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おじさん倉敷・尾道一人旅(3)

■三日目の朝■
さすがに海外旅行で一週間とか十日とか行っているのと違って二泊三日は短い。今日は最終日で戻りのフライトはJL1684便岡山空港17時10分のフライトなので、ほぼ半日というか3/4日くらいはあることになる。

たっぷり時間はあるが、昨日同様7時に起きる。またしても昨日の予報が外れて今日は良い天気で青空が広がっている。ホテルの用意したタクシーで昨日と同じように倉敷国際ホテルへ朝食をとりに行く。昨日は洋食にしたので今日は和食だ。昨日よりゆっくり食べて食後のコーヒーを二杯ほど頂いて、ぼちぼちころあいだろうとホテルへ一旦戻ってから大原美術館へ行くことにした。

レストランを出たのは8時半ごろだが入口には列ができていた。ちなみに、レストランで隣に座った家族連れ(年配夫婦+若夫婦)はホテル日航倉敷での食中毒のことを知っていて「大変だねぇ、朝食どうするのかしら、喫茶店にでも振り返るのかしら…」といっているのが聞こえた。それに対して心の中で返事するのは「ちがう、ちがう、日航の客はここにいるよ、あんたがたの隣、振り替え先はここなのさ、ここ!」って感じ(笑)。さすがにホテル日航だから喫茶店のモーニングに案内するわけに行くまい。

■チェックアウト■

9時に荷物を持ってフロントへ。JMBのパック旅行だし冷蔵庫や電話もビデオも使っていないから支払いは無し。荷物だけは午後まで預かってもらうことにして、身軽になって三度目の美観地区へ。もちろん目的は大原美術館。

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■大原美術館■

ここは私立美術館であるが、相当に規模は大きく下手な地方美術館を上回る。有名なモネの「睡蓮」もここにあるし、フランスのジヴェルニーにあるモネのアトリエにあった庭の睡蓮から株分けされたものがある「モネの睡蓮の池」もある。

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美術館へ行って思うのは、自分自身の関心は人物画にはあまりないということ。関心ははっきりと風景画のほうにあり、それも自然の風景というより町の風景画が好きである。ここのい展示でいえば、ユトリロの「パリ郊外―サン・ドニ」とかコッテの「セゴヴィアの夕景」などが好きだ。特に後者は真っ赤な夕日に染まった町並みが印象的であり非常に気に入ったので、ミニ複製画でも買おうかと思ったが、この画はミュージアムショップにも無かった。

■美観地区■

大原美術館に二時間ほど居て、再び美観地区を散策。今日は青空が広がっているので倉敷川沿いの風景を愛用のGR DIGITALで撮りたいのである。結構撮りまくって満足し、そのあと美観地区周辺を歩き回る。このあたりは道がまっすぐではないので歩き続けると思わぬ方向へ行ってしまう。途中道を間違えそうになりながら、ぐるりとまわってアイビースクェアのほうへ戻ってきた。

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■倉敷市自然博物館■

観光案内所で一休み。時計は12時前。お昼にはちょっと早いかも。というわけで、旅先で欠かせない地元博物館がすぐそばにあることがわかって、倉敷市自然史博物館へ。中央通をはさんで大原美術館の反対側に位置する。

入場料150円(公立だから安い)を支払って仲へ入るとだれもいない。マジで客は自分ひとりだけ。入口のマンモス二頭をカメラに収めて二階へ。小さな博物館で特に目を引くものもない。

なかで目をひいたのはナナフシモドキのオスの展示。ナナフシモドキというのはもちろん通常の昆虫のように交尾で繁殖することも可能だが、単性生殖でメスだけでも繁殖するから、これまで日本では数例しかオスが確認されていないという。その数例のうちの一例、西日本では唯一の例がここにある。この標本が見られただけでも150円の価値があるというものだ。

■またしてもうどん■

さすがに腹が減ってきたので、荷物を受け取りにホテルに戻る。荷物を下げて駅へ向かう。途中の橘香堂本店で「むらすずめ」の10個入りを家族の土産に買う。お昼は、初日にも食べたぶっかけ亭本舗ふるいちと決めた。ただし、初日の仲店とは違ってチボリ公園の前の大きく広いほうの店、チボリ店である。

ここでぶっかけうどんとミニ天丼のセットを頼んで610円。いや、安いけど結構いける。倉敷で何を食べようか迷ったり、安くでも美味しく済ませたいならここがオススメ。

食べ終えてPocket PCを取り出ししばしメール処理。

■駅付近■

食事を終えて出たのが14時ごろ。空港へのバスはフライトの一時間前に着くような時刻設定になっており、自分が乗るべきなのは15時半のバス。

一時間ちょっとってのも中途半端だしコーヒーが飲みたくなったので、駅ビルのコーヒーショップ「cafe RUSH」で「本日のコーヒー(210円)」をいただく。そういえば、倉敷の街中ではスターバックスとかみかけなかったなぁ。駅ビルには他にマクドナルトと喫茶店があり、駅ビル地下にはいくつかの飲食店があるようだ。

ここでPocket PCで自分のプライベートメールの処理を続行。ちょっと急いで返事をしたほうが良い件があったので、Pocket PCで書くが、いやポータブルのBluetoosh接続のStaywayキーボードを持ってくるんだったわ。タッチパネルでメールを書くのはちょっと骨が折れる。

■からくり時計■

15時前にcafe RUSHを出て北口へ。北口のアンデルセン広場には時計塔があるのだが、実はこれがからくり時計になっている。ちょうど演奏時間だ。あとから調べたら演奏時間は、平日は9時、10時、12時、15時、17時、19時、21時で、土日祝日は9時から15時の毎正時刻と17時、19時、21時。今日は平日なので幸運にも15時の演奏にめぐり合えたわけだ。途中からだが、Caplio R3を最大望遠にして取り出して動画に収める。

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演奏も終わったのであとは下へ降りてバスを待つだけだ。

■帰路■

予定通り15時半のバスに乗り岡山空港へ着いたのは16時10分。帰りはクラスJで今朝ほど携帯電話からWebチェックインを済ませておいた。席は最前列の右窓側。短時間だがやはりクラスJのほうが楽。なんせ国内線のシートピッチ狭いこと狭いこと。足を組むことなんぞ不可能なのだが、クラスJで最前列なので前方は余裕綽々のはず。

空港売店でままかりなどを土産に買い求めセキュリティチェックを経て中に入る。フライトは定刻どおりで、飛び立ってしばらくすると日がくれて、神戸・大阪の街明かりが大変美しい。関西圏を抜けるとあとは地上のあかりもめっきり少なくなる。

さて、倉敷・尾道二泊三日の一人旅は終わった。

おじさん倉敷・尾道一人旅(2)

■倉敷の朝■

昨夜は、一人で特にすることも無く22時半にはベッドに入った。目覚ましは7時にかけておいたが、その少し前に目が覚めた。携帯電話で見たYahoo!の倉敷局地予報では雨の予報だったが、今朝再度見ると雨マークは消えて曇りになっていた。予定では今日は尾道まで足を伸ばすことにしているので好都合だ。

■倉敷国際ホテル■

昨日のチェックインでの案内のとおり、ホテル日航倉敷の中では食事をとれないので、倉敷国際ホテルへの案内となった。エレベーターでロビーに降りると係員が名前を覚えていて、「ご朝食ですか?」と声をかけてくれる。案内のままホテル正面に待機している黒塗りのタクシーに乗って、倉敷国際ホテルへ。

ちなみに、ホテル日航倉敷と倉敷国際ホテルの間は交差点を経て徒歩でも2~3分程度、距離にして350mほどで歩いても全然問題ないのであるが、せっかくなのでタクシーの乗客になる。運転手の話によれば、倉敷で観光にくる人には倉敷に宿泊する人は多くないという。特にパックツアーだと昼間にダ~っとおしよせて夕方前にバスで他に行ってしまうそうで、それもなんだかなぁって感じ。いかにも日本人ツアーらしい慌しさ。

倉敷国際ホテルの正面玄関にタクシーが到着し、そこにはホテル日航倉敷の係員が待ち構えていて、朝食クーポンを渡すとそのまま倉敷国際ホテル内のレストラン「ウィステリア」へ案内してくれて、倉敷国際ホテルのレストラン係員に引き継いでくれる。そういう意味で、タクシーに乗せていただいたのは正解である。

バフェメニューは日本のホテルらしく和洋両方用意されている。周囲を見ると軽装で来ているのはここの宿泊客で、コートなどを着てきているのはおそらくホテル日航倉敷の客であろうか。全体的に年配の夫婦客が多いように思えた。

帰りもタクシーに乗っても良いが、朝のすがすがしい空気を味わいたいので歩いて戻る。冷たい空気が肌を刺すことで12月もすぐそこまで来ているのだと実感する。一旦部屋へ戻って出かける支度をしなくては。

■尾道へ■

支度を終えて、倉敷駅へ向かう。倉敷から尾道まではJRで1,110円(片道)である。改札は関東圏では見られなくなった有人改札である。改札係員の笑顔がとてもすがすがしくてとても心地よかった。大量の人間を間違いなくさばくにはやはり自動改札しかないとは思うのだが、こういう人同士の触れ合いというのを都会の人間はすでに忘れてしまっていて、機械との付き合い方だけがうまくなってしまったのではないかと思った瞬間だ。

9時10分発の寺崎行きに乗る。車内は東京的基準ではかなりすいている。反対側の岡山行きはそれなりに乗っているようだ。岡山までは17分ほど320円なので、通勤・通学はもとよりちょっとした買い物などは岡山市に出るのであろう。

車内から景色を楽しむこと一時間後の10時9分に電車は尾道駅に到着。

■尾道ロケ地巡り■

まずは、駅正面右手にある丸い建物「しまなみ交流館」へ行く。というのも一階が観光案内所だからだ。そこでパンフレットやマップを貰って、椅子に座ってしばしコースの検討。

その結果、訪れてみたかった大林宣彦の尾道青春映画のロケ場所と古寺めぐりのコースがかなり一致していることがわかったため、山陽本線を超えて山側の石畳と石段のところを歩くことにした。

映画「ふたり」で通学路になっていた電柱のある細い坂道をめざす。土堂小学校の左手のあたりのはずなのだが、いまいちよくわからない。こちらの記憶があいまいになっているというのもあるのだけれど…。ただ、猫の居る石段のごとく、猫はほんとうにあちこちの石段に居る。このあともあちらこちらの石段で猫を見かけることになるが、ほんとうに猫の居る石段は多い。また、この石畳と石段には猫が良く似合うといっても過言ではない。

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そこから小学校の裏を抜けて持光寺へ行く。そこからまた石畳を歩いて、今度は山陽本線をまたぐ陸橋である。ここは「転校生」や「ふたり」で出てくる印象的な陸橋で、また見落としようがない場所である。なるほど映画の通りだと思うが、この国道2号線側のスロープは結構急で自転車に乗ったまま登るにはかなりのパワーが必要だろう。

陸橋を確認したあと、また山側に戻って光明寺、宝土寺経由で千光寺新道を下って国道2号線に戻りしばらく国道沿いを歩いて、今度は「転校生」に出てきた踏切へと行く。ここいらの歩行者用踏み切りは国道側が石段になっていたりして、電車が通り過ぎるのを待つ場所には歩道に立って電車が通り過ぎるのを見上げる格好になりそうだ。

さらに国道2号線沿いを千光寺ロープウェイ入口のあるところまで行き、ロープウェイの乗り場のほうへ折れる。ここで民神社の境内へ。ここは「時をかける少女」と「ふたり」でロケに使われた。「時をかえる少女」のほうでは、タイムスリップ中の主人公が幼いころの自分を見た場所だ。

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それにしても尾道の山側(山陽本線より山側)は狭い道と石段と石畳が多いところで、宅配便ドライバーと郵便局配達員泣かせのところだと思う。実際問題、家具とか買ったらどうやっては運ぶのだろというところが非常に多いし、緊急自動車も入りようがないところばかりで困ることも多かろうとは思うが、一方でこのあたりを歩くと不思議と心が落ち着く。ただ、なれないので足が痛くなってくるのも事実だ。このあたりに住んでいる方はかなり足腰が丈夫になっているに違いないと思う。

ロケめぐりの最後は、「転校生」で一夫と一美が抱き合ってころがりおちお互いに入れ替わってしまうキーとなる御袖神社の石段である。ここは千光地ロープウェイから歩いて数分のところである。ここもまた途中に猫が居て、こちらのほうは人を見つけると擦り寄ってくる。

これらの場所を記憶とデジカメに焼き付けてロケ地巡りは一旦終了。

■千光寺■

さて、いよいよロープウェイ。千光寺公園山頂まで行くが千光寺はその途中にある。往復をロープウェイに乗っては千光寺へは行けないから、往路だけの片道280円の切符を買う。ロープウェイは満員御礼。

山頂展望台(無料)へ上がると尾道の様子が良くわかる。また「男たちの大和」の実物大ロケセットが作られたの日立造船向島西工場跡地らしきところも望むことができる。

時計を見ると12時15分で、山頂展望台近くの売店で瀬戸内みかんとバニラのミックスソフトクリームを250円で買い求める。オレンジと違って本当にみかんの風味がしてなかなか美味です。これはオレンジ単独のほうが良かったかもしれない。で、ここにも猫が居たりして、やはり尾道には猫が多い。

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休憩の後、ここから文学の小道とたどって国道のほうへ戻ってゆく。途中千光寺に立ち寄って見学。恐ろしく巨大な岩が山の中腹にどすんと腰をすえていて、その先端が千光寺の境内に飛び出ている。この境内もやはり石段やらでこぼこの細い道だらけである。

歩いて降りのも急な坂が多くてだんだん足がガクガクしてくる。いやはや足腰の鍛錬にはいいところかもしれない。

■おのみち映画資料館■

尾道の映画というと私の場合はどうも大林宣彦監督のイメージしかないのだが、最近は「男たちの大和」の実物大セットのほうで有名になってしまった。生憎セットはこの3月末で解体されたのだが、呉の大和ミュージアム内の1/10スケールの戦艦大和のモデルとのペアで観光客を引き寄せていた。

おのみち映画資料館の二階は「男たちの大和」関連の展示で、ミニシアターはその撮影風景を上映していた。期待していた大林宣彦監督作品関連の資料はあまりなくてかなり昔の作品関連が多かった。

■尾道ラーメン■

丁度歩き回るのを終えて、おのみち映画資料館とおのみち歴史博物館(こちらは実に小さくてたいしたことなかった)の見学を終えると雨がぱらついてきたので、尾道通りのアーケードに入って駅まで向かうことにした。途中よさそうなところがあれば食事をするつもりだったが、結局いいところはなくて駅まで来てしまった。

さすがに14時近くになると腹が減ってきたので、昼に尾道ラーメンを食べることにした。選らんだのは、「元祖尾道ラーメンたに」で駅を出てすぐ左手のショッピングビルの2Fにある店。頼んだはごくベーシックな「尾道ラーメン」(500円)。東京でいうと中華そば風の感じだがしっかりとコクがあって大変旨い。まずはこのストレートな尾道ラーメン、ファーストチョイスとして大正解であった。

■倉敷へ戻る■

お腹も一杯になったので、14時4分発の岡山行きに乗った。倉敷についたのは15時45分。まだ夕暮れにはちょっと時間がある。駅前から南に伸びる倉敷中央通りにある珈琲館で、チョコレートケーキとブレンドコーヒーのセット680円を注文し旅のメモをとりながらしばし休憩。大分休んで外を見ると日が落ちている。珈琲館を出て美観地区へ戻る。

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昨日は夕暮れの美観地区だったが、今日は既に日がどっぷりと暮れている。昼の美観地区、夕暮れの美観地区もいいが、夜の暗闇の中にわずかな照明で浮かび上がっているなまこ壁の連なる倉敷川沿いは独特の風情をかもしだしている。

昼の倉敷美観地区を見たなら是非夜の美観地区を見ることをオススメしたい。同じ場所なのに雰囲気ががらりと変わる。ときに時代劇のセットに迷い込んだのかと錯覚すらする風景であるが、非常に味わいのあるところだ。ほとんど車も通らないから安心して歩けるのも良い。

■夕食はお好み焼き■

お昼には倉敷ラーメンを食べたから夜は広島お好み焼きと思っていた。ガイドブックにはのっていないが、偶然見つけたのが倉敷川美観地区の南側にあるTAKUというお店。後から知ったのだが、ここのマスターは版画家でもあるそうだ。

オススメという「TAKUスペシャル(イカ、ホタテ、豚肉、海老入り)980円」を頂く。ボリュームたっぷりで普通の男性でも十分お腹が膨れるだけのものがある。そばとうどんがえらべるが、もちろんそばのほうで注文。いや、広島お好み焼き大好きなのである。

お腹も膨れて、また美観地区を倉敷川沿いにホテル日航倉敷のほうへ戻る。途中でデザートのヨーグルトと野菜生活100を買って部屋へ。またしても係員が名前を覚えていて、キーをとってきてくれる。いや、上出来のホテルだ。

石畳と石段を歩きつかれたので大きなバスでゆっくり温まって22時にはベッドに入った。

(続く)

おじさん倉敷・尾道一人旅(1)

国内一人旅といえば、昨年夏に広島へ行っている。瀬戸内は結構好きな場所なので、今年の国内一人旅は岡山県倉敷市・広島県尾道市に行ってみることにした。

私は大林宣彦監督の尾道を舞台にした作品のいくつかが大好きであり、一度その舞台となった地を訪れて見たかったのである。「転校生」、「ふたり」、「さびしんぼう」、「時をかける少女」などは幾度も見ているので、いくつかの場面は頭に焼き付いているくらいだ。

■旅の手配■

東京から岡山というと普通は新幹線のほうを使うほうが手軽であるが、今回はJALのマイレージバンク(JMB)会員用のツアーを使うことにした。新幹線利用のツアーというのはあまり多くないしあっても宿の選択肢が非常に限られている。

今回は往復のフライト(往路は機材にクラスJがないので普通席、復路はクラスJ利用)と、ホテル日航倉敷という各部屋40平米以上で大理石張りのシャワーブース付きバスルームといった倉敷でもトップクラスの高級ホテルに朝食つきで二泊して五万円をちょっと出るくらいだ。

■羽田出発■

前日の夜にインターネットでWebチェックインをして座席を前方左側にしておいた。利用したのは羽田空港午前9時5分出発のJL1683便である。自宅を出たのは6時半ごろで羽田の出発フロアに着いたのは8時丁度ぐらい。自動チェックイン機でチェックインしてボーディングパスを受け取る。特にすることもないので、セキュリティチェックを抜けて待合のほうへ行き、フードコートでカプチーノを飲む。

8時50分搭乗開始。定刻にボーディングブリッジから離れるが、誘導路の途中で停止。なんでも前の飛行機が滑走路上で鳥にぶつかったとかで、滑走路上のゴミ(鳥の残骸?)の点検をしているそうでその間プチ滑走路閉鎖。結局10分ほどとまって離陸。

いつも思うのであるが、国内線の一時間とか二時間のフライトで飲み物の機内サービスとか必要だろうか。海外を見ると、三時間とかのフライトでもパック入りジュースを無条件に配り歩くだけのところだって結構多いわけで、新幹線では有料サービスであることを考えたら必ずしもこうした乗客サービスは必要ではないと思う。

途中左手で富士山をかなり間近で見ることができた。新幹線や空路で遠くから見たことは幾度もあるけれど、富士山観光フライト(そういうものがあるのか?)さながらに近くで見ることができた。

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■岡山空港到着■

岡山に着いたのは10時35分。岡山空港は初めてであるが典型的な地方空港。成田や羽田を見慣れた目には新鮮だったりするが、バス停へのアクセスが非常に短くてかえって便利でよろしい。ここからフライトに連絡している空港バスに乗って倉敷駅北口へ向かう。フライトにあわせているのでバスが出たのは定刻遅れの10時48分で料金は1,000円の所要時間は約35分と広島の半分ほど。

■倉敷到着■

途中山陽自動車道を通り倉敷駅北口についたのが11時25分ほど。降りると目の前にチボリ公園が見える。駅の自由通路を抜けて中央通りを倉敷美観地区方面に南へ歩いてホテル日航倉敷へと向かう。

ホテル日航倉敷は倉敷駅から歩いて8~10分程度という近くもなし、遠くもなしという距離であるが、何より美観地区入口まですぐというのが大きなメリットである。建物は小ぶりなものでありロビーも大半がエレベータシャフトに占拠されていて狭いが内装は豪華になっている。

フロントで名前を告げると、係員がいきなり詫びを入れてくる。JMBのツアーなので予約がはいっていないはずはないと思っていると、何でも食中毒が出たそうで22~26日まですべてのレストランと宴会場が営業停止なのだそうで、近くの倉敷国際観光ホテル(ここも美観地区に非常に近いナイスなホテルだ)の朝食にタクシーのピストン輸送で案内するという。

チェックインは14時半からということなので(このあたり日本のホテルは融通がきかないところが多く海外だと部屋が空いていれば朝でも入れてくれるところが多い)、荷物を預けて食事をかねて外へ出る。

■美観地区■

ホテルを出て美観地区入口まで徒歩2~3分。天気は雨は降りそうも無いが雲が一面を覆っていて写真を撮るにはあまり好ましくない天気。まずは定番の美観地区の倉敷側沿いを歩く。

入ると右手に土産物屋が立ち並ぶがそれらの建物もなまこ壁の雰囲気を壊さない同様の作りになっていて、全体で風情をかもし出している。左手のほうにはここだけ紅葉がすでに真っ赤に色づいていて大変美しい。

少し行くと右手に有名な大原美術館が見えてくる。この建物も大変美しい。ちなみに、ここの敷地は大変広くて、建物内の展示は有料だが敷地内を歩いたり美しい庭園を見たりするのは無料なので、美術に興味がなくても行く価値は十二分にある。

途中で倉敷川沿いを離れて路地に入り倉敷アイビースクェアのほうに向かう。ここは倉敷紡績(クラボウ)発祥の地だそうで、レンガ造りに一面に絡まった蔦が大変良い雰囲気となっている。現在はオルゴールや紡績の博物館があったり、ホテルがあったりするのだが、この中も歩いてみるだけでも結構楽しめるところ。

■昼食■

さすがにお腹がすいたので、アイビースクェアを出て右に折れて進む。途中に「かな泉」というこれまた旧家風の手打ちうどんのお店があったので、こちらへ入る。店頭のメニューサンプルを見ると、一般にはこういうところはかなり高い観光地料金のはずなのだが、ここは東京観光基準ではかなりリーズナブル。

ままかり定食という、暖かいうどん、ままかり寿司(三個)、フルーツポンチがついて税込み787円と下手な東京のうどん単品より安い。うどんの腰は手打ちとしてはやや寝かせが少なくて腰が弱めだが、汁はさすがにうどんの地に近いこともあって旨い。関東ではこの汁は味わえないのである。

さて、食事を済ませてかな泉を出たのが12時50分ごろ。そのまま本町どおりを進んでえびすどおり商店街のアーケードへ。

■えびす通り■

駅近くまでアーケードが続くので雨の日に駅から美観地区まで行くにはこのえびす通りのアーケードを通るとよろしい。アーケードというと結構人でにぎわっている感じがあるが、ここは実に閑散としている。これで商売大丈夫ですか?というくらいに閑散としている。

こちらが東京や近郊の人の多さに慣れすぎているとはいえ、それにしても人が少ない。昼間だから少ないのか平日だから少ないのか…。実はこの日を含め三日間昼間、夕方、夜となんどかここを通ったがいつ通っても閑散としていた。まあ、こういうものなのでしょうか。

駅のほうに戻ってきて駅ビルを見てみようと思ったが、東ビルのほうは閉鎖されている。とりこわしといわけではなく単にテナントが無くなって閉鎖されているだけ。天満屋の出店を希望しているらしいが…。西ビルのほうも店は特になく上にホテルがあるだけ。駅ビルそものものが、近辺では一番大きなショッピングビルなのだが、駅ビルというわりには土産物屋がほとんど無い。

■ホテルチェックイン■

時計を見ると15時半に近かったので宿へ戻って部屋に入ることにした。驚いたのはフロントへ向かおうとすると係員がすでに顔と名前を覚えていて、部屋のキーを取ってきてくれた。七階の端の部屋へ案内される。この部屋は配置の関係で隣に客室がなくさらに角部屋であり、いってみればコーナーデラックス(笑)。

いや、結構豪華な部屋です。ホテル日航倉敷のホームページの客室案内のところにあるダブルルームの写真そのもので、あの写真は決して誇張ではないことが判明。

バスルームは床と壁が大理石張りで洗面台はとても大きい。バスタブにはシャワーカーテンがなく隣り合ったシャワーブースで体を洗うことになるが、シャワーブースは上方と側面からのマッサージシャワー付き。アメニティはダブルルームなので2セットあり、シャンプー、コンディショナー、石鹸はサルバトーレ・フェラガモのもの!これは使った分以外は素直に頂いて帰りましょう(笑)。

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美観地区入口の交差点でホテル方向へ入る道のところにファミリーマートがあるので、途中でお茶とおやつをかってきたので、まずは一休み。

■夕暮れの美観地区■

時計は17時前で、ぼちぼち暮始めるころだ。暮かかってほんのり暗くなってきた美観地区は実に風情がある。昼間大勢歩いていた観光客も少なくなって、両側のお店のほんのりとしたあかりがまるで江戸時代にタイムスリップしたような錯覚を覚える。どうせ倉敷に行くなら最低でも一泊して昼と夕と夜の美観地区を味わうべきだと感じた。

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■チボリ公園■

幸いにも雨は降らないようなので、これからチボリ公園へ向かうことにした。ガイドブックによればイブニングチケット(入場券)は半額の1,000円なのである。一人なので特にアトラクションに乗る予定もないし、夜のイルミネーションが綺麗らしいのでそれを楽しもうというわけだ。

17時半頃、駅の自由通路を抜けて北口にゆきチボリ公園へ。すでにゲートもイルミネーションで綺麗に光っていてちょっと楽しみ。イブニングチケット1,000円を買って中へ入る。見ると当然のことながら、若いカップルがほとんどなのであるが、中には男性や女性の一人客もいたり、子連れも居たりして微妙に安心。

中のイルミネーションは予想どおり綺麗である。三脚をもってくるんだったとプチ後悔。まわりにはデジカメ持参者が少なからず居るが、皆さん既定の設定のままでフラッシュを光らせてうまく写らずにがっかりしている様子。そうなんだよね、人間の眼と脳は非常に高度な情報処理を施しているので、暗い中での背景のイルミネーションと人の顔を同時に瞬時にクリアに見ることができるが、カメラはそうじゃないのである。

さて、三脚の無いときにどうするか。今回の旅行では28-200mm相当ズームのRICOH Capio R3と28mm短焦点で高性能レンズのRICOH GR DIGITALを持参しているが、ほとんどGR DIGITALばかりを使っている。

このチボリ公園のイルミネーションを撮るにはどうするか。まず手だけの保持では駄目なので、照明のポールや木やベンチを探してそれらにカメラを押し付けててぶれを防ぐ。また、手ぶれとなる原因の一つがシャッターを押すときの指の動きにあるので、2秒のセルフタイマーを使って、数秒間息を止める。すなわち、カメラを木やポールに押し付けて両手で固定し、2秒のセルフタイマーを使ってシャッターを押した後は息を止めてカメラを固定する。これで1/2秒くらいまではかなり耐えられる画が取れる。ピクセル等倍まで拡大するとアラが見えてくるが、縮小のWeb画像とか賀状プリント素材程度であれば十二分な品質で取れるのでお試しあれ。

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写真をとりながら、夕食目当ての園内の「ウォーターミル」へ。ここでガイドブックにあったスマイルオムレツとセットで200円のホットティーをたのむ。なんせ、さすがに寒くなってきたので暖かい飲み物が欲しくなった。

オムレツは頼んですぐに出てくるが、これが事前調理がかなりしてあるだろうわりには、かなりとろとろで良い感じで出てくる。ケチャップでスマイルの画と文字が書かれていて楽しい。だが、しかし、量が少ない、量が!これはあとでうどんでも食べないと朝までもたないと確信。味のほうですが結構良かったです、はい。

チボリ公園の中で土産物など見てみるがたいしたものはなくて、結局出口付近の店でデンマークの衛兵のストラップとフリッジマグを買い、19時15分、チボリ公園を後にして駅のえびす通りアーケード入口にある「ぶっかけ亭本舗ふるいち」の仲店に入り、ぶっかけうどん410円を注文。ぶっかけうどんというのは、暖かいうどんにちょっと濃い目の汁をかけたもので、讃岐うどんでは有名な食べ方のようであります。ここのぶっかけは、標準ではトッピングに青ねぎ、しょうが、天かす、うずら卵(生)が乗っていて、これらをぐちゃぐちゃと混ぜてから頂くのである。食べてみると、麺はもう少し腰が欲しいがそれでも結構うまい。これが410円ならばかなり安い。東京は池袋西武のかるかやとならんでオススメ(笑)の店であります。

本日二度目のうどん、二度目の夕食(笑)を食してさすがにおなかが一杯になってホテルへ向かう。

■ホテルへ■

ホテルの部屋に戻ったのは20時前。今日の写真をCreative Vision:M 60GBとポータブルHDDの二箇所にコピーをとり、明日のためにバッテリーの充電やメモリのイニシャライズをして、豪華なお風呂でちょっとセレブな気分になってキングサイズベッドでおやすみなさい。

(続く)

小江戸・川越

先週の土曜日のことですが、糞暑い中を「小江戸・川越」に行ってきました。都内から川越へ行くには、JR、東武東上線、西武新宿線のいずれかがありますが、私は今回西武線を利用しました。西武線ですと「小江戸・川越フリークーポン」というのがありまして、発駅からの西武線往復がニ割引+小江戸巡回バス乗り放題です。東武線にも「小江戸川越クーポン」というのがあって、同じく往復ニ割引と東武バス「小江戸名所めぐりバス」と東武バスの指定区間が乗り降り自由になります。

この日は九州は台風で大荒れでしたが、関東地方はかなり良い天気で気温もうなぎ上りの状態で、しばらく歩いて立ち止まると汗が吹き出てきました。久しぶりにOLYMPUS E-1をお供に、サーモスの真空断熱ケータイマグ JMX-500に冷たい烏龍茶と氷を入れて、メモのために測量野帳をもっていざ出発。

「小江戸名所めぐりバス」を使うと旨く名所を回れます。バスのドライバーがガイドしてくれるのですが、中院・喜多院・仙波東照宮のブロックが最初です。次は川越城本丸御殿・川越市立博物館・川越市立美術館のブロック、そして蔵の街・蔵造り資料館・時の鐘・菓子屋横丁といった昔のいい雰囲気を残したブロックです。これらを回ると丁度いい具合に一日かかって、都心に戻るころには夕飯時分になります。

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小江戸巡回バスは写真のような小型のレトロバスですが、一台だけバリアフリーの近代的な車両があります。このバス、サイズが非常に小さいため定員も少ないのが難点です。そのため、川越城本丸御殿・川越市立博物館・川越市立美術館では博物館前から乗るのではなくすぐ手前の本丸御殿から乗車、蔵の街・菓子屋横丁では菓子屋横丁の手前の蔵の街から乗るのがコツのようです。


こちらは川越城本丸御殿です。川越城は天守閣の無い平城(ひらじょう)なので、城というより非常に大きなお屋敷といった感じです。そとは非常に暑いのですが城の中は涼しいです。天井が高く風通しが非常に良い昔ながらの作りです。ただし、冬はめちゃくちゃ寒かったでしょうねぇ。

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城内の一角に早くも色づいた葉を見つけました。早くも秋の予感?本丸と博物館は目と鼻の先です。本丸・博物館・蔵造り資料館の三箇所入場できて料金はたったの300円。一箇所だけなら100円という安さです。しばし、江戸の昔に思いをはせましょう。

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蔵の街では川越名物?時の鐘を見て、ゆっくり散策と思いましたが、丁度二時過ぎで一番暑いとき。観光客も日陰を選んで歩いております。さすがに腹が減ったので、菓子屋横丁へ行く途中にある「うなっ子」でよく冷えたエビスビール(グラス)を一杯。いや、うまい!そして食事には16時までのうな丼(850円)でしばし休憩。蔵の街で見つけた風鈴屋さん(いや、別に風鈴だけを売っているわけじゃなくて鉄瓶とかそういったものを扱っていました)の店頭の風鈴が涼しそうな音を立てていました。通りがかりの外国人観光客も「いい音だねぇ」としばし聞きほれていました。

菓子屋横丁をふらふらして、また蔵の街まで戻りバスにのります。川越の駅についたら16時前でした。丁度よい感じですね。

いやぁしかし暑かったです。今度は涼しくなり秋の声が聞こえるようになったころに、今度はもう少し歩くところを増やしてゆっくりいきましょうかね。

父娘広島二人旅

また、広島へ行きたいなぁってことで、結局来月行くことにしました。妻は、広島には興味が無いということもあって、当初は「おじさん広島一人旅」の予定でした。

しかし、ここで大学も決まってのんびりしている娘が「私も行く!」と言い出しまして、結局、我が家始まって以来の「父娘広島二人旅」となりました。

はて、さて、どうなりますことやら。

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Author:aichanworld

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