勤務先との間の往復三十分の徒歩は良い運動であり、英語のリスニングの良い勉強時間帯なのであるが、今直行している先は駅直結のところなので、徒歩もへったくれもない。雨の日には楽で良いが、それ以外は楽という以外にはメリットは感じない。

本来、通勤が短くなって時間が浮いた分をじっくり読書とか勉強にあてれば良いというのは理屈でありご無理ごもっともだと思うが、なかなか自宅にいてじっくり読書したりする気持ちにはならないのは、私に気が多いせいであろう。通勤時間だとPCも無いし、インターネットも無いし、テレビも無いってことで本を読むか音楽を聴くくらいしかないからこそ、読書に没頭できるのだ。

こんなことをいえるのも、通勤経路が比較的空いているからである。といっても、恵まれた通勤経路というわけではなくて、世間様と同じ時間帯を狙うと殺人ラッシュで身動き一つ、手一つ動かせないので、朝は人様よりは一時間以上早く家を出てラッシュを避けているだけだ。睡眠時間を一時間縮めて、殺人ラッシュを避けられるなら、体のためにはそのほうがはるかに楽である。一時間の早起きで失う睡眠よりも、殺人ラッシュで失うエネルギーのほうが甚大な被害だというのは私の経験である。

理想は、通勤片道20分程度で、自宅は落ち着いて読書や勉強ができるような閑静な住宅地で極めてゆとりある広い部屋があることだろうが、これは東京では、ふつーのサラリーマンでは夢物語也。
Date: 2002年10月22日(火)


[雑記] Harry Potter and the Goblet of Fire
朝のニュースで八王子の書店が早朝五時から開店して「ハリーポッターと炎のゴブレット」(シリーズ日本語訳四作目)が発売されていると中継車まで出して大騒ぎをしていた。

私は英国版(四作目)と米国版(一~三作目)のペーパーバックでとっくの昔に四作目まで読んでいるが、原作で読む限りは実に面白かった。そう思って、子供が買った日本語訳を読んで見たが、あまりの読みづらさに途中で放り出してしまった。ちなみに、この日本語訳の本は妻も娘もあまりの日本語として読みづらく感じたらしく、我が家はせっかく買ったのに一家そろって日本語版を放り出してしまったことになる。

英語の本というと皆さん尻込みするけれど、Harry Potterはもともと子供向けファンタジーだから、英語としては平易に書かれているし、中学生でも原書を読んでいるくらいだから、読むことを中心の英語教育を受けてきた大人世代ではこれはたやすいはずである、と断言できる。単に「できない」と思い込んでいるだけであり、あとは英語の本に対する慣れの問題であろう。

Harry Potterのシリーズは、文中でもHagridなどはかなりの訛りをもって話しているし、それが物語りを面白くしている一面もあるが、このあたりも翻訳することの限界から、日本語訳するとどうしてもどこかの田舎のおじいちゃんになってしまう(これは誰が訳してもそうならざるをえない、言語の相違であるから仕方ない)けれど、それではちょっと違うのである。

とにかく、この作品の英語版はさほど難しくは無い。トムクランシーを英語で読むより、はるかにはるかに簡単であり、中学レベルの英語があればなんとかなる。わからない単語は飛ばして行っても大意がわかれば良いのであり、試験の英文解釈じゃないのだから、気楽にトライしてみてはどうか。何より、英語版のほうが格段に安いし、面白いのだから英語版を読まない手は無いと思うが...

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ハリー・ポッターと炎のゴブレット(日本語版)

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Harry Potter and the Goblet of Fire(英国英語版)
Date: 2002年10月23日(水)


[雑記] スカイライナーか成田エキスプレスか?
成田空港へ向かうとき、スカイライナーを使うか、それとも成田エキスプレスを使うか?

私の場合はスカイライナーである。理由は、私の場合、成田エキスプレスはスカイライナーの50%ほど高いこと、所要時間はスカイライナーのほうが短いこと、成田エキスプレスの四人向かい合わせ固定座席が嫌いなこと、である。

横浜方面から成田空港に向かうには多分成田エキスプレスのほうが便利だろうが、私の家からだと成田エキスプレスは先に書いたように高くて時間がかかるだけで何らメリットはないからである。最近ではテレビのCMでもスカイライナーがそれを同じようなことをうたい文句にしているのには笑ってしまった。

成田空港は確かに距離として多いのでなんとかならぬかとは思うが、我が家からだと羽田空港も意外に時間がかかる。それに浜松町の乗り換えは大変に面倒であり、あのモノレールからの薄汚れた風景は見るだけでいやになってしまう。そういう意味ではまだ田舎にある成田空港近くの風景のほうがマシのような気もする。

運賃を考えると、自宅からだと往復およそ一人二千円の差、家族三人では六千円、四人家族なら八千円であり、これはちょっと贅沢に外食ができてしまうほどの金額差がある。それでいて乗り心地やサービスに差があるわけではないし、成田エキスプレスのほうが時間がかかるだけとなると、私のようなものにとってはまったく使う価値がない。メリットは唯一つ、成田エキスプレスが存在する事で、乗客が分散しスカイライナーの券を取るのが困難になるということが少なくなることである(笑)。

さて、今年はもう成田空港に行く予定はない。次に行くのは...予定では来年春過ぎだ。
Date: 2002年10月24日(木)


[雑記] うるささではトップクラスの酔っ払いオヤジ組
ヘッドホンの音漏れとか、携帯の話し声とか車中でうるさいと感じる音は沢山ある。音量的には電車の走行音、特に地下鉄の走行音のほうがはるかに大きいのに、ヘッドホンの音漏れなどは非常に気になるのは不思議であるが、これはおそらく音の高さの違いからくるのだ。ヘッドホンから漏れてくるのは、やや高めの音で人間の注意を引く音の高さだが、電車の走行音は平均的にはずっと低い音で、短時間であれば音はでかいが一人でいる分には意識の外に追い出せる範疇だ。

だが、私に言わせると、ヘッドホンの音漏れよりうるさいものがある。実は今日も帰りの電車でそういうのに出くわしたが、二人ずれの酔っ払いオヤジが酒臭い息を車中に撒き散らせながら、べらんめぇ調のでかい声で車中で話しているのである。それも、他人の悪口ばかりと来たものだから、もう、うざったいたらありゃしない。走行中の電車の窓をあけて二人を放り出したくなるくらいである。どうせ声がでかいなら、二人で漫才でもやれば笑えるかもしれないのに、くだらない、それも悪口ばかりだから、周囲の人間で眉をひそめていない人はいなかったくらいで、私の側にいた若い女性は、露骨にものすごくきつい視線を突き刺していたが、馬鹿オヤジどもは気にもしていないといか、気づく気配さえない。それで、話の内容が他人(おそらくは知り合い)のマナーの悪さに及ぶにいたっては、笑止千万、へそが茶を沸かす。人の悪口を言う前に自分を鏡に映すが良い。

また、こういう連中に限って、シラフになると若い人のマナーにうるさかったりすることもあるので、手に負えない。人間というのは他人に厳しくなるのは簡単だが、自分に厳しくするのは非常に難しい。

どうも日本人には酒を飲めば公共の場で騒ぐことも許されると思っているフシが多々あり、酒の席の話だから...といって平気で嘘をつくしごまかすこともある。私は車中や道路で騒ぐほどには絶対飲まないし、酒の席であってもそこでの約束は約束であり、できない約束はしない。だから、酒席だからとごまかす奴は絶対に許さないし、シラフ状態でもそういう馬鹿は絶対信じないことにしている。それどころか、酒を飲んだ後公共の場に出て騒ぐような馬鹿とは基本的には付き合いたくないとすら思う。そういう場でこそ、人間の本性、品性が表れれてくると思うから、酒を飲んだらよけいにきちんとしなくてはいけないのである。

酒は食事を引きたて、食事は酒を引き立てる。お互いにいい関係にあってこそのもので、酔っ払って騒ぐためのものではない、と、くだんの馬鹿オヤジどもを見てその思いを新たにした帰宅途中であった。
Date: 2002年10月25日(金)


[雑記] 私立高校入試説明会
今日、東京では私立高校の多くで入試説明会が開かれた。といっても、大抵の高校はこれが最初の説明会というわけではなく、夏休みあたりからすでに始まっており、今日で四回目とか五回目の説明会というのは別段珍しくない。

この説明会というやつ、文字通り説明会であるが同時開催の入試相談というのは、言葉どおりにとらえれば「相談」であるけれど、推薦Aと呼ばれる選抜、すなわち中学校長推薦である学校だけを推薦入試で受けるという、単願推薦では単なる相談ではなく、プレ面接といっても良い。だから、推薦Aの枠でまじめに考える親子は、学校の成績(通知表)を持参して打診するだけだ。

学校のほうも少子化が進んでゆく中で、単に生徒を集めるだけよりも、本気でその学校へ来たいと思ってくれる子供を湯煎させるのは理にかなっているわけで、二次志望、三次志望の滑り止めで入ってくる子より、通知表の成績が多少それよりおちても最低の基準をクリアすれば、その学校で本気でやってゆこうと第一志望で目指してくれる子を優遇するのは当然である。

子供の学校に対する気持ちだって、第一志望で推薦Aでその学校が大変に気に入って入ってきた子供のほうが、滑り止めで仕方なく入ってきた子供より、モラルが高いのは当たり前。当然そのような子供を第一に入れたほうが、親の学校に対する理解と協力だってかなり違うはずで、これはひいては学校経営に響いてくる。

私は公立高校出身で、推薦ではなく(当時の私の故郷の高校にはそんなものは無かった)その高校だけを受験し、滑り止めは一切受験しなかったという、いまの時代だとムチャな奴であった。

私立高校にあって公立高校にない良さというのは、設備の充実はもとより、その教員自身にもあると思う。公立高校教員はやはり公務員であり転勤があるから、どうしても特定の学校に対する愛着というは、一つの高校にずっと勤務する私立高校教員より薄くなるであろうし、生徒としては卒業してかなりの年月がたっても恩師がその学校に居るというのは大変すばらしいことであり、それが生徒(卒業生)の学校への愛着につながり、ひいては親子で同じ学校へというケースも多くなるわけだ。また、特徴のあるユニークな教員というのはやはり私立高校のほうに多いらしい。もちろん公立でもユニークな先生は多いわけだが、卒業後何年かすると先生はすっかり入れ替わってしまうことも多く、OB、OGとして先生を訪ねてその学校を訪れようとは、公立高校の私の場合はありえない。だが、私立だと大いにありうるというのは、私立出身の妻の弁であり、これは本当にうらやましいと思う。

また、多くの私立高校では一年生から放課後や夏休みなどでの自由選択の講習が無料(ほとんどの場合授業料に含まれている)で行われており、大学進学に向けての指導なども一貫して行われているが、いろいろ縛りのある公立ではそれができないから、いきおい予備校通いが増えてしまう。結局のところ三年間でかかる学費は公立は私立より安いが、予備校への費用を考える(予備校学費+諸経費+通学交通費)と、公立高校のほうが私立高校より高くなってしまうことだって、別段めずらしくないという。

まあ、今の日本の大学入試制度と大学のあり方そのものに誤りがあると思うが、それは今言ってもすぐにどうなるものでもないから、現状の中でどう自分の進路や生きかたを選んでゆくかが重要なわけで、自分自身を考える、自分と周囲のかかわりを考えるという中では、公共であるがゆえにカラーが少なく制度上の制限も多い公立と、授業料は高いがトータルでは公立とトントンになり、各校の特徴がはっきりしている私立高校と、どちらを選ぶか。

これは単なる進学率がどうの、有名大学への進学がどうの、などという瑣末な問題ではないと思う。高校は実際にはそれから先の自分の生き方の基本が形成されるところであり、その三年間をどう過ごしたいか、これを第一にして選ぶべきである。単に進学率とか有名大学云々などという下らぬ問題を基準に考えるべきじゃないと思う。

今日、某高校の数回目の説明会に参加して、その思いが一層強くなった。
Date: 2002年10月26日(土)


[雑記] ディスカウント家電&PC量販、新宿vs池袋
昔は、新宿といえばヨドバシカメラとサクラヤ、池袋といえばビックカメラだったが、最近はちょっと様子が変わりつつある。

時系列は定かではなのであるが、ヨドバシが以前はバラバラだった西口の店舗を一つにつなげてしまい、巨大な店舗にした一方で、ヨドバシ近くのサクラヤが見るからに客の入りも少なく芳しくない様子だと思ったら、メガネ館になってしまった。一方で同じくサクラヤが西口の池袋寄りに、丸の内線改札すぐそばで地下から直結の西口駅前店を作ったと思ったら、客が閑散としていた小田急ハルクの一部にビックカメラが進出し、有楽町店で成功を収めたゆったりタイプの店舗を作った。

その結果、品揃えでは池袋のビックピーカンやビックカメラよりも新宿店のほうが豊富になり、展示方法もモダンにして高さをおさえる方法をとったことも効いたのか、圧倒的に女性客やカップルが流れ込んできた。池袋にも西口に丸井スポーツ館が入っていたビルにビックカメラが、有楽町や小田急ハルクと同タイプの店を作ってきたが、ここは店舗面積も狭いので品揃えも客の入りもイマイチだ。

そんなわけで、ビックカメラについていえば、品揃えや客足を見ると池袋より新宿のほうが流行っているように見える。価格は原則同じであるが、新宿店は商品によっては独自のクーポンによる割引があるので、池袋店より安くなるものがある。東京区部でビックカメラ、サクラヤ、ヨドバシカメラという三強が競うので、自ずから価格やポイント競争も厳しくなるが、買う側にとってみれば品揃えもよくなり、価格も安くなるのはとりあえず歓迎だ。

実際のところ、私も昔ほど池袋ビックカメラには行かなくなった。何かえらぶとか買うとしたら、新宿のほうが品揃えと価格で有利だから、どうしても新宿になってしまう。

池袋にヨドバシが大々的に殴りこんでくれば別だが、そうでなければ池袋のビックは私としてはイマイチの存在になってしまったようだ。
Date: 2002年10月27日(日)


[オーディオ] SHARP ポータブルMD MD-DS8
MD-DS8を使い始めて二週間が経過した。今のところ本体は絶好調である。あえて「本体は」と書いたのには理由がある。それは、MD-DS8の最大の欠点はその付属の4極プラグ対応のインナーイヤータイプヘッドホンにある。

インナーイヤータイプというのは、フィット感や好みにおいて個人差が大きいが、ソニーEX-70SLといった耳の穴に突っ込むタイプではなく、耳たぶのへこんでいるところに挟み込むだけのタイプというのは、程度の差こそあれ脱落しやすく音漏れもしやすいし、多かれ少なかれ低音は非常に出にくいからシャリシャリ気味の音になりやすい。

MD-DS8の付属のタイプは、というか、私がこれまで買ったシャープのポータブルMDは、というほうが正しいかもしれないが、サイズが大きくて、非常に脱落しやすくてフィット感は最悪中の最悪であるといってよい。音そのものはMD-DS8との組み合わせでは透き通った綺麗な音を聞かせてくれるが、「ポータブルMD」という商品の使われ方を考えると、ここまで耳にフィットしなくてすぐに脱落するヘッドホンは最悪だといっても良い。

ひょっとしたらシャープのポータブルMDの企画担当の方は、耳がすごくでかいのではいかしらん、だから普通の日本人にフィットするサイズだと小さすぎて逆にすぐ脱落してしまい、したがって大きいのを製品添付としたのではないか、とすら邪推したくなる。

MD-DS8の1bitアンプというのは、はっきりいって極端には効果がわからない。その1bitアンプと普通のアンプの差よりも、出口となるヘッドホンによる差が大きいから、全く同じヘッドホンを使って例えばMD-ST880といったドルビー搭載の同類モデルで比較しないと、アンプ部の比較とはいえないからである。だが、MD-DS8はフルブリッジアンプで4極出力、MD-ST880はハーフブリッジの通常タイプで3極出力だから、同じヘッドホンで3極と4極のものがないと意味がない。今のところ手元にそういうヘッドホンもないし4極ミニジャック⇒3極ミニプラグという変換ケーブルも持っていないのでどうにも比較らしい比較ができない。何よりMD-ST880を持っていないから比較しようがない(笑)

MD-DS8のすごいところはそのバッテリーの持ちにある。二度ほどフル充電のあと一度LOW BATTERYまで落としたいので、一週間くらい充電しないで毎日つかったがまだ平気である。リモコンのバッテリーゲージは三段階でフルの状態(目盛り三つ)から目盛り一つまでは直ぐにいってしまう。ちょっと聞くと目盛りが二つになり、しばらくすると一つになる。片道1時間の聴取をニ往復程度するとまず間違いなく目盛り一つになる。だが、この目盛り一つになってからが無茶苦茶しぶとい。これは電池の放電特性に依存するからだと思うが、目盛り一つになったら、素人的感覚だとあと一時間とか二時間、よくて数時間だろうが、さにあらず。それからLOW BATTERYにするのにはかなり時間が必要であると想像される。この電池のよさも、メーカーによれば1bitデジタルアンプにしたからだということらしい。

そんなわけで、本体には全く不満はないが、ヘッドホンはどうかならないものか。説明書によれば通常の3極プラグヘッドホンを使うと、1bitアンプの良さが出ないとあるが、故障の原因になるとはどこにも書いていないようなので、最近は「フカフカファーパッド」がおまけについた、オーディオテクニカの新モデル密閉型のATH-FC7を使っている。まだ使い始めたばかりでエージングできていないから、低音が強調されちょっとこもり気味で高いほうがイマイチだけれど、すぐに落っこちて音漏れもそれなりにある付属のヘッボフォン(ヘボいヘッドホン)より何十倍もマシである、と思うからだ。
Date: 2002年10月28日(月)


[PC] Windowsがトラぶったらどうする?
Windows(95,98,98SE,Me,2000,XP)を使っていてトラブルが発生する、というのはよくある話である。別にWindowsだけが飛びぬけて悪いわけじゃなくて、利用者が非常に多く利用頻度もかなり高い分だけ、トラブルに遭遇する人の絶対数も多いというだけの話だと思う。

実際問題、いかなるソフトウェアにもバグ(障害)は避けて通れない。接続デバイスや利用アプリケーションも星の数ほどあり、搭載されるハードウェアも様々という環境をカバーしているOSと、ハードウェアやアプリケーション、利用環境も極めて限定された汎用機のOSと一律に比較するのは無茶な話である。Windowsについていえば、これだけ数多くのハードウェアやソフトウェアをサポートしながら、なおかつ、これだけきちんと動いているのは、やはり凄いことだと思う。私は別にMicrosoft社と利害関係はないけれど、単純な感情的アンチMSでもないので、冷静にみてそう思うのである。

とはいえ、実際、自分でPCを使っているとトラブルは避けられない。こんなとき皆さんは何を便りに調べるか?知人で詳しい人に聞く、メーカーのサポートに聞く、Webの検索サイトで調べる、WindowsFAQといったユーザー側のWebを調べる、など様々だけれど、私に言わせれば基本はマイクロソフト社の技術情報だと思う。

世に数多くのソフトウェアはあるけれど、これだけ多くの情報をきちんと公開しているソフトウェアメーカーというのは、マイクロソフトの他には無い、と断言してよい。Windowsをつかってかなり長い人でも、一度もマイクロソフトの技術情報を調べたことがない、という人が意外にも非常に多いのには驚きを隠せない。実際問題、まじめに調べると、サードパーティソフトウェアとの相互関係で発生する問題のほとんどを除けば、すなわち、マイクロソフト製ソフトウェアが単独でも起こり得る問題に関してはかなりカバーされている。したがって、原因がアプリケーションかOSか、ソフトか、ハードかの切り分けができていれば、これはかなり役に立つ情報満載である。

といっても、膨大な技術情報だから使いこなすのにはコツがある。まず、検索対象プロダクトを間違えないこと、検索キーワードをうまく選ぶことだ。とくに後者は重要で検索キーワードがうまくないと、実は非常に多く該当するのに一件もひっかからないこともめずらしくはない。また、日本語の技術情報は日本語環境固有の問題を除けば、英語版技術情報の翻訳であり、数的には英語版の一部しかない。したがって、あるトラブルの現象(たとえばエラーメッセージ)を英語サイトで調べれば的確な情報が多くみつかるのに、日本語版で調べると一件もかからないということもある。

誰がなんと言おうと、Windowsは英語圏で開発メンテナンスがなされているソフトウェアであり、それに関わるほとんどの人は英語ネイティブの人ばかりであるのは厳然たる事実であり、したがってアウトプット情報も英語のほうが充実していて当たり前である。それが嫌なら日本で開発されたOSを使うことだといえるが、一般公開情報の中でマイクロソフト社の技術情報ほど充実したものは、多分どこをさがしても他には存在しないであろう。

だから、私は問題が発生したらユーザー関係のサイト(これはどこまでいってもアンオフィシャルな、悪くいえばアングラ情報である)より、正式な情報源であるマイクロソフト社のそれも英語版技術情報をあたることにしている。一般の検索サイトやユーザ関連では答えに行き当たらないのに、英語版技術情報ではすぐに見つかったという経験も多く持っている。

英語だというとすぐに腰がひける人が多いが、日本の英語教育を受けているなら辞書を使えば大抵の人は少々のなれで、この程度の英語情報は読みこなせるようになるはずだ。何も難しい言い回しの古典英文学を読みこなせとか、大学入試の難解な英文読解をやれといっているわけではない。一般には文学や教科書よりも、技術系の英語文書のほうがはるかにやさしい。中学レベルでほとんど十分に読みこなせるレベルである。だから、こんな宝の山を放置するのはもったいない。せっかく、メーカーがここまで技術情報を公開しているのだから、そしてその代金も製品代金に含まれているのだから、使わないと損である。
Date: 2002年10月29日(火)


[PC] WindowsXPでCD-ROMが突然見えなくなった
私のメインマシンがトラぶった。ふと気付くとマイコンピュータからCD-ROMアイコンが消えていた。

実は、以前にも同じ事を経験しているが、そのときは別ドライブ、別マザーであり、CD-ROMブートできることから、ハードウェア的には全く問題ないということがわかり、まずはハードウェアとソフトウェアの切り分けは簡単に終了である。

先々週の週末は確かにCD-ROMドライブを使って作業をしたから、何かあるとしたら、先々週末から今までの間にやったことである。Windows XP上でのトラブルであるのは確かだが、今まで問題なく動いていたことから、何らかのCD-ROMがらみのアプリのインストールあるいはアンインストールだ。可能性があるのは、CD-R/RWのライティングソフト、オーディオCD再生ソフトあるいはCD-ROMやCD-R/RWを扱う機能をもったMP3(あるいは他の圧縮デジタルオーディオ)再生ソフトのインストールかアンインストールだ。そこで思い出したのが、ある古いバージョンのMP3再生ソフトをちょっとした必要性があって一度インストールし、その後アンインストールして、また最近インストールしたことだ。どうも原因はこれか、このソフトと既存ソフトとの相性に違いない。

しかし、解決はどうすればよいか。こういうときは、冷静に状況を把握しなければならない。どういうことかというと、Windows XPの場合は、イベントログのチェックがまず第一だ。だが、調べてみるとイベントログに関連しそうなエラーあるいは警告は見られない。

次に考えるべきは、デバイスに関するエラーなので、デバイスマネージャーである。案の定CD/DVD-ROMドライブとCD-R/RWドライブのところに黄色いビックリマークがついている。詳細をみてみると、「このハードウェアのデバイスドライバを読み込むことができません。ドライバが壊れているか、ドライバがない可能性があります。 (コード 39) [トラブルシューティング] をクリックして、トラブルシューティングを開始してください。」とある。

このトラブルシューティングが素人向けであり私には全く役に立たないのは知っているので、「ドライバが壊れているかない」ところに着目し、関連するドライバファイルを調べてみたら、全部SP1のファイルなので、SP1をアンインストールしてみるが、改善されず、再度SP1をインストールしても当然改善なし。

では、ということで、Microsoftのサポート技術情報をあたる。日本語をあたってみるが、該当は全くない。そこで昨日の日記のとおり英語版をあたると、ありましたねぇ。

CD-ROM Access Is Missing and Messages Cite Error Code 31, Code 32, Code
19, or Code 39 After You Remove Easy CD Creator in Windows XP
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;en-us;Q314060

対策は上記URLのドキュメントにあるレジストリキーを削除すればよいだけだそうである。で、実際やってみると、見事解決!

ちなみに、この現象であるが、世間のWebをGoogleであたってみたところ、糞のやくにもたたない屑情報しかなかった。WindowsFAQには結果的にこの対処をしめしている回答があるのだが、アプローチは「コード31」であり、「Adaptec EasyCD Creator4.02c の削除後にコード31エラーが発生」なので、ずばりとはいいがたい。やはりズバリそのものというのは、英語版のサポート技術情報なのである。

だから、WindowsがトラぶってそれがWindows本体の問題だと切り分けられたら、調べるべきは英語版のマイクロソフト社の公開サポート技術情報なのである。

メデタシ、メデタシ。
Date: 2002年10月30日(水)


[英語] 今の子供たちと発音記号
比較的最近の話だが、自分の子供(中学三年生)に、単語の発音を聞かれて正しく読んでやって、なおかつ辞書に発音記号があるからそれを見ればわかるだろう、というと、わからないという。では、発音記号を読めるか?と尋ねてみたところ、読めないし習ったことはないと答えてくれたことがあった。

そういえば、子供の英和辞典を選ぶにあたって、カタカナ読みの入っていない辞書を探したのだが、中学生向けとしてはカタカナ読みの入っていない辞書を探すことは出来なかった。英単語にカタカナで読み方をつけるなんぞは、最低最悪な悪魔のすることであって、まともな頭脳の持ち主のすることではないはずだ。それが揃いもそろって何事ぞや?

調べてみると、どうも最近の指導要領にはIPA発音記号を教えるというのは、入っていないらしい。現在のおよそ三十歳台以上の方は、今正しく覚えているかどうかは別にして、中学の授業の中で発音記号の読み方を習い、それを通じて正しい発音の仕方というのを、習ったはずである。だが、今はそういうことは義務ではないらしくて、先生によっては教えることもあるかもしれないけれど、習っていないケースも多いらしい。だから、電子辞書でも発音可能というだけでコンテンツが薄いものも結構売れているらしい。

現在のカリキュラムはオーラルコミュニケーション中心であり、それは非常に良い事だと思うし、今まで余りにも欠落しすぎていたは事実だが、IPA発音記号の読み方指導まで削除してしまうのは、その極端な反動ではないだろうか。

IPA発音記号を正しく発音できるようになっていれば、未知の単語であって身近にネイティブが居なくても、正しい発音に近い発音で読める「はず」というのがミソである。発音は耳で覚えるのば一番であるのは言う間でもないし、それは絶対的に正しい意見だと思う。自分たちだって、日本語を話せるまでに発音記号で発音を覚えたわけではなく、耳で覚えたのである。

だが、外国語をそのネイティブな国以外で学ぶとなると話は別で、よほど恵まれた人でないと、なかなかネイティブからいつも耳伝いで正しい音を学ぶことはできない。だからこそ発音記号も読める必要がある。発音を覚える主役であってはいけないが、不可欠な補助教師だと思う。それをなくして、なおかつあまりにも不十分なネイティブとのオーラルコミュニケーション授業時間数で、果たしてシステムとして進歩したといえるか?
Date: 2002年10月31日(木)

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